Revealing the genetic mechanism of de novo mutation in population using the genome sequencing data of three-generation families. システム生命科学府 システム生命科学専攻 これまでの研究は、突然変異が生じる現象だけに注目してきたため、ゲノム進化過程の一面しかとらえていない。本研究では、個人に新たに生じた突然変異を同定し、変異の遺伝様式及び発生期間の推定を行い、ゲノム領域と変異の関連を明らかにすることで、新たに生じた変異が集団内に固定されていく遺伝的メカニズムの解明を試みた。
マイトファジーにおける基質認識機構及びレセプター標的化機構の解明 医学系学府 医学専攻 オートファジーは自己成分を分解し、リサイクルする経路であり、細胞の恒常性維持機構として重要な役割を果たしている。その中でも、異常または余剰なミトコンドリアを選択的に分解するオートファジー(マイトファジー)は、酸化ストレス応答やエネルギー代謝制御において重要であり、神経変性疾患やがんなど様々な疾患との関連性が指摘されている。 マイトファジー誘導時には、ミトコンドリア外膜タンパク質BNIP3/NIXが [...]
パーソナライズ化されたニューロフィードバック手法の開発 システム生命科学府 システム生命科学専攻 脳波情報を視聴覚刺激などにリアルタイムに変換して提示し、脳活動の自己調節を行うニューロフィードバック(NF)の技術を健常者に適用する取り組みが拡がっているが、その効果にはばらつきが大きい。この一因とされているのが、一部の参加者において NF による脳波調節が上手くいかないという、NFの個人差問題である。NF訓練の成否を分かつ予測因子を特定することで、NF プロトコルをパーソナライズすることが可能と [...]
合成生物学的手法による肝機能誘導型ヘパトーマ細胞株の開発 工学府 化学システム工学専攻 肝不全患者の肝機能を補助するバイオ人工肝臓システムや、創薬における化合物スクリーニングへの利用のために、高い肝機能を有した細胞を安定かつ大量に調製することが求められている。本研究では、肝機能は低いが増殖性の高い肝がん由来細胞株に肝臓の機能発現に寄与している肝特異的転写因子遺伝子と導入遺伝子の発現を制御するシステムを導入し、加温をスイッチとして高増殖状態から高肝機能発現状態へと切り替え可能な細胞株の [...]
Runx/CbfβがILC3の機能成熟に果たす役割の解析 医学系学府 医学専攻 腸管は水や栄養の吸収の場として重要な臓器である。また腸管は多種多様な細菌、独自の神経ネットワークである神経叢、数多くの免疫細胞が相互作用をもたらす特徴的な場であり、その恒常性維持は生体にとって重要である。免疫細胞の一種、3型自然リンパ球(ILC3)は主に粘膜組織に常在し、細胞間の情報伝達を担うサイトカインの産生や、リンパ球が集積するリンパ組織の形成誘導を通じ、免疫制御にはたらく。ILC3によるサ [...]
「ヒト直交性酵素」を用いた細胞の直接ラベルによる精密な細胞識別法の開発 システム生命科学府 システム生命科学専攻 細胞は多種多様なタンパク質を発現しており、これは細胞を識別するためのマーカーとして頻用されている。タンパク質を検出するために蛍光基を修飾した抗体が一般的に用いられるが、発現量の低いタンパク質を検出する際にはしばしば感度が問題となるために、基質の化学反応を触媒する酵素が注目されている。所属研究室ではバイオ分析に適した酵素「ヒト直交性酵素」をこれまでに見出してきた。本研究ではヒト直交性酵素を1細胞レベ [...]
腺様嚢胞癌における制御性T細胞の同定とその免疫機構の解明 歯学府 歯学専攻 本研究では、唾液腺に発生する腺様嚢胞癌(AdCC)における免疫抑制環境を明らかにするため、腫瘍浸潤T細胞の単細胞RNA解析およびTCRレパトア解析を実施する。また、VisiumおよびXeniumによる空間的トランスクリプトーム解析を組み合わせ、腫瘍内T細胞の局在と機能的特性を可視化する。。特に制御性T細胞(Tregs)の機能的役割とクローン性に注目し、免疫回避の新たな標的分子を探索を行う。
自己免疫疾患における病因関連 T 細胞の同定と新薬開発に向けた世界初遺伝子データベースの作成 歯学府 歯学専攻 我々の研究グループは、これまで治療法が確立していない自己免疫疾患(全身性強皮症、シェーグレン症候群:SjS、IgG4関連疾患:IgG4-RDなど)を対象として、その病態形成の主体となる特異なT細胞を明らかにしてきた。さらに最近では、IgG4-RDの病態形成が生じている罹患臓器に浸潤する全T細胞をシングルセル遺伝子発現解析を用いて1細胞レベルで解析し、本疾患の細胞傷害性と臓器線維化に関わる自己反応性 [...]