黄麹菌のエンドサイトーシスに関わるAAA ATPase AipAの分子機構解析 生物資源環境科学府 生命機能科学専攻 細胞内輸送とは、細胞内での物質の輸送を担う経路であり、真核生物において広く保存されている。この中でも、エンドサイトーシスは細胞膜タンパク質や細胞外の物質を細胞内に取り込む機構であり、栄養源の獲得やシグナル伝達等の生理機構に重要である。研究対象である黄麹菌は、古来、日本酒や味噌、醤油などの醸造に用いられてきた有用な微生物であり、国菌に認定されている。黄麹菌は有用酵素を菌体外に大量分泌していることから [...]
カチオン性多環芳香族分子の集積による高速アニオン伝導材料の創製 工学府 化学システム工学専攻 固体高分子燃料電池 (PEFC) は次世代のクリーンな電源として自動車などでの実用が始まっている。しかし強酸環境の腐食性ゆえに電極触媒として高価な白金を使用しなければならず、低コスト化が困難であった。一方、塩基性で発電する「アニオン交換膜型」燃料電池 (AEMFC) は、鉄やカーボンなどの安価な触媒が使用できるため低コスト化が可能であり、また酸素還元の活性化過電圧が小さく、起電力が大きいことから、 [...]
対称対の2重旗多様体と箙の表現 数理学府 数理学専攻 研究の位置づけ 本研究では、複素簡約代数群に付随する対称対の 2 重旗多様体への群作用に関して、軌道と箙の表現との間に対応を与えることにより、軌道の個数の有限性判定条件などを与えることを目標とする。より具体 的には以下の通りである。 当該分野の状況や課題等の背景 複素簡約代数群 G と G の包含的自己同型 θ に対して、θ の固定部分群 K を対称部分群、(G, K) を対称 対と呼ぶ。さらに、 [...]
ナノ粒子チップを用いたCMPスラリーの高精度粒度分布計測 工学府 機械工学専攻 ナノ粒子は研磨砥粒として半導体基板の平坦化技術の化学的機械的研磨(CMP)に用いられる.CMPプロセスにおいて,ナノ粒子の粒径は加工の効率に関わり,その粒径のばらつきは加工した基板の表面品質に影響を与えるため,ナノ粒子の平均粒径とその粒度分布評価は非常に重要である.研磨用CMPスラリーにおいて,ナノ粒子は化学薬剤を含む研磨液に分散される.スラリーの保存時間により,粒子の凝集が発生し,粒子の粒径や数 [...]
研削材を用いた超高圧水混相流体による鋼素地表面処理の新技術開発と従来技術の課題ブレイクスルー 工学府 土木工学専攻 重度の腐食損傷が一旦,生じると塗装塗替え前の鋼素地調整で腐食孔底部の塩類や腐食生成物を除去することは極めて困難になる.その結果,塗替え後の早期に進行性の早い塗膜下腐食が局部的に発生・進行する場合が多く,部材破断や構造物の崩壊に至った事例もある. 本研究では研削材を混入した超高圧水を拡散投射するための国内外初の混相流体ノズルを開発することで,ブラストなどの従来技術では蘇生困難な重度の腐食部材に対して [...]
Development of Complex Coacervate for Cell Microencapsulation システム生命科学府 システム生命科学専攻 Tissue engineering with stem cell has been developed for years. Current trends indicate that mesenchymal stem cells (MSCs) for regeneration work by secreting signaling protein, cytokine, and gene expr [...]
微分幾何学・特異点論~特徴的な部分から全体を知ろう~ 数理学府 数理学専攻 特異点とは簡単にいうと「他とは様子が違う箇所」のことを指します。そしてそれはしばしば、「尖った点」として数学的に現れます。尖った点は尖っていない点とは異なり、数学的に非常にデリケートな扱いが必要になることが知られています。それは、特異点の十分近くでは、従来から知られている幾何学的な量(曲率といった曲がり具合)が役に立たないことがほとんどであるからです。 微分幾何学では、古くから特異点が現れない曲面 [...]