四配位金属シアニドの複合化によるNi(II)中心の磁気転移制御 理学府 化学専攻 プルシアンブルー類縁体 (MM’(CN)6) に代表される金属シアニドは、高い設計性や幅広い機能性から広く研究が進められてきた。その機能の多様性は組成中の金属種 (M, M’) に起因したものであるとされてきたが、近年、その構造多様性も機能性に大きく影響していることが報告された。しかし、プルシアンブルー類縁体のほとんどはジャングルジム型の構造であり、構造多様性を活かした設計は困難である。一方で、四 [...]
樹状型高分子を用いた有機エレクトレット創製と自発的配向分極の機構解明 総合理工学府 総合理工学専攻 極性を有する有機分子を真空蒸着すると、分子の双極子モーメントが自発的に偏った配向を示すことで、自発的配向分極 (SOP) が起こることが知られている。SOPが誘起して生じる巨大表面電位 (GSP)は、振動発電素子に使用可能なエレクトレット材料への応用が期待されている。本研究では、樹状型高分子を用いて膜中の分子配向を制御し、高性能エレクトレット材料を作製することに加え、未だ全容が解明されていないSO [...]
反芳香族部位をもつ新規軸不斉分子の創製とその物性開拓 総合理工学府 総合理工学専攻 軸不斉分子は生理活性物質や機能性材料として重要であり、芳香族–芳香族骨格では多様なアトロプ選択的合成法が開発されてきた。一方、芳香族–反芳香族骨格をもつ軸不斉分子の合成は未開拓である。本研究では、反芳香族分子であるジベンゾペンタレンを基盤とする軸不斉アリールペンタレンのアトロプ選択的(軸不斉におけるエナンチオ選択的)合成法を開発し、その物性開拓を通じて新規機能性有機材料への展開を目指す。
N-混乱ポルフィリン縮環二量体の金属錯体による単分子強誘電性の発現 工学府 物質創造工学専攻 単分子強誘電体は、一分子にデータの0と1を記録することができるため、従来の強誘電体メモリの1,000倍以上の記録密度を持つ単分子強誘電体メモリが期待できる。しかし、現在報告されている単分子強誘電体では、基板上にランダムに配向してしまい、データの読み書きが不可能である。つまり、分子の分極方向と電場方向を揃えることが単分子強誘電体メモリの実用化にむけた課題といえる。 本研究目的は、分極方向の両端にリン [...]
4次元その場解析を用いた変形誘起マルテンサイト変態が寄与するき裂伝播現象の解明 工学府 機械工学専攻 本研究では、シンクロトロン放射光を用いたX線CTおよびX線回折法(XRD)を組み合わせることにより、変形誘起マルテンサイト変態プロセス・メカニズムと破壊現象を、空間的かつ時間的観点から解明することを目指す。本研究は、材料中の相変態プロセスを結晶学的情報とともに4次元で追跡し、き裂の発達挙動を同時に解析するという点で革新的であり、エネルギー貯蔵・輸送システムのコスト低減に寄与することが期待される。
Correlative study of igneous and metamorphic events along the Japanese Islands and Korean Peninsula based on the petrological, geochronological, and geochemical analysis. 地球社会統合科学府 地球社会統合科学専攻 The correlative study between the Korean Peninsula, Japanese Islands, and the Chinese continent will give us an important prospect regarding the tectonic evolution of Northeast Asia. Many researchers [...]
次世代パワーデバイス材料のナノ研削性能と平坦化加工に関する研究 工学府 機械工学専攻 次世代パワーデバイス材料として、特にSiCとGaNがその優れた性能により近年広く使用されている。平坦化加工はパワーデバイス製造の中で必要なステップであり、一般的にダイヤモンド研削と化学機械研磨(CMP)の組み合わせで行われる。しかし、新世代の材料は硬くて脆い特性を持つため、平坦化の効果や効率は期待を満たさないことが多い。この問題を解決するために、本研究では材料のナノ力学性能を分析し、 [...]
Transient-induced fadingにおけるfilling-inの検討 芸術工学府 芸術工学専攻 網膜上で視対象の像がとらえられない盲点領域では、周囲の情報に基づいて脳で適切に像が埋められるフィリングイン(filling-in)という現象が生じる。一方、網膜上で視対象の像が検出されても、周りのフラッシュ刺激によりテスト刺激が知覚的に消失する現象も報告された。トランジェントによる知覚的消失が生じる際には、テスト刺激の周囲の映像から視覚情報が埋め合わされると想定できる。しかし、知覚的消失が起こった [...]