福祉施設を利用する障害者のWell-Being 向上につながる芸術活動を用いたワークショップのガイドラインデザイン 芸術工学府 芸術工学専攻 本研究は福祉施設を利用する障害者のWell-Being 向上に効果的な芸術ワークショップを、芸術の専門性を持たない職員でも実施できるようになるためのガイドラインを開発し、検証することを目的としています。 開発のプロセスは:「ワークショップのデザイン→ワークショップの効果検定→概念構成と提出→ワークショップの効果再検定→ガイドラインの構築」となっており、研究方法は混合研究法を用いております。 期待で [...]
性別と精神的暴力に焦点を与えるデートDVに関する啓発メディアの開発 芸術工学府 芸術工学専攻 デートDVの防止啓発において、多くの啓発メディアは啓発対象の性別を分けずに作られ、また、精神的暴力を判断する尺度は明確されていないため、内容によって人々の捉え方が大きく異なるという問題がある。本研究では、大学生を対象としたデートDVの防止啓発を目的に以下の3点を実施する。①男女別の精神的暴力に関する暴力観を明らかにすること。②多様な芸術表現を用いて、啓発メディアを開発すること、③従来のパンフレット [...]
西洋近世哲学における自己認識理論の解明——知性的経験の視点から—— 人文科学府 人文基礎専攻 西洋哲学では18世紀を境に、古来広く認められていた自己認識の可能性が疑われるようになる。しかし他方で、自己認識はアイデンティティの根幹をなす事柄として、人が自律的に生きるために必要不可欠なものと考えられるようにもなってゆく。本研究では、自己認識をめぐるこうした混乱を整理し、自己認識理論を改めて問い直すことを試みる。そのために、古代・中世における知性的経験のあり方に遡りつつ、西洋近世哲学における自己 [...]
戦後教員養成制度における周縁性の拡大過程―小学校教諭二種免許状を手がかりとして― 人間環境学府 教育システム専攻 本研究は、戦後日本における教員養成制度の中でも制度的な周縁に位置づけられてきた小学校教諭二種免許状制度の運用実態の分析を通して、教員養成制度の周縁性が拡大する過程を描くことを目的とする。 従来の研究では、戦後教員養成二大原則に基づき、四年制大学で行われる一種免許状の制度設計とその展開動向が主たる分析対象とされてきた。しかし、戦後初期の現場では、短期大学や教員養成所といった二年制課程も教員供給の一翼 [...]
障害者芸術に潜む倫理的葛藤:現場実践への質的調査を通じた実証的研究 芸術工学府 芸術工学専攻 本研究の目的は、障害者福祉における芸術活動の中で生じる倫理的葛藤の問題に対し、その現状を明らかにし、新たな理論構築を行うことである。具体的には、障害者芸術の支援に向けた全国的な活動の広まりや文化政策の展開を踏まえ、複数の障害者福祉施設で質的調査を実施する。その上で、海外の知見を取り入れつつ、障害者芸術の支援を意図する現場や政策が倫理的葛藤への対応策を見出すための拠り所となる指針を提示する。
チタン製矯正用アンカースクリューにおける炭酸アパタイトコーティングによる早期骨結合の獲得 歯学府 歯学専攻 歯科矯正で歯を動かす時の支点として使用されているアンカースクリューは、治療中に約40%が脱落している。これはアンカースクリューと骨との固定を機械的嵌合のみに頼っているためである。アンカースクリューの早期固定を実現するには、チタンが本来持つ骨と結合する性質(オッセオインテグレーション)に加え、より早期の骨との結合を導く「骨伝導」を活用することが有効であると考える。そこで骨の無機成分であり骨伝導性に優 [...]
変形理論の心理学・数学的発展から音楽分析・解釈へ還元するプロセスの検討 芸術工学府 芸術工学専攻 本研究では、群論の概念が取り入れられた音楽理論である変形理論を扱い、関連する幾何学的図式のTonnetz(音の網)に着目する。そして、その発展的な図式となる四和音を表す三次元Tonnetzを取り上げ、知覚される和音同士の距離について実験心理学の手法を用いて調査を行い、人間の知覚特性を反映したTonnetzの提案を行う。次に、提案したTonnetzを用いて音楽作品の和声進行に主に焦点を当てた音楽分析 [...]
特異連続スペクトルを持つ離散シュレディンガー作用素のスペクトル解析 数理学府 数理学専攻 シュレディンガー作用素のスペクトルについて研究している。スペクトルの分類によって量子系の時間的な振る舞いが特徴づけられることが分かっており、点スペクトルは束縛状態、絶対連続スペクトルは散乱状態に該当する。グラフ上で定義された離散シュレディンガー作用素の特異連続スペクトルの特性を研究し、それらが量子力学的な振る舞いにどのように関係するのか、特異連続スペクトルがどのようなポテンシャルで生じるのか、グラ [...]