単純なニューラルネットワークのフィッシャー情報行列 システム情報科学府 情報理工学専攻 深層学習は現在様々な分野で著しい功績を上げているAIの根幹をなす技術である.しかし深層学習が上手くいく理由は未だ解明されていない.フィッシャー情報行列は,深層学習の性能の指標である汎化誤差と深い関係がある.本研究では隠れ層一層のニューラルネットワークを対象に,活性化関数としてReLUを用いた場合とソフトプラス関数を用いた場合についてフィッシャー情報行列の固有値分解を導くことを目指し,ReLUを用い [...]
バクテリアセルロースヒドロゲルの材料設計につながる物性予測モデルの構築 生物資源環境科学府 環境農学専攻 植物細胞壁から得られるセルロースナノ繊維が環境調和型の構造材料として注目を集めている。微生物の酢酸菌はこのセルロースナノ繊維の網目からなる水膨潤ゲルを産生することが知られており、医用工学分野などでソフトマテリアルとしての材料開発が進められている。しかし、微生物が作るセルロースヒドロゲルは物性の変動が大きく、その品質管理に難点があり、精密材料設計を妨げている。本研究では、セルロースヒドロゲルの特徴的 [...]
強磁性体-強誘電体ナノ複合構造を用いた革新的スピン電界制御技術の開発研究 理学府 物理学専攻 強磁性体中の磁化を超低消費電力で制御する手法として、電界印加による電子軌道制御法が注目されているが、絶縁体薄膜への電界印加は歪やイオン移動が伴うため、複数の現象に起因した磁気的変調効果が生じる。本研究では、それらの電界誘起スピン物性制御の詳細機構を強磁性体表面に生じるスピン波から高精度に解明する。更に、各種基板で得られた電圧依存性を最適化し、集積回路と相性のよい超高効率な磁化制御法へと高度化する。
変動する地域におけるまちづくり活動の論理と展開――大学移転に直面する箱崎地域から 人間環境学府 人間共生システム専攻 大学移転や跡地の再開発計画などといった地域構造の大きな変容に直面するなかで様々な活動が生まれている福岡市東区箱崎地域を事例として、流動化社会における地域社会への意味づけや新たな連帯の構築について考える。地域の様々な構成基盤の大きな変化に直面していく中で、自分たちの暮らす地域のアイデンティティや歴史、文化などを捉え直し、再構成していくようなまちづくり活動の論理を明らかにすることで、流動化社会のなかで [...]
両親媒性セルロースナノファイバーとポリプロピレン間の界面相互作用を利用した複合材料設計 生物資源環境科学府 環境農学専攻 主に植物を原料とするセルロースナノファイバー(CNFs)は、環境調和型機能性材料としての応用利用が期待されている。特に、高強度・大きな比表面積・低熱膨張率などの特長を生かして、熱可塑性樹脂との複合化が精力的に研究されている。しかし、多くのCNFs はその表面性質が親水性を示すため、疎水性樹脂材料との親和性の乏しさが課題とされている。一方、水中カウンターコリジョン(ACC)法で得られたCNFs(AC [...]
日本株式市場におけるファクターモデルの再検証ー機械学習からのアプローチ 経済学府 経済工学専攻 資産価格理論の発展に伴い、株式のリスクプレミアムを説明できるファクターがどんどん提案され、それぞれ独自の説明の仕方をするようになった。しかし、これは「ファクター動物園」が発生している。私の研究では、現在の最先端の機械学習技術を駆使して、ac-doc仮説(ファクター動物園 の原因で、ファクターを選択することについて、作者が自分の主観で判断している)を排除し、代わりに共変量(企業特性)の高次元性を正面 [...]
ブードア反応経由の CO2再資源化のためのマイクロ波援用触媒プロセスの開発 総合理工学府 総合理工学専攻 1. 研究背景と目的 脱炭素化を指向した CO2 転換・資源化プロセスの構築は喫緊の課題である。多様な廃棄物に含まれる多種の炭素源を基礎化学製品に転換する技術の開発が求められている。 Boudouard 反応(CO2 + C →2CO)CO2 の化学変換法として有効であるが、同反応は熱力学的、速度論的要請から800°C 以上の高温が必要である。マイクロ波照射は炭素系材料を効果的に加熱することが可能 [...]
カイコ血清における細胞増殖因子の解明 生物資源環境科学府 資源生物科学専攻 1. 研究背景と目的/Research Background and Purpose 近年、COVID-19といった感染症研究やiPS細胞関連研究の発展とともに、細胞培養の需要が高まっている。動物血清は細胞培養に必要不可欠であり、血清中の増殖因子の刺激により培養細胞の増殖が促進される。細胞培養に利用される血清の中でも、ウシ胎児血清(FBS: Fetal Bovine Serum)は哺乳動 [...]