2次元歪みグラフェン超格子の形成と電子物性の探索 工学府 量子物理工学専攻 格子歪みによってグラフェンの内部に擬磁場が生じることが知られている。最近、熱分解法によるSiC(0001)テラス上の三角形状に窪んだ領域(ナノプリズム/ドット)のグラフェンにランダウ量子化(準位)が観察された。グラフェンに擬磁場を導入するのに3方向の格子歪みが効果的であるとしている。この歪みドットを規則的に2次元配列することにより歪み超格子を形成するとフラットバンドが生じることが計算で示されており [...]
指標成分の同時定量による生薬・漢方製剤の品質評価法の確立 薬学府 創薬科学専攻 現在、日本における漢方エキス剤の標準化は日本薬局方によって定められた方法によって行われており、これによって漢方エキス剤の有効性及び安全性が保証されている。しかしながら、現行の定量法で主に用いられている高速液体クロマトグラフィーは各含有生薬の指標成分に対して個別に試料調製及び定量を行う必要があるため、その手順は多く、複雑である。そこで本研究では、抗生薬指標成分モノクローナル抗体を蛍光標識免疫吸着測定 [...]
自己嫌悪感における認知バイアスの特徴 人間環境学府 行動システム専攻 自己嫌悪は「客観的事実はどうであれ、否定的な感情や事象が自分自身に由来するとし、自分が自分自身のことをいやだと感じることである」と定義されている。自己嫌悪感は主にうつ病、自殺念慮、摂食問題とダイエット習慣と関連する。感情障害において、ある特定の刺激に対する認知バイアスが指摘されている。特に、注意・記憶バイアスは感情障害の症状を持続させ、さらには悪化させる。 本研究は、高い自己嫌悪感を持つ人の認知バ [...]
医療用純チタン積層造形材の構造因子の数値化による強度予測 工学府 材料工学専攻 金属3次元積層造形(AM)法は、従来の工法では実現できない複雑形状の部品を、型を用いずに造形することが可能な工法であり、生体分野や航空宇宙分野での適用が進んでいる。中でも、粉末床溶融積層法は、レーザーや電子ビームを走査することによって粉末床表面を溶融・凝固・積層させる手法であり、高精度の複雑形状が造形可能であることが特徴とされている。その一方で、製造条件によっては粉末溶融部近傍に生じるマイクロボイ [...]
サウンドスケープデザインを用いた集合住宅団地の次世代規格の検討 芸術工学府 デザインストラテジー専攻 1981年までに竣工された建物が200以上現存し、新耐震に適合しない建物が多く、昨今の地震の規模から想定すると安全な暮らしに向けて建て替えが必要な事例が多い。しかしながら新築するうえで構造的、計画的なアプローチで設計が行われているが環境的側面は重視されておらず、法律で定められている換気や音の基準が設けられている。音響に着目するとL値やD値のような騒音制御に寄った指標が示されており、快適に暮らすため [...]
閉じ込めや障害物を設けたときのバクテリアの分子動力学・流体力学シミュレーション 理学府 物理学専攻 界面の影響が無視できるバルクにおけるバクテリアの集団の性質として, 乱れた渦の不規則な発生が挙げられる. 一方で, バクテリアを特定の領域に閉じ込めたり障害物を設けたりすることでバクテリアの渦を制御し, 渦を規則的に配列させられることが実験的に報告されている. しかし, これらの実験の, 界面が果たしている役割やその理論的背景にはまだ明らかではない部分が多い. 本研究は数値シミュレーションを用いて [...]
相対アノテーションを用いた医用画像の自動重症度推定 システム情報科学府 情報知能工学専攻 医用画像診断に深層学習を応用するためには,学習データとして大量のラベル付き画像を集める必要がある.医用画像へのアノテーションは医学知識が必要で,専門医が行わなければならない.本研究では,アノテーションの負担を軽減するために,ラベリングが簡単で,ばらつきの少ない相対アノテーションを用いて医用画像の重症度を自動推定する手法を検討する.提案手法は相対ラベルを用いて重症度の順序を推定するランキング学習をベ [...]