間葉系前駆細胞2G11を起点とした筋肉内脂肪組織形成機構の解明 生物資源環境科学府 資源生物科学専攻 骨格筋内脂肪組織(IMAT)の異常蓄積は、肥満・2型糖尿病・サルコペニアに伴う筋機能低下に関与するが、その細胞起源や分子制御機構は十分に解明されていない。本研究では、2G11細胞を用いて脂肪分化能、白色/ベージュ脂肪細胞様表型、および関連シグナルを解析する。次に、グリセロール誘導筋損傷モデルマウスを用い、IMAT形成の時系列的変化を検証する。さらに、RNA-seqおよびパスウェイ解析により、IMA [...]
人工衛星データを用いた斜面崩壊に伴う地表変化箇所の定量的な抽出と斜面変動状況の観測 工学府 土木工学専攻 斜面崩壊は,地球物理学的,気象学的要因によって引き起こされる地形変化のプロセスであり,その原因として,豪雨や地震などの災害が挙げられる。現在,航空写真や光学衛星画像に基づく目視判読により,被災箇所を抽出しているが,天候による制限や時間と人力がかかるという欠点を有する。本研究では,天候に左右されない人工衛星データを用いて,斜面崩壊に伴う地表面変化箇所を定量的に抽出する方法を提案し,人工衛星を用いて地 [...]
情報通信技術(ICT)が資源枯渇型都市のグリーン転換効率(UGTE)を促進するメカニズムの研究 人間環境学府 都市共生デザイン専攻 資源が枯渇した都市では、資源と経済の矛盾が明らかになる。しかし、UGTEが低いため、ほとんどの都市は望ましい成果を達成していない。調査によると、ICTは経済・社会変革の推進力であるが、UGTEにおけるICTの役割やメカニズムは不明確なままである。本研究の予備調査では、ICTがUGTEを促進できることが示されている。本研究では、DEA法を用いてUGTEを評価し、パネル回帰モデルとPVARモデルを用い [...]
エナメル質誘導体における新規抗炎症タンパク質の探索 歯学府 歯学専攻 これまでの研究で、EMDの主成分であるアメロジェニンが、マクロファアージにおけるサイトカイン産生を変化させることにより、抗炎症作用を示すことが示されてきた。しかしながら、EMDにはまだ多くの未報告の分子やタンパク質が存在する。そのため、アメロジェニン単独のみでは、EMD治療に伴う複雑な抗炎症反応を十分に説明することができなかった。本研究では、最新のプロテオミクス技術を駆使して、アメロジェニン以外に [...]
TNF-α/IFN-α共刺激歯肉幹細胞由来エクソソームはCD73とCD5Lを介してM2マクロファージ誘導を促進する 歯学府 歯学専攻 間葉系幹細胞(MSC)由来エクソソームは無細胞治療において中心的な役割を果たしており、疾患に関連する微小環境下で治療効果が亢進することが示されている。申請者のグループは、TNF-α刺激されたヒト歯肉組織由来間葉系幹細胞(hGMSC)由来エクソソームのCD73発現を増強し、抗炎症性M2マクロファージ極性化を誘発することにより、マウス歯周炎を治癒したことを報告した。本研究では、エクソソームを介したM2 [...]
Laser ionization mass spectrometry for analysis of environmental pollutants 芸術工学府 芸術工学専攻 There are many persistent organic pollutants in the environment and it is necessary to develop an analytical method for measuring these substances. In my dissertation, I develop a new technique for tr [...]
PBCなどの希少疾患のゲノムやオミクス情報の解析手法の適用と開発 医学系学府 医学専攻 PBCは、遺伝的要因と環境因子の相互作用によって発症する典型的な自己免疫疾患である。本研究は、日本人のPBCにおける独自の遺伝的背景を解明するため、日本人コホートにおける多遺伝子座間および遺伝子・環境間の相互作用をモデル化可能な、AI駆動型ゲノム解析アプローチを開発する。これにより、核心的な遺伝子変異や発現調節領域を同定し、集団特異的な感受性プロファイルの解読と最適化されたリスク予測モデルの構築を [...]
TRPC6を介したZn²⁺流入による心臓の抗線維化メカニズム解明 薬学府 創薬科学専攻 厚生労働省の2023年報告では、日本の心疾患患者数は358万人に達する。心疾患では心筋線維化が進行するが、その分子機構は未解明で有効な治療法もない。近年、心不全患者で血清亜鉛濃度の低下が報告されている。TRPC6はZn²⁺流入に関与するチャネルであり、当研究室はTRPC6活性化剤PPZ2が細胞内Zn²⁺を増加させ、心不全モデルマウスの線維化を抑制することを報告した。本研究では、各種病態モデルを用い [...]