EBMの実現のための医療情報の取扱いに関する研究 法学府 法政理論専攻 カルテや医薬品情報を含む医療情報は、日本においては潤沢に存在するものの、諸外国と比較して最大限に活用されているとは言えない。 そこで博士後期課程では、医療情報を用いたデータベースに基づくEBM(Evidence-Based-Medicine:医学的根拠に基づく医療)の実現を法的側面からサポートすることを目的として、様々な研究を行う。
避難に着目した総合的な災害リスクの定量的評価手法の開発 工学府 土木工学専攻 頻発する自然災害に対して,適切な避難行動をとることで人的被害を軽減できると考えられ,住民の避難を促すためには,災害の危険性(災害リスク)を定量的に示す指標が必要である。 本研究では,自治体による避難判断を支援することを目的とし,避難に着目した総合的な災害リスク評価手法の開発を行う。具体的には,避難所要時間を脆弱性の評価指標とし,それを豪雨と地震に伴う洪水や土砂災害,津波等のマルチハザードを組み合わ [...]
Radiochemical study of medical radioisotopes produced by accelerator neutrons to be used as a theranostic agents. 総合理工学府 先端エネルギー理工学専攻 According to the World Health Organization (WHO), cancer is a primary cause of death, with around one in six deaths worldwide. Recent research is now going towards the concept of personalized medicine [...]
VR回想法中の若返りアバタによるプロテウス効果に関する研究 芸術工学府 芸術工学専攻 VR空間でアバターの見た目がユーザーの認知や行動に影響を与える現象をプロテウス効果といいます。例えば、魅力的なアバターを纏うことで対人距離が近くなったり、自己開示の促進に繋がったりすることが報告されています(Yee & Bailenson, 2007)。 一方で、回想法とは精神科医のロバート・バトラー氏によって提案された懐かしい音楽や写真、映像などを用いて思い出を語り合う心理療法の一種であ [...]
不規則複雑系多孔体の細孔形状評価法の確立 総合理工学府 総合理工学専攻 Xeガスを分子プローブとすることで129Xe-NMR法により多孔体の細孔形状についての情報を得られる可能性を見出している。本研究により多孔体に細孔形状評価法が確立された暁には、従来の細孔構造解析方法を改善し、細孔構造を正確に解析することができるのみならず、エネルギー、触媒、環境保護などの分野に高性能多孔質材料開発へとつながり、多孔体設計指針の見直しが可能となる。
受精直後に非侵襲的に受精卵の発生能を評価するシステムの開発 生物資源環境科学府 資源生物科学専攻 生命誕生の起点となる受精卵は、精子と卵子の融合により完成し、大規模な変化を開始する。なかでも、胚性遺伝子の活性化(Zygotic Gene Activation; ZGA)は正常な胚発生に不可欠であるため、その制御機構の理解は、動物の発生過程を解明する上で重要な課題の一つである。これまではヒストン修飾や転写因子がクロマチン構造を変えることでZGAを制御すると考えられてきた。一方で、これらの因子だけ [...]
抗組換え反応の詳細な分子メカニズムの解析 システム生命科学府 システム生命科学専攻 DNA二重鎖切断(DSB)は、DNA二重らせん構造を形成する鎖が二本とも切断される、極めて重篤な損傷である。相同組換え(HR)はDSB修復機構の一つであり、DSB末端の鎖の削り込みと、相同鎖の探索、そしてDNA合成により相同な配列の情報をコピーし、DSBを修復する。ところが、ゲノム上には膨大な数の類似配列が存在し、相同鎖の探索を担う組換え酵素は、10%ほどの配列の違いを識別できない。従って、HRの [...]
転写因子LRFによるグロビンスイッチ制御の分子機構の解明 医学系学府 医学専攻 酸素運搬を担うヘモグロビンは、出生後わずか数ヶ月間で胎児型から成人型へと切り替わり、一連の急激な遺伝子発現変化はグロビンスイッチと呼称される。本研究では、グロビンスイッチを制御する転写因子LRFをターゲットとし、形成する複合体の構成因子及びグロビンスイッチ制御分子機構の解明に取り組む。また、胎児型グロビンを再発現させるアプローチを探ることで、異常ヘモグロビン症の新規治療薬開発への貢献を目指す。