食器相・食事様式の変容からみた律令国家形成過程
- 地球社会統合科学府 地球社会統合科学専攻
古墳時代後半期から奈良時代初頭は日本列島における律令国家の形成期であり、地方支配体制が大きく変動する時期である。人々の生活様式にも変化が見られ、中でも食事様式とそれを構成する食器相の変容が指摘されてきた。しかし地方における変容の実態は不明な点が多い。本研究では、食器である土師器・須恵器の使用時の様相を示す消費形態と、使用に至るまでの生産・流通体制について、文献史学や地球科学と連携して検討し、変容の [...]
研究キーワード
- 食器相
- 須恵器
- 土師器
- 国家形成