日本における土壌深層生物の網羅的解明と環境影響評価 生物資源環境科学府 資源生物科学専攻 独自に改良したSoil-washing法で日本全国の深層土壌(20-100cm)から生物を抽出。土壌硬度や温湿度、植生等のデータを記録し、深層性昆虫の環境選好性と指標生物の適性を評価する。キレックス法等でDNAを安価・高速に抽出し、種区分解析と形態分類を統合。将来はeDNA群集モニタリングも検証する。鹿害等の課題と結びついた本研究は新種発見が確実で独創性が高い。不視の生態系を可視化し土壌流出の見え [...]
性特異的な季節型可塑性を示すキタキチョウの休眠戦略の進化ダイナミクス システム生命科学府 システム生命科学専攻 晩秋のキタキチョウ集団に見られる、休眠型オスと非休眠型オスの共存が進化する条件を理論的に明らかにするために、オスが休眠型個体として羽化する確率を進化形質とする進化ゲームモデルを構築し解析を行う。
氷期ー間氷期の北太平洋海洋中深層循環 理学府 地球惑星科学専攻 The global ocean deep-water circulation delivers heat content, nutrients, and many other chemicals worldwide, thus important in affecting the ecosystem and climate. Among them, the Pacific is a specia [...]
経年劣化特性を反映した切土のり面の災害脆弱性リスク評価方法の提案 工学府 土木工学専攻 高速道路に隣接する切土のり面においては、地山を切った直後より風化等が急速化し、時間経過とともに崩れやすくなり、交通障害や人命に関わる事故が発生する可能性が高くなる。しかし、のり面の風化の追跡は、維持管理の効率化を図るうえで重要であるにもかかわらず、意外にも時間を追って継続的に確認されている実績は多くない。本研究では、機械学習と岩石の風化実験を併用することで、風化による切土のり面の経時的に変化する健 [...]
熱帯都市における熱的快適性向上のためのNature-based Solutionsの最適化 人間環境学府 都市共生デザイン専攻 本研究は、マカッサルを対象に、PETに基づく暑熱ハザード、人口曝露、社会的脆弱性を統合して暑熱健康リスクを評価し、機械学習とSHAP分析により優先リスク地域と主要要因を明らかにする。さらに、現地観測によるNature-based Solutionsの冷却効果評価とマイクロクライメイト・シミュレーションを通じて、熱帯都市における暑熱リスク低減と屋外熱的快適性向上に向けた適応戦略を提案する。
立ち枯れヨシを利用する主要大型底生生物個体群の季節的変動 生物資源環境科学府 資源生物科学専攻 塩性湿地の保全・再生は世界的な課題であり,達成に向けた生態的機能の解明が不可欠である.わが国では植物ヨシPhragmites australisを主体とした塩性湿地(ヨシ原)がよく見られる.ヨシは竹に類似した形態をもち,冬に地上部が枯れる.また,立ち枯れた茎は長期間残存する.そのため,ヨシ原内では,節間で折れた立ち枯れヨシの茎(折損茎)が散見される.本研究では折損茎に注目し,その内部環境が大型底生 [...]
核融合原型炉システムにおけるトリチウム移⾏挙動に関する研究 総合理工学府 総合理工学専攻 次世代のエネルギー源として、世界的なエネルギー需要の高騰とエネルギー環境問題を同時に解決することが、DT核融合炉には求められている。燃料となるトリチウムは天然量が少なく且つ放射性物質であることから、炉の連続運転を行うための持続的で安全なトリチウム燃料サイクルの確立が工学上とても重要となる。本研究では、将来の原型炉におけるトリチウム移行をシミュレーションすることで、各システムにおけるトリチウムマスバ [...]
セルロースナノファイバーの 界面アーキテクトニクスによる新奇表面機能の創出 生物資源環境科学府 環境農学専攻 生物は微小な構成単位を集合させることによって材料を成し、集合構造に起因した優れた機能を創発させる。このプロセスは常温常圧、水系といった極めて温和な環境下で達成されることから、持続可能な社会の実現に向けて大きな注目を集めている。一方で、繊維状の物質は互いに絡まりあうため、複雑な構造を構築することが困難であった。本研究では、集合構造化の場として流体界面に着目し、ナノ繊維の緻密な構造化を通し、集合構造か [...]