食品機能・品質・健康に関わるキーペプチド探索のための包括的ペプチドオミクス技術 生物資源環境科学府 生命機能科学専攻 De novoペプチドシーケンシングは、配列データベースに依存せず、タンデム質量分析(MS/MS)スペクトルを用いてアミノ酸配列を直接決定する分析手法です。この戦略は、非標的型ペプチドオミクスにより新規ペプチドおよびその代謝産物を同定する上で、広範な応用の可能性を有しています。これまでの研究では、ペプチドのN末端誘導化が明確なフラグメントイオンの生成を促進し、配列予測の精度向上に寄与することが示さ [...]
A plaque removal scalpel with distance sensing based on electrically induced microbubbles 工学府 機械工学専攻 歯の寿命を延ばすためには、消毒による歯垢の除去と、歯の修復・強化が不可欠である。したがって、歯の喪失を抑制し、口腔の健康を維持し、人類の寿命を延ばすためには、歯垢の消毒・除去方法の確立が不可欠となる。また、歯は複雑な形状をしているため、歯垢除去の効果を高めるためには、歯垢除去と同時に形状感知・距離感知を実現する必要がある。ここでは、電気誘導発泡に基づく距離センシングを備えた歯垢除去メスを提案する。 [...]
PICsome 型ナノリアクターを活用した新規転移がん克服戦略の確立 システム生命科学府 システム生命科学専攻 本研究では、酵素封入 PICsome からなるナノリアクターを、がん組織やがん細胞に持続的に制がん剤を供給する「薬物工場」として活用する。薬物前駆体であるプロドラッグを PICsome に封入した酵素により活性化する“酵素-プロドラッグ療法”を用い、腫瘍組織の毛細血管近傍にナノリアクターを送達して血管の空隙にはりつけ、連続的に薬物活性体をがん組織内やがん組織から浸出しようとしているがん細胞へと送り [...]
がん細胞の細胞運動に関わる細胞膜Blebの制御機構 システム生命科学府 システム生命科学専攻 一部のがん細胞は、Blebと呼ばれる球状の形質膜構造を形成することで、生体内を運動し、他の組織に転移する。しかしながらBlebの形成を制御する分子機構は部分的にしか解明されていない。これまでの研究によって、私は拡大中のBlebの形質膜上でRac1が特異的に活性化していることを見出した。本研究では、拡大中のBleb上でのみ活性化するRac1の機能とその制御機構を解明することで、Blebの動態を制御す [...]
混合言語による医療会話から処方箋情報を抽出する システム情報科学府 情報理工学専攻 この研究は、対話を明確に分類するための自動ダイアライゼーション、統一された言語出力のための多言語翻訳、処方箋を充実させるための特徴抽出という3つの主要コンポーネントを統合することにより、処方箋のための医療会話から情報を抽出することに焦点を当てています。複数の言語を個別に処理するのが一般的である既存のテクノロジーとは異なり、この研究は、インドのような発展途上国で一般的な多言語医療会話の複雑さに独自に [...]
UAV-LiDARと画像データの融合による茶園景観の3次元構造特性と視覚景観品質評価の統合分析 芸術工学府 芸術工学専攻 近年、茶園景観は観光資源・地域景観資源として重要性が高まっている。しかし、従来の景観評価研究は景観写真を用いた2次元分析が中心であり、開放感や奥行き感などの3次元空間特性との関係は十分に明らかにされていない。本研究では、福岡県八女市の茶園を対象に、UAV-LiDARによる3次元空間構造解析と景観評価実験を統合し、地形・可視性・空間配置などの構造特性と景観認知との関係を分析する。さらに、SEMやXG [...]
人類はなぜ「対象と自己のリンク体験」をするのか 人間環境学府 人間共生システム専攻 「対象と自己のリンク体験」とは、一般的に「共感」と呼ばれる体験、つまり、あるものと自己を結びつけたとき、「これはまさに私のことだ」と感じる体験のことである。この体験を通して、我々は自身の気持ちに気づくことができ、他者や世の中との繋がりを感じることができ、ひいてはそれが精神的健康の維持・向上や豊かな人生に繋がっていると考えられる。本研究では、この体験について明らかにすることで、この体験が生じ・進化の [...]
poly(N-isopropylacrylamide) のグラフト表面を用いた細胞接着制御による同調培養 工学府 物質創造工学専攻 細胞の接着形態は増殖や分化、遊走などの生化学的なふるまいと密接に関与している。本研究では機能的生体材料の構築に多用されてきたpoly(N-isopropylacrylamide)の表面水平変形能が、細胞培養温度条件下において表面吸着タンパク質量に依存せずに細胞接着を調節し得ることを見出した。特に、ポリマー凝縮構造の局所的な歪みが、細胞接着を担う焦点接着斑の活性と安定性に寄与していた。細胞—基材接着 [...]