土着天敵活用技術の開発 ~ツマグロヨコバイ天敵卵寄生蜂分布モデルの作成~ 生物資源環境科学府 資源生物科学専攻 害虫の発育ステージの初期に働く卵寄生蜂は害虫を制御する天敵として重要だが,本邦では利用が少ない。これは核心利用技術,即ち適切なモデルが無いためである。本研究では,一連の研究成果から水田害虫ツマグロヨコバイ-天敵卵寄生蜂の関係性がモデル化に適していると考え,従来型アプローチである地域群集構造の解明を行いつつ,形態学,分類学,分子生物学に加え,気象学の知見をも導入し全国レベルの群集構造測モデルの構築と [...]
マウス精原細胞分化過程における生殖細胞間架橋(ICB)断片化機構の解明 生物資源環境科学府 資源生物科学専攻 本研究は、H3K27脱メチル化酵素JMJD3の制御下にあるマウス精原細胞同士を連結する細胞間架橋(ICB)断片化制御機構の解明を目的とする。ChIP-seqおよびRNA-seqによるバイオインフォマティクスを用いて制御因子を同定し、同定因子を欠失したマウスの精細管免疫蛍光染色およびSSC培養により同定因子の精巣における表現型を解析し、ICB断片化への関与を明らかにする。さらに、GSEA解析により、 [...]
炭酸アパタイト製骨補填材が抜歯窩の口腔治癒に与える影響について 歯学府 歯学専攻 背景)骨が著しく不足している症例では骨造成が必要であり、骨補填材としては主に自家骨が用いられてきた。しかし、生体侵襲性や供給量の問題から現在では多くの症例で人工材料も選択されている。中でも近年開発された骨の主たる無機成分である炭酸アパタイト(CO3Ap)製骨補填材はその骨置換能の高さが注目されている。骨補填材については骨形成性、吸収性、骨置換性など骨に関する研究は数多く存在する。しかし、機能性や審 [...]
α,β-不飽和アミノ酸Schiff塩基の変換反応の開発とペプチド合成への応用 薬学府 創薬科学専攻 私はアミノ酸誘導体の1つであるアミノ酸Schiff塩基を用いたアルドール縮合反応による不飽和アミノ酸の新たな合成法を開発しました。しかし不飽和アミノ酸Schiff塩基のさらなる変換は、一般的に変換反応で利用される酸性条件で中間体が不安定であるため困難でした。そこで私はイミン部位にOH基を導入することによって形成される分子内水素結合を利用したイミン交換反応による変換を着想、開発することとしました。こ [...]
ペンタレン骨格を起点とした新規π共役分子の創製 総合理工学府 物質理工学専攻 ペンタレンは8π電子系であり、ヒュッケル則を満たさない反芳香族性化合物である。その反芳香族性に起因してペンタレンはHOMO-LUMO間のエネルギーギャップが比較的小さいという特徴をもっている。またペンタレンそのものは容易に二量化反応が進行するほど不安定であるが、芳香環を縮環させることでペンタレンを安定化させたベンゾペンタレン、ジベンゾペンタレンの合成例は数多く報告例が存在する。さらにπ拡張されたジ [...]
成長する完全k分木上のランダムウォークの再帰性について 数理学府 数理学専攻 ランダムウォークは、ネットワーク科学/工学、表現学習などの分野において幅広く使用される。中でも、ネットワーク科学/工学の分野において、現実世界により近いモデルとして、変化するグラフ上のランダムウォークが興味を集めている。変化するグラフそのものの性質は、21世紀初頭に数多くの研究がなされている。しかし、変化するグラフ上のアルゴリズムやランダムウォークなどの確率過程の数理解析は未解明の部分が大きい。 [...]
含窒素六員環芳香環の位置選択的フッ素官能基化 総合理工学府 物質理工学専攻 フッ素原子は小さな原子半径、高い電気陰性度、炭素原子と強固な結合を形成することから、トリフルオロメチル基に代表される含フッ素官能基を有機化合物中に導入すると、化学的、物理的性質が大きく変化することが知られている。疎水性や代謝安定性をもたらすことによる薬理動態の改善等が期待されることから、含フッ素官能基は医農薬に広く用いられている。その最も効率的な導入法としてC(sp2)−H結合の直接トリフルオロメ [...]
総合的かつ効果的な領域外質問検知システムの実現 システム情報科学府 情報理工学専攻 質問応答システムは、基本的なサービスとして、多くのウェブサイトで広く展開されている。 その中核となる意図認識モジュールが通常、あらかじめ定義した領域内(In-Domain、 IND) 質問で学習させる。しかし、実際の応用の中で、想定外の質問(領域外、Out-of-Domain、OOD質問)もよく現れる。より良いサービスを提供するためには、OOD質問を検出する能力が不可欠である。 本研究では、様々な [...]