食品摂取によるヒト血中マイクロRNAの発現変動及びその機能性に関する研究 生物資源環境科学府 生命機能科学専攻 現在、肥満や高血圧などの生活習慣病の蔓延から世界規模で健康志向が高まっている。そのため食品の志向性も健康に重きを置いたものへと変化しており、近年では数多くの機能性食品が開発されている。そこで食品の生体調節作用に関する研究報告も年々増加傾向にあり、その作用機序に関しても明らかになりつつある。中でも近年、食品の生体調節作用を媒介する機能性因子としてマイクロRNA (miRNA, miR) に注目が集ま [...]
歯特異的因子AmeloDとOdamの相互作用を基盤とした歯の発生の分子機序解析 歯学府 歯学専攻 歯は上皮組織と間葉組織の相互作用により形成される組織であり、上皮から分化するエナメル質を形成するエナメル芽細胞は、歯特異的なマトリックスタンパク質分泌を始めエナメル質石灰化に必須であるが、その分化調節に係る分子機構は不明な部分が多い。本研究では、我々の研究グループが世界に先駆け同定した歯特異的転写因子AmeloDと、新たに蛋白—蛋白相互作用の解析からAmeloDとの結合が示唆されたタンパク質Oda [...]
オキサリプラチン誘発末梢神経障害に対するオメプラゾールの抑制効果の検証と臨床応用へ向けた研究 薬学府 臨床薬学専攻 大腸がん治療等で使用される抗がん薬オキサリプラチンは冷刺激・痛覚過敏という特徴的な末梢神経障害を誘発するが、エビデンスの確立した予防薬は明らかとなっていない。 現在までにオキサリプラチン誘発末梢神経障害に対するオメプラゾールの予防効果を、「動物を使った基礎実験」と「大規模有害事象データベース」を組み合わせたアプローチによって明らかにした。 今後は、その予防メカニズムの詳細を解明するとともに、ret [...]
植物由来成分の脳機能調節作用に関する研究 生物資源環境科学府 生命機能科学専攻 アルツハイマー型認知症やパーキンソン病をはじめとする神経変性疾患は記憶や思考、理解、言語等の脳機能の障害や運動機能の低下を特徴とする神経変性疾患である。これらの疾患における神経変性は症状が発症する何十年も前から徐々に進行していること、不可逆的に進行し回復不可能であることから、根治治療薬の開発は困難を極めている。一方、疫学研究などからこれらの疾患は食習慣と密接にかかわることが示唆されており、日常的に [...]
Automated T-staging system for lung cancer based on AJCC TNM staging 8th edition using deep learning 医学系学府 保健学専攻 The American Joint Committee on Cancer (AJCC) TNM staging 8th edition, the guideline used to assess the progression stage of tumor, was published in 2017. Since the information of solid components in [...]
ヒト歯髄細胞由来マイクロベジクル含有PKRを標的とした歯髄鎮静薬および歯内・歯周病変モデルの作成に向けて 歯学府 歯学専攻 虫歯やその他ストレスを受けた歯の神経の急激な炎症反応の本態が細胞内のストレス顆粒に含まれる活性化protein kinase R(PKR)であることを解明した先行研究をもとに、PKRを標的とした新規の歯髄鎮静薬(歯の神経の炎症を抑える薬)の開発を目指した。 また、歯内歯周病変と呼ばれる、虫歯に起因する根の先の歯周炎および歯周ポケットに起因する歯周炎が合併した病変は動物実験において実験モデルが確立し [...]
p130 cas の機能解析 歯学府 歯学専攻 p130 Crk-associated substrate (Cas) はストレスファイバー(非筋細胞で観察される10〜30本のアクチン線維とミオシンからなる線維束)端と細胞外基質の接着部位である接着斑(focal adhesion)に局在する細胞内タンパク質である。Cas タンパク質ファミリーに属し、アダプタータンパク質として機能することで知られている。近年ではFocal adhesionが環境 [...]
着床前・出生前診断の結果に基づいた子どもの選択に関する倫理学的分析 人文科学府 人文基礎専攻 医療技術の進歩は、私たちの健康に大きな恩恵をもたらしてきた。例えば、着床前・出生前検査技術の進歩により、生まれる子どもに障害があるかどうか早期に診断可能となった。これにより、障害のある胚の廃棄や、障害のある胎児の人工妊娠中絶によって、障害のある子どもを産まないという選択肢が生まれた。しかし、こうした選択が倫理的に許容されるかどうかについては賛否両論あり、これまで多くの議論がなされてきた。本研究では [...]