成長する完全k分木上のランダムウォークの再帰性について 数理学府 数理学専攻 ランダムウォークは、ネットワーク科学/工学、表現学習などの分野において幅広く使用される。中でも、ネットワーク科学/工学の分野において、現実世界により近いモデルとして、変化するグラフ上のランダムウォークが興味を集めている。変化するグラフそのものの性質は、21世紀初頭に数多くの研究がなされている。しかし、変化するグラフ上のアルゴリズムやランダムウォークなどの確率過程の数理解析は未解明の部分が大きい。 [...]
含窒素六員環芳香環の位置選択的フッ素官能基化 総合理工学府 物質理工学専攻 フッ素原子は小さな原子半径、高い電気陰性度、炭素原子と強固な結合を形成することから、トリフルオロメチル基に代表される含フッ素官能基を有機化合物中に導入すると、化学的、物理的性質が大きく変化することが知られている。疎水性や代謝安定性をもたらすことによる薬理動態の改善等が期待されることから、含フッ素官能基は医農薬に広く用いられている。その最も効率的な導入法としてC(sp2)−H結合の直接トリフルオロメ [...]
総合的かつ効果的な領域外質問検知システムの実現 システム情報科学府 情報理工学専攻 質問応答システムは、基本的なサービスとして、多くのウェブサイトで広く展開されている。 その中核となる意図認識モジュールが通常、あらかじめ定義した領域内(In-Domain、 IND) 質問で学習させる。しかし、実際の応用の中で、想定外の質問(領域外、Out-of-Domain、OOD質問)もよく現れる。より良いサービスを提供するためには、OOD質問を検出する能力が不可欠である。 本研究では、様々な [...]
外層に広葉樹,内層にスギを用いた異樹種 3 層CLTの性能に関する研究 生物資源環境科学府 環境農学専攻 近年は、建物の木造化、木質化が世界各地で進められている。特に、中大規模の建物では、CLTを用いる試みが増えている。三層CLTに関する関連研究の多くはスギ材から作製された単一樹種CLTに関するものである。関連する研究データは徐々に改善されているが、広葉樹材のCLTでの製作技術と関連研究はまだ不十分である。地域によって生産される主な樹種も異なり、西日本では比較的資源量が多い常緑広葉樹のタブノキ、シイノ [...]
パワーバランスと熱負荷分布に関するQUESTとEASTの比較研究 総合理工学府 先端エネルギー理工学専攻 Nuclear fusion is an attractive way to solve the energy shortage of human because of its inherent safety, wide distribution of resources and clean (no CO2 production). For future fusion power plant, p [...]
液体の積分方程式理論とMonte Carloシミュレーションによる電解質溶液中の同符号荷電粒子間実効引力の研究 理学府 化学専攻 電解質溶液中に存在する負電荷を帯びた粒子(アニオン)同士では、直感的には斥力しか生じそうにない。しかし、電解質イオンの種類や濃度によって実効的に引力が生じる場面が存在する。この実効引力は酸性タンパク質などの生体分子でも起こる現象である。我々はアニオン間実効相互作用を統計力学を用いた理論とシミュレーションで計算することでこの現象の解明を試みる。
土工現場向けCPSプラットフォーム ROS2-TMS for Constructionの開発 システム情報科学府 情報理工学専攻 我が国では、土木建設業に対するニーズはほぼ変化がない一方で、高度経済成長期を支えてきた多くの熟練技術者の定年退職や新規就業者の減少から、同分野の従事者数が年々減少している。また、厚生労働省の調査によると、令和 4 年度の建設業における労働災害による死亡者数は全産業中最多であった。したがって、工事現場における作業の効率化と安全性の向上は喫緊の課題である。そこで、我々は厚生労働省主導の i-Const [...]
Co-NHC錯体を触媒とする水からの水素生成反応に関する電気化学的研究 理学府 化学専攻 太陽光をエネルギー源とした水の完全分解反応に基づく水素製造法は、環境に負荷を与えることなくエネルギー変換が可能な点で重要視されている。当研究室では以前、N-heterocyclic carbeneを配位子に有するCo-NHCが、低い反応駆動力下においても水からの光化学的な水素生成触媒反応を促進することを見出した。本研究では、Co-NHCの活性制御因子を解き明かすことを目的とし、水溶液中におけるCo [...]