新たな分子設計概念を起点とするシアリダーゼ阻害剤の開発 薬学府 創薬科学専攻 新規シアリダーゼ阻害剤の創製を目的としている。当研究室では、シアル酸をわずかに改変させるだけで、既知阻害剤よりも遥かに強いシアリダーゼ阻害活性を示すことを見出した。このことから、本改変体を基盤として構造展開することで、新たなシアリダーゼ阻害剤を開発できると着想した。シアリダーゼは、がんの悪性化に関与することが示唆されている。したがって本研究で開発する阻害剤が、がん悪性化の機構解明や、抗がん剤のリー [...]
特異連続スペクトルを持つ離散シュレディンガー作用素のスペクトル解析 数理学府 数理学専攻 シュレディンガー作用素のスペクトルについて研究している。スペクトルの分類によって量子系の時間的な振る舞いが特徴づけられることが分かっており、点スペクトルは束縛状態、絶対連続スペクトルは散乱状態に該当する。グラフ上で定義された離散シュレディンガー作用素の特異連続スペクトルの特性を研究し、それらが量子力学的な振る舞いにどのように関係するのか、特異連続スペクトルがどのようなポテンシャルで生じるのか、グラ [...]
自閉症スペクトラム児に対する空間づくりに関する実践的研究 人間環境学府 空間システム専攻 我が国では自閉症スペクトラム症候群の児童数が年々増加傾向にあります。障害者差別解消法施行以降、発達障害に関する法整備が進む中、建築分野では発達障害に対する空間作りの配慮は、身体障害のバリアフリーと比べると未だ不明点が多く、今後対応していくべき課題です。 本研究では感覚過敏の特性に焦点をあて、特別支援学校等での参与観察、音・熱・照度等の環境データと児童の滞在時間の計測によるデータ収集、児童との小さな [...]
日本の二次医療圏レベルの効率性分析を通じた地域医療の資源分配政策 経済学府 経済システム専攻 日本ではCT・MRIの導入数がOECD諸国で突出して多い一方、一台あたりの検査件数は低く、非効率的運用が医療費や環境負荷の増大を招いている。本研究では、全国の二次医療圏を対象に、開設者別病院群のCT・MRIの運用効率性をメタフロンティアDEAで推計し、非効率性の要因を特定する。これにより、国・自治体レベルでの効率性改善策の提案を目指す。
ALK 陽性肺癌における未同定の薬剤耐性機構の解明と耐性克服法の探索 医学系学府 医学専攻 ALK 陽性肺癌は年間 12 万人が罹患する肺癌のうち約 5%程度を占め、喫煙歴のない若年者にも生じる。近年の分子標的治療薬の進歩により予後は劇的に改善したが、ほとんどの患者で薬剤耐性を獲得してしまうため治癒に至ることは稀である。耐性機序に関する研究は盛んに行われているが、未だメカニズム不明症例も多く存在する。本研究では、患者由来細胞株を用いた網羅的ゲノムワイドスクリーニング、および iPS 細胞 [...]
Study on biocontrol of pathogenic Enterococcus faecalis by phage and endolysin 生物資源環境科学府 生命機能科学専攻 Enterococcus faecalis, as the opportunistic pathogens, contains several virulence factors have been thought to contribute to infections especially in hospital. In this study, the novel lytic bacteriop [...]
天然植物及びその廃棄物の再利用:皮膚保護に係わる生物活性評価と有効成分の単離 生物資源環境科学府 環境農学専攻 森林資源は、木、植物、動物、菌類などを含んでいて、地球上で最も豊富な資源の宝庫である。森林産物は、環境に優しい天然物として健康産業の主流になり、ますます多くの人に求められている。 先行研究で確立された生物活性評価システムとバイオアッセイ誘導分離法を用いると、天然植物から生物活性に優れた成分を迅速かつ効果的に見つけることができる。また、天然植物の一般的に使用されている部分だけでなく、廃棄されている部 [...]
環境心理学と公共交通指向型開発(TOD)原則の統合:都市空間における居住行動のビッグデータ分析 人間環境学府 都市共生デザイン専攻 私の研究は、環境心理学(EP)、公共交通指向型開発(TOD)、ビッグデータ(BD)を統合し、日本における地域活性化のための持続可能な都市戦略を探求することを目的としています。福岡市と北九州市を対象に、GIS、SNSデータ、アンケート、インタビューを活用し、空間構造、移動パターン、心理的認知、居住満足度の関係性を分析しています。この学際的アプローチにより、TODが都市の居住快適性に与える影響を評価し [...]