参加型未来構想デザイン手法の構築と応用 —— 新エネルギー及びスマート農業技術に基づく事例研究 芸術工学府 芸術工学専攻 気候変動、エネルギー危機、食料安全保障など、地球規模の課題に直面する現代社会において、社会システムの持続可能な転換は学際的研究の重要なテーマとなっている。このような背景のもと、九州大学では、Direct Air CaptureやPhoton Upconversionを代表とする次世代エネルギー技術、ならびにAIやセンシング技術を融合したスマート農業技術の研究開発が進められている。これらの先端技術は [...]
塗布型熱活性化遅延蛍光材料の創製と印刷を活用した電界発光素子の開発 総合理工学府 総合理工学専攻 第1世代の蛍光材料および重金属を含有する第2世代の燐光材料と比較して、第3世代の熱活性化遅延蛍光(TADF)材料は、ほぼ100%の内部量子効率、低コスト、環境適合性などの利点を有しています(図1)。しかしながら、現在実用化されている多くのOLED発光層は真空蒸着法に依存しており、材料利用効率の低さや、大面積・高歩留まりパネルの製造における制約が課題となっています。そこで本研究では、スケーラブルかつ [...]
RF熱プラズマを用いた四環素(テトラサイクリン)吸着のためのCuO活性化米殻バイオチャー 複合体の合成 工学府 化学工学専攻 米殻の野焼き処理は、東アジアにおける重要な環境問題であり、CO₂、PM₂.₅、非晶質SiO₂を放出します。同時に、一般的な抗生物質であるテトラサイクリン(Tc)が廃水を通じて環境中に放出され、淡水生態系における抗菌剤耐性の原因となっています。従来の処理方法である膜ろ過や高度酸化法は、Tcを効果的に除去することが難しく、エネルギー使用を最小限に抑えつつ、資源回収を最大化することができません。私の博士 [...]
結晶塑性変形における転位のその場三次元観察法 総合理工学府 総合理工学専攻 転位(Dislocation)とは、材料の物性、特に機械的性質に大きな影響を与える。そのため、転位の研究は材料の強度制御や工業生産の効率化にとって大きな価値を持っています。転位の観察には、これまで透過型電子顕微鏡(TEM)や走査型透過電子顕微鏡(STEM)が広く用いられてきます。しかし、S/TEMで得られる転位像は、転位を一定方向に2次元(2D)投影したものに過ぎない。そこで、電子線トモグラフィ( [...]
エネルギー、産業と交通の改革を背景とした環境政策に関する研究 人間環境学府 都市共生デザイン専攻 環境汚染を緩和する政策手法の強さおよび効果を如何に評価するか。本研究は、時系列解析を用い、豊かさを表す一人当たりGDP、産業構造を表す第2次産業のシェア、エネルギー構造を表す石炭のシェア、環境汚染度と政策強度との関係を明確し、長期的にも短期的にも独立変数を分析し、未来の変化も予測できる。更に空間モデルをもって、政策に起因する地域間依存関係も分析する。
SNNに基づくノイズ除去回路の設計 システム情報科学府 電気電子工学専攻 神経回路において、ニューロン間の接続強度(シナプス重み)はスパイク信号の時間的依存関係に基づいて調整されます。この現象はスパイクタイミング依存可塑性(STDP)と呼ばれ、学習や記憶において重要な役割を果たしています。神経回路では、ニューロンがスパイク信号を通じて感覚情報を伝達し、シナプス可塑性を介して学習と記憶を実現します。しかし、生物の神経メカニズムを模倣した神経ネットワークモデルはまだ少なく、 [...]
自動運転車両による旅行行動と交通行動の変化予測 統合新領域学府 オートモーティブサイエンス専攻 社会の経済発展と新しい工学技術の開発・導入に伴って,新しい優れた交通機関もしくは交通機関相当の交通手段が出現する可能性があり,この新しい交通モードに関して交通需要の推定,利用率の向上といった予測は将来の都市計画・国土計画の重要な課題になると考えられる. いま急速に進展しているのは自動運転技術であり,特に現段階で実現可能なレベル3の自動運転車両は高速道路では運転者に負担のないある種の新しい交通手段と [...]
二酸化炭素吸収再生システム中熱交換器圧力変化の計算と性能に影響評価 総合理工学府 総合理工学専攻 二酸化炭素吸収再生システムでは、吸収塔から出た富液が再生塔に入る前に貧液と熱交換を行い、温度を上昇させることで再生効果の向上を目指しています。しかし、富液が熱交換器内で温度上昇する過程で再生反応が進行し、二酸化炭素ガスが放出される可能性があります。この放出されたガスにより、熱交換器内の圧力が上昇し、流体の流動や熱交換効率に影響を及ぼします。また、二酸化炭素の析出は熱を一部吸収するため、熱交換効率が [...]