ラスマルテンサイト鋼における疲労き裂進展機構とブロック幅の関係性解明 工学府 水素エネルギーシステム専攻 ラスM鋼のような工業用部材の使用において,安全上の要求を満たすために,微視組織が短い疲労き裂進展に及ぼす影響を十分に理解する必要がある.そこで本研究ではブロックの幅が短い疲労き裂の進展機構に及ぼす影響解明を目的とする. 本研究では,微視組織制御時の冷却速度によってブロック幅を制御した2種の試験片を作製し,電子後方散乱回折(EBSD)による結晶方位解析,デジタル画像相関法(DIC)によるひずみ測定を [...]
文字列の分解に関する統一的な性質の解明 システム情報科学府 情報理工学専攻 近年、ネットワーク技術やセンサ技術などの急激な発展、各種SNSの普及などにより大量の文字列データが日々生み出されるようになった。通信コストを削減するためにはそのような大規模なデータを圧縮することが必須となる。文字列の分解はデータ処理技術の一つであり、データ圧縮等に応用される。本研究では多種多様な文字列や分解について調査と研究を行い、文字列の分解に関する統一的な性質の解明を目指す。
生物模倣工学の建築展開構造物への適用可能性に関する研究 人間環境学府 空間システム専攻 私は、建築分野において平坦な状態から展開を可能とする構造物(以下、展開構造物とする)の研究を行ってきた。展開構造物には、平坦な状態で事前に組み立てることで現場までの運搬性能の向上や、立ち上げ施工時の施工性の向上などのメリットがある。世界全体でSDGsが重視される中で、これらのメリットから被災地に対する仮設テントの支援や、エネルギーコストの低減といった問題解決の糸口になる研究と位置づけられる。し [...]
レーザー核融合推進の実現に向けた革新的エネルギー回収システム設計 総合理工学府 総合理工学専攻 本研究は、レーザー核融合ロケット(LFR)の実現に不可欠なエネルギー回収システムの設計最適化を目的とする。LFRは、核融合反応で生成された高温・高密度プラズマを磁気ノズルから排出することで、大推力・高比推力を実現し、従来の化学ロケットと比較して飛行性能を大きく向上させると期待されている。しかし、レーザー駆動に必要な大電力を外部から供給するのは困難であり、機体内での高効率なエネルギー回収が重要な課題 [...]
Runx/CbfβがILC3の機能成熟に果たす役割の解析 医学系学府 医学専攻 腸管は水や栄養の吸収の場として重要な臓器である。また腸管は多種多様な細菌、独自の神経ネットワークである神経叢、数多くの免疫細胞が相互作用をもたらす特徴的な場であり、その恒常性維持は生体にとって重要である。免疫細胞の一種、3型自然リンパ球(ILC3)は主に粘膜組織に常在し、細胞間の情報伝達を担うサイトカインの産生や、リンパ球が集積するリンパ組織の形成誘導を通じ、免疫制御にはたらく。ILC3によるサ [...]
ホールスラスタ内部の電子輸送および数百kHzのプラズマ揺動に関する研究 総合理工学府 総合理工学専攻 電気推進機の一種であるホールスラスタのプラズマの複雑な物理現象は未だ完全には明らかにされておらず、性能も頭打ちになりつつある。そこで、本研究では性能低下をもたらす諸問題のひとつである「異常輸送」に着目し、数値計算と理論モデルを用いてその物理機構の解明を試みる。
「ヒト直交性酵素」を用いた細胞の直接ラベルによる精密な細胞識別法の開発 システム生命科学府 システム生命科学専攻 細胞は多種多様なタンパク質を発現しており、これは細胞を識別するためのマーカーとして頻用されている。タンパク質を検出するために蛍光基を修飾した抗体が一般的に用いられるが、発現量の低いタンパク質を検出する際にはしばしば感度が問題となるために、基質の化学反応を触媒する酵素が注目されている。所属研究室ではバイオ分析に適した酵素「ヒト直交性酵素」をこれまでに見出してきた。本研究ではヒト直交性酵素を1細胞レベ [...]
腺様嚢胞癌における制御性T細胞の同定とその免疫機構の解明 歯学府 歯学専攻 本研究では、唾液腺に発生する腺様嚢胞癌(AdCC)における免疫抑制環境を明らかにするため、腫瘍浸潤T細胞の単細胞RNA解析およびTCRレパトア解析を実施する。また、VisiumおよびXeniumによる空間的トランスクリプトーム解析を組み合わせ、腫瘍内T細胞の局在と機能的特性を可視化する。。特に制御性T細胞(Tregs)の機能的役割とクローン性に注目し、免疫回避の新たな標的分子を探索を行う。