室内環境中マイクロプラスチックを対象としたSVOC吸着モデルと数値気道モデルによる経気道曝露解析 総合理工学府 総合理工学専攻 近年,環境問題の一つとして海洋中のマイクロプラスチックが社会問題となっている.その一方で,人が9割以上を過ごすといわれる室内には,マイクロプラスチックの発生源となるプラスチック類製品が多様に存在し,室内環境中でのマイクロプラスチック汚染の可能性は否定できない.そこで,本研究は室内環境中マイクロプラスチックの実態調査,並びにそのデータと数値気道モデルを用いた粒子沈着解析を連成することで,室内環境中に [...]
世界多地域産業連関表を用いたデカップリング分析手法の開発とその実証分析 経済学府 経済システム専攻 気候変動に対処するためには、政府が経済成長と温室効果ガス(GHG)排出の関係を切り離す「デカップリング」の過程を明らかにし、効果的な経済構造の低炭素化政策を策定することが重要である。経済学者は、排出係数や生産技術、消費量、消費嗜好の変化など、経済成長と並行してGHG排出に影響を与える要因の特定を試みてきた。先行研究では、構造分解分析や指数分解分析が用いられているが、多国間・長期時系列の要因比較や、 [...]
全電子量マップを用いた気象現象がもたらす電離圏擾乱の定量的解析 理学府 地球惑星科学専攻 近年、対流圏で発生する台風や竜巻等の激しい対流活動が電離圏に影響を及ぼしていることが明らかになってきた。本研究は、どの程度の規模の台風や竜巻が、どの程度の電離圏擾乱を引き起こすのかについて、定量的な解析を行う。また、電離圏擾乱が電離圏電流を励起する様を磁場データの詳細な解析により明らかにする。さらに、太陽活動によっても電離圏に擾乱が起こるため、宇宙天気的な影響も考慮しながら研究を進めていく。 <研 [...]
機械学習型力場を用いたタングステン中の空孔集合体と表面における構造安定性と水素挙動の解明 総合理工学府 総合理工学専攻 核融合炉は将来のエネルギー源として期待されている。炉内下部に位置するダイバータの表面材には環境特性に優れたタングステンが主要候補として挙げられている。タングステン中では原子空孔に水素同位体が捕獲されやすく、これにより欠陥構造の成長と、トリチウム吸蔵量増加による材料特性劣化および放射化が懸念される。タングステン内バルク中の水素–欠陥複合体のダイナミクス及び表面での水素挙動を明らかにするた [...]
希少糖5-KFの油脂生産酵母における代謝機構の解析および酢酸菌との共生関係の解明 生物資源環境科学府 生命機能科学専攻 希少糖5-ケト-D-フルクトース(5-KF)は酢酸菌の「酸化発酵」により生成される。近年グルコノバクタ―属酢酸菌において5-KFを変換し代謝する酵素が報告された。しかし、真核生物において希少糖5-KFの代謝に関する報告はない。申請者はこれまで、油脂生産酵母Lipomyces starkeyiが5-KFを代謝できることを明らかにし、酢酸菌と異なる新たな代謝経路を解明した。今後、遺伝子転写機構の解明や [...]
炭素系触媒を用いたターコイズ水素の合成および副生炭素の有効利用に関する研究 総合理工学府 総合理工学専攻 水素の製造技術は水素の安定供給という観点から、水素社会実現の鍵を握る最も本質的な課題と言える。そんな中、製造時にCO2を排出しないターコイズ水素が注目されている。ターコイズ水素はメタンの熱分解によって合成され、CO2の代わりに固体の炭素(以下、副生炭素)が生成する。そのためCO2の貯留・回収にかかるコストを削減可能であり、環境面・コスト面においても優位性をもたらす。しかしながら、現状の副生炭素は利 [...]
温室イチゴ栽培における高次元シンク情報を考慮した生殖成長動態の予測と制御 生物資源環境科学府 環境農学専攻 イチゴ栽培において「光合成」は重要な生理生態機能であり,生殖成長(開花,その後の同化産物の流入による果実肥大)とも密接関与する.本研究では光合成と同化産物の分配を考慮して機構・統計的な生殖成長モデル構築のために以下の目標に取り組む:[目標1]高次元シンク情報(花・果実数,果実重,同化産物の流入動態)の評価法確立[目標2]評価法を用いて長期モニタリング [目標3]モデルの構築および栽培現場への適用と [...]
輸送障壁中の短波長揺動について 総合理工学府 総合理工学専攻 クリーンな次世代主要電源の候補として,核融合発電は精力的に研究が行われている.極めて高温のプラズマを燃料として用いるため,炉内では磁場を使ってプラズマを閉じ込めている.高温・高密度のプラズマを閉じ込めることにより,密度や温度の分布では空間不均一性が生じる.この空間不均一性に起因する乱流揺動は粒子や熱を磁場のカゴから漏出させてしまうことが知られている.これが核融合研究の大問題である「閉じ込め悪化」と [...]