アンビデントアントラセンを利用したイプチセンの合成 総合理工学府 総合理工学専攻 イプチセンは、プロペラ型分子であるトリプチセンを始めとするバレレン骨格を持つ芳香族分子の総称である。著者らは最近、電子豊富なアントラノキシドとベンザインとのDiels-Alder反応を用いたトリプチセンの効率合成法を見出した。本研究では、分子内にアントラノキシド部位とベンザイン部位が共存する「アンビデントアントラセン等価体」を利用したイプチセンの合成法の開発を目的とする。
六方晶チタンにおける室温変形のひずみ速度依存性 総合理工学府 物質理工学専攻 構造金属材料に着目をした力学特性の研究を行っています。構造金属材料では、強度と延性が重要視されていますが、使用環境下に応じて適切な耐久性が求められます。近年、この耐久性に加え燃費性能向上のため軽量化が行われています。そのため、鉄鋼材料と同等の耐久性で、比重の軽いチタンに注目が高まっています。 チタンは飛行機や自動車などの輸送機器として使用されているため、様々な変形速度での力学応答を評価する必要があ [...]
省略構文に関する統語的・意味的研究と自然言語処理への応用 人文科学府 言語・文学専攻 統語論は、「音/文字」と「意味」をつなぐ計算システムであり、これが「言葉の理解」の根幹をなしている。本研究は語と語をつなぐ規則(統語規則)と意味解釈の両方から「音/文字」が現れていないにもかかわらず、その「意味」が解釈されうる省略現象にアプローチし、「言葉の理解」を説明できる分析の提案を行い、その知見を持って自然言語処理が抱える「意味」の問題の解決に取り組むことを目的とする。
Quality Assurance of AI-Enabled Cyber Physical Systems システム情報科学府 情報知能工学専攻 Modern Cyber-Physical systems (CPS) are increasingly applied in emerging complex applications like automobiles, which perform extremely complex control tasks that require advanced intelligent autonomy [...]
光誘起電子移動を鍵とする芳香族アミンの炭素-窒素結合切断を伴う官能基化反応の開発 総合理工学府 物質理工学専攻 芳香族アミンは染料等の原料として豊富に存在するため、その炭素-窒素結合の切断を伴う官能基化反応は有用な合成手法である。しかし、芳香族炭素-窒素結合は一般的に強固であるため、その切断を伴う官能基化反応の開発は難しい。そこで、本研究では光誘起電子移動を利用することにより芳香族炭素-窒素結合の切断を伴う官能基化反応の開発を行う。すでにボリル化反応の開発に成功し、その反応機構解明に着手している。今後は、芳 [...]
接着剤の変形下におけるマルチスケール構造解析と高強度化 工学府 応用化学専攻 近年、車や航空機の軽量化による燃費の向上のため、金属材料から炭素繊維強化プラスチック(CFRP)等の高分子材料への代替が進められている。金属と高分子等の異種材料を組み合わせるマルチマテリアル化も一つの軽量化の方法で、この方法では異種材料を強固に接着する必要がある。異種材料用接着剤として、ポリウレタン(PU)やエポキシ樹脂等の開発が精力的に進められている。 接着の力学変形メカニズムを明らかにするため [...]
π共役系構築反応の開発と新規π共役系分子の創製 総合理工学府 総合理工学専攻 【研究背景】 多環芳香族炭化水素(PAHs)分子は、広いπ共役構造と多様な立体構造により、特異的な電気的、光学的、磁気的、熱的、および化学的特性を示す。PAHs に7員環や8員環が含まれている場合、負の曲率をもつ鞍型の湾曲したPAHs を形成する。π共役系に7、8員環を導入することにより、特殊な立体構造とπ共役構造に欠陥が生じるため、ナノ有機材料への応用が期待されている。現在、負の曲率を有する [...]
Site-selectivity C(sp3)–H Functionalization Controlled by Non-covalent Interaction 総合理工学府 総合理工学専攻 The C–H bond is a prevalent chemical bond characterized by high bond energy and minimal polarity due to the close electronegativity values of carbon and hydrogen. Consequently, it exhibits significant [...]