日本海における海面水温トレンドの空間分布はなぜできるのか? 総合理工学府 総合理工学専攻 地球温暖化による気温上昇とともに、海面水温も上昇している。海面水温の上昇は近年の豪雨に強く影響を与えることが報告されており、日本沿岸における海面水温が長期的にどのように変化していくのか社会的な面から解明が求められている。日本周辺の海域の一つである日本海の海面水温は他の海域に比べ大きいだけでなく、さらに海面水温トレンドは一様な上昇ではなく数100kmスケールの極大や極小を示している。この非一様な空間 [...]
成層圏におけるプラネタリー波の下方伝播についての統計解析 理学府 地球惑星科学専攻 人類の生活圏である対流圏の上、高度約10km~50km の領域は成層圏と呼ばれている。ロッ キー山脈などの大規模山岳により対流圏中で生成さ 成層圏 れる、水平波長の長い大気波動であるプラネタリー 波は、冬季成層圏の西風中を、通常は鉛直上向きに 伝播するが、時として成層圏から対流圏へ下方伝播 10km することがある。近年、下方伝播が東西非一様な特 性を持つことが注目されており、 [...]
避難に着目した総合的な災害リスクの定量的評価手法の開発 工学府 土木工学専攻 頻発する自然災害に対して,適切な避難行動をとることで人的被害を軽減できると考えられ,住民の避難を促すためには,災害の危険性(災害リスク)を定量的に示す指標が必要である。 本研究では,自治体による避難判断を支援することを目的とし,避難に着目した総合的な災害リスク評価手法の開発を行う。具体的には,避難所要時間を脆弱性の評価指標とし,それを豪雨と地震に伴う洪水や土砂災害,津波等のマルチハザードを組み合わ [...]
Synthesis of Garnet and Double-Perovskite Structure Nanoparticles for Solid Electrolyte on All-Solid-State-Batteries by Induction Thermal Plasma 工学府 化学システム工学専攻 Lithium-ion batteries (LIBs) has been widely employed every e-life including portable electronics and electric vehicles. However, conventional LIBs have almost reached its limit in terms of capacity, [...]
ナノ材料表面と三相接触線の統合解析による構造的ピニングの学理構築 工学府 航空宇宙工学専攻 熱工学分野において相変化に伴う液滴挙動の制御が極めて重要である一方で、固気液三相接触線の動的な機構に関する知見が不足しているため、相変化伝熱の完全な制御には至っていない。近年では、ナノ材料を用いて構造的に接触線をピニングすることで、マイクロ液滴をコントロールできる可能性が示唆されたものの、未だ系統的な実験が行われていない。そこで本研究ではナノ材料と液滴を同時に把握する世界初の手法を確立し、接触線の [...]
水素と二酸化炭素を原料とするアルデヒド合成法の開発 工学府 物質創造工学専攻 低炭素社会の実現に向け二酸化炭素の削減と環境負荷の小さい水素の利用が求められているが、水素及び二酸化炭素を利用した有機合成反応の構築は未だ不十分だ。有機合成反応における水素と二酸化炭素の利用法として一酸化炭素の代替としての使用が注目されている。一酸化炭素を用いる有機合成法のうち、私は工業的価値の高いアルデヒド合成に着目した。本研究ではNiFe低原子価錯体を用いて穏和な条件下でのアルデヒド合成を狙う [...]
竹林管理の地域特性と生態系サービスの定量評価に基づく自然資本クレジット制度の構築 芸術工学府 芸術工学専攻 かつて日本では、竹は生活の中で多く使われており、竹林は人の手で丁寧に管理されていました。しかし、今ではその利用が減り、全国で竹林の放置が進んでいます。放置された竹はどんどん広がり、森の木々を枯らしたり、生き物の住む場所を奪ったり、土砂災害を引き起こす原因にもなっています。 一方で、竹林を適切に手入れすれば、私たちの暮らしや地球環境にとって良いことがたくさんあります。たとえば、二酸化炭素を吸収して温 [...]
東アジア地域の下部~中部ジュラ系アンモノイド相変遷の解明 理学府 地球惑星科学専攻 3億年におよぶアンモノイド類の繁栄史の中でも,中生代ジュラ紀前期~中期はその構成種の大きな変動と爆発的な多様化により特徴づけられる “転換期” である.この転換期の連続層序は日本にも分布するが,産出標本の多くが潰れた印象化石であり,分類に必要な形態情報の抽出が困難なことがこれまで大きな障壁となってきた.本研究ではこの課題を解決すべく,印象化石に対する新たなイメージング手法を導入するとともに,海外産 [...]