Activin A を用いた新規直接覆髄材の開発 歯学府 歯学専攻 近年、歯髄保存治療の重要性が高まり、歯髄の生理機能を温存するための材料開発が求められている。中でも、生活歯に対して行われる直接覆髄法は、適切な材料を用いることで歯髄の生存と再生を促す可能性を持つ。本研究では、組織の修復に関与するタンパク質であるActivin Aに着目し、これを有効成分として含む新規覆髄材の開発を目的とする。 まず、Activin Aの生体適合性およびヒト歯髄幹細胞に対する分化誘導 [...]
時空間制御を可能にする細胞画像生成フレームワークの構築 システム情報科学府 情報理工学専攻 タイムラプス細胞画像を機械学習で活用するには,大量のアノテーションが必要でありこれが研究進展の妨げとなっている.本研究では,細胞の位置や時間変化を制御して細胞画像を生成する手法を確立する.生成時の条件をアノテーションとして利用することでコストなしで学習データを用意できる.学習データに含まれないデータの生成にも挑戦し,実用面と情報学的意義の両面で貢献を目指す.
Decorinを用いた新規覆髄材の開発 歯学府 歯学専攻 歯髄保存は歯の長期保存に重要であるが、現在の直接覆髄材には課題がある。本研究では、抗炎症作用を有するデコリンを用いた新規直接覆髄材の開発を目的とし、その有用性を検討する。
炭酸アパタイト製骨補填材の有効性を支える間葉系幹細胞の役割について 歯学府 歯学専攻 抜歯後には著しい顎骨の吸収がみられるため、インプラント治療など欠損補綴の前に骨造成を必要とする症例は多い。近年になって骨の無機成分である炭酸アパタイト(CO3Ap)による骨補填材が開発され、販売されている。臨床の現場ではCO3Apを用いることで、早期の骨形成と骨量のコントロールができており、その有効性が示されている(Ishikawa 2018, Zhang 2021)。一方で、どのような機序でどの [...]
⾜底腱膜の荷重応答に基づく⾜部不調のメカニズム解明と⾜部状態評価枠組みの構築 芸術工学府 芸術工学専攻 足底腱膜とは、立位や歩行といった荷重下で足部縦アーチを支える主要組織であり、荷重ストレスの蓄積は足部疲労や疼痛、足底腱膜炎などの不調につながる。本研究では、独自に開発した水槽型超音波撮影法を用いて、従来困難であった荷重下の足底腱膜形態を可視化する。さらに、疲労・加齢・足部不調に伴う荷重応答の違いを明らかにし、足部状態評価の枠組みを構築する。
障害者芸術に潜む倫理的葛藤:現場実践への質的調査を通じた実証的研究 芸術工学府 芸術工学専攻 本研究の目的は、障害者福祉における芸術活動の中で生じる倫理的葛藤の問題に対し、その現状を明らかにし、新たな理論構築を行うことである。具体的には、障害者芸術の支援に向けた全国的な活動の広まりや文化政策の展開を踏まえ、複数の障害者福祉施設で質的調査を実施する。その上で、海外の知見を取り入れつつ、障害者芸術の支援を意図する現場や政策が倫理的葛藤への対応策を見出すための拠り所となる指針を提示する。
窒素系配位子含有(メタ)アクリレートポリマーに基づく新規固相触媒の開発 薬学府 臨床薬学専攻 固相触媒は回収・再利用が容易で、環境負荷低減とプロセス効率化に有効である。一方、従来の高分子型固相触媒は重合後修飾が主流であり、過剰試薬・多工程や官能基導入制御が課題であった。本研究では、亜鉛担持型固相触媒による選択的エステル交換で窒素系配位子含有(メタ)アクリレートモノマーを合成・重合し、側鎖構造を設計した新規高分子型固相触媒へ展開する。将来的には触媒反応や大スケール合成へ応用可能な、環境負荷の [...]
分子間カップリングを基盤とした代謝耐性型シアロ糖鎖の統一的合成法の確立と応用 薬学府 創薬科学専攻 本研究では、ケミカルバイオロジー研究を指向した代謝耐性型シアロ糖鎖アナログの新規合成法の開発を行う。従来、シアロ糖鎖は生物学的手法により機能解析が行われてきたが、分子レベルでの機能解析の実現にはケミカルバイオロジー法の確立が必須である。本法確立における課題の一つは、生体内酵素による糖鎖の分解にあることから、代謝を受ける結合部に修飾を施し、糖鎖本来の機能を摸倣しつつ代謝耐性を付与したアナログ群を創製 [...]