有機機能材料への応用を指向した含ケイ素環状化合物の合成法の開発 総合理工学府 総合理工学専攻 ケイ素は天然に豊富に存在しており、地殻を構成する元素としては酸素に次いで2番目に多い。これらケイ素を豊富な資源として工業利用することは、元素戦略の観点から重要であり現代においては半導体やセラミックスなどの形で利用されている。一方で研究途上ではあるものの、有機ケイ素化合物の有機電子材料としての利用も期待されている。本研究課題では有機機能材料への応用を志向した含ケイ素環状化合物の新規合成法を開発する。
鋼構造物の補修部におけるCFRPの接着・劣化特性に関する基礎的研究 工学府 土木工学専攻 本研究では、鋼部材のCFRP補強部から先行発生するガルバニック腐食の要因と考えられるエポキシ樹脂の経時劣化特性を明らかにするため、促進劣化試験を実施する。また、樹脂劣化の経時性が鋼材-CFRP間のガルバニック腐食の進行性に及ぼす影響を樹脂劣化と鋼材腐食の連成に基づく電気化学試験により定量評価する。さらに、CRFP補強部を模擬した鋼部材モデルを対象にして、環境パラメータを検討の上、樹脂劣化とガルバニ [...]
バイオ3Dプリンターを用いた、間葉系幹細胞からの骨様立体構造物作製 歯学府 歯学専攻 重度歯周病に伴って生じた歯槽骨吸収が自然回復する事は難しいため、歯周組織再生療法の適応が試みられる。しかしながら、現在の歯周組織再生療法では楔状の部分欠損にしか適応できないために既に吸収した歯槽骨辺縁までしか骨の誘導が出来ず、罹患前の状態にまで歯槽骨レベルを水平的に回復させる事は難しい。そこで我々は、佐賀大学医学部附属再生医学研究センター中山功一教授が考案されたバイオ3Dプリンターを応用して、新た [...]
2次元歪みグラフェン超格子の形成と電子物性の探索 工学府 量子物理工学専攻 格子歪みによってグラフェンの内部に擬磁場が生じることが知られている。最近、熱分解法によるSiC(0001)テラス上の三角形状に窪んだ領域(ナノプリズム/ドット)のグラフェンにランダウ量子化(準位)が観察された。グラフェンに擬磁場を導入するのに3方向の格子歪みが効果的であるとしている。この歪みドットを規則的に2次元配列することにより歪み超格子を形成するとフラットバンドが生じることが計算で示されており [...]
指標成分の同時定量による生薬・漢方製剤の品質評価法の確立 薬学府 創薬科学専攻 現在、日本における漢方エキス剤の標準化は日本薬局方によって定められた方法によって行われており、これによって漢方エキス剤の有効性及び安全性が保証されている。しかしながら、現行の定量法で主に用いられている高速液体クロマトグラフィーは各含有生薬の指標成分に対して個別に試料調製及び定量を行う必要があるため、その手順は多く、複雑である。そこで本研究では、抗生薬指標成分モノクローナル抗体を蛍光標識免疫吸着測定 [...]
自己嫌悪感における認知バイアスの特徴 人間環境学府 行動システム専攻 自己嫌悪は「客観的事実はどうであれ、否定的な感情や事象が自分自身に由来するとし、自分が自分自身のことをいやだと感じることである」と定義されている。自己嫌悪感は主にうつ病、自殺念慮、摂食問題とダイエット習慣と関連する。感情障害において、ある特定の刺激に対する認知バイアスが指摘されている。特に、注意・記憶バイアスは感情障害の症状を持続させ、さらには悪化させる。 本研究は、高い自己嫌悪感を持つ人の認知バ [...]
医療用純チタン積層造形材の構造因子の数値化による強度予測 工学府 材料工学専攻 金属3次元積層造形(AM)法は、従来の工法では実現できない複雑形状の部品を、型を用いずに造形することが可能な工法であり、生体分野や航空宇宙分野での適用が進んでいる。中でも、粉末床溶融積層法は、レーザーや電子ビームを走査することによって粉末床表面を溶融・凝固・積層させる手法であり、高精度の複雑形状が造形可能であることが特徴とされている。その一方で、製造条件によっては粉末溶融部近傍に生じるマイクロボイ [...]