自己免疫疾患における病因関連 T 細胞の同定と新薬開発に向けた世界初遺伝子データベースの作成 歯学府 歯学専攻 我々の研究グループは、これまで治療法が確立していない自己免疫疾患(全身性強皮症、シェーグレン症候群:SjS、IgG4関連疾患:IgG4-RDなど)を対象として、その病態形成の主体となる特異なT細胞を明らかにしてきた。さらに最近では、IgG4-RDの病態形成が生じている罹患臓器に浸潤する全T細胞をシングルセル遺伝子発現解析を用いて1細胞レベルで解析し、本疾患の細胞傷害性と臓器線維化に関わる自己反応性 [...]
ハイドロゲルビーズと無細胞タンパク質合成を組み合わせた酵素分子進化系の構築 工学府 応用化学専攻 酵素は温和な条件下で反応を触媒するタンパク質である。なかでも、微生物由来トランスグルタミナーゼ (MTG) はグルタミンとリジンの架橋反応を触媒する特性から、食品・バイオテクノロジー分野にて研究が進む酵素である。そこで本研究では、産業応用の進むMTGを高機能化するための新規プラットフォームの構築を目標とした。
先進国における非工業的産業の商材の流通法則 九州地方におけるジビエの流通網を事例に 地球社会統合科学府 地球社会統合科学専攻 日本では、野生動物捕獲の本格化に伴って生じる捕殺個体を食肉(ジビエ)として利用しようとする動きが生じている。しかし、現状では黒字経営ができているジビエ食肉処理施設は僅かである。施設の経営が圧迫される要因には過剰在庫の問題が指摘されており、過剰在庫が生じる1要因として流通基盤の未整備が指摘されている。流通基盤の整備にはジビエ産業の立地に関する知見が重要であるが、ジビエの商材としての特性は既存の工業的 [...]
高温ガス炉を用いた 核融合トリチウム製造法及び照射試験に関する研究 工学府 エネルギー量子工学専攻 重水素-トリチウム(DT)核融合炉おいて、運転開始時には初期保有分のTを確保しておく必要がある。そこで、高温ガス炉にLiロッドを装荷し、6Li(n,α)T 反応を利用したT製造法が提案されている。T製造時には核反応熱によりLiロッドが発熱し、T閉じ込め性能に影響が及ぶと考えられる。本研究は6Li(n,α)T 核反応熱がLiロッドのT閉じ込め性能に及ぼす影響を評価した。
アミド・エステルの触媒的α-重水素化反応 薬学府 創薬科学専攻 重水素は創薬研究や有機合成化学をはじめとした諸分野で近年注目を集めている。医薬品への重水素導入により体動態の改善が可能である。 本研究では、数多くの医薬品や天然物に含まれるアミド・エステルをターゲットとした触媒的重水素化反応の開発を行う。
数値解析によるレーザー核融合ロケットの磁気スラストチャンバにおけるプラズマデタッチメントの検証 総合理工学府 先端エネルギー理工学専攻 レーザー核融合ロケットとは、レーザー照射式核融合で生じる莫大なエネルギーを利用してプラズマを生成し、超伝導コイルで生成した強磁場との相互作用で排出して推力発生を得るロケットである。推力発生には、プラズマと磁場の相互作用が生じた後で磁力線からプラズマが切り離されること(デタッチメント)が必要になるが、メカニズムがわかっていない。そこで、第一原理シミュレーションでデタッチメントを検証する。
アルミニウム二核三重らせん錯体の分子生成AIを活用した機能拡張 工学府 応用化学専攻 アルミニウム二核三重らせん錯体は、励起状態構造緩和、配位子間電荷移動、三重項生成能などの特徴と同時に円偏光発光特性も示し、多岐に渡るポテンシャルを有している。しかし、特徴を完全に制御する分子構造―物性の相関が不明瞭である。分子設計を最適化する分子生成AIは計算コストの観点から複雑な重金属錯体への適応は難しいが、本系は軽金属錯体であり適用可能である。本研究では、近赤外発光と円偏光発光特性の向上を狙い [...]
デザインと印象の多彩な対応関係の機械学習による理解 システム生命科学府 システム生命科学専攻 ビジュアルデザインは,商品パッケージや企業ロゴなど至るところに見られる.デザインが与える印象は個人の主観性によって異なり,反対に1つの印象から様々なデザインが想像される.本研究では,デザインと印象が持つ多彩な対応関係に着目し,これを機械学習を用いて理解することを目的とする.手法としては,デザインと印象を相互に変換するニューラルネットワークモデルを複数用い,これらの多彩な対応関係を表現する.こうした [...]