借上型仮設住宅入居者の住宅再建過程に関する研究 芸術工学府 デザインストラテジー専攻 本研究は、熊本地震後の仮設住宅居住世帯の移動および近隣交流の変化を明らかにするものである。特に、借上型仮設住宅と呼ばれる、民間の空き賃貸住宅を仮設住宅として供与する方式については、①被災地からの人口流出、②被災者の孤立、等が懸念されている。熊本地震におけるこれらの問題の発生状況を、統計調査の分析および被災者および行政担当者に対するヒアリング調査から明らかにし、事前復興としての仮設住宅供与計画の提案 [...]
水を電子源とする超高選択的太陽光CO2還元反応に向けた機能性材料の創製 理学府 化学専攻 人工光合成はカーボンニュートラルを実現する理想的な反応であり、注目を集めている。 我々はCoポルフィリン触媒を修飾したTiO2電極を用いて、水溶液中における光電気化学的CO2還元反応を高選択的に駆動することに成功してきた。しかしながら、ファラデー効率は80%前後であり、改善の余地がある。 本研究では、光電気化学的CO2還元反応の効率向上に向けて、CO2還元反応を駆動できる新規光増感剤の開発を行う。 [...]
セルロースのマーセル化のメカニズムの解明 生物資源環境科学府 環境農学専攻 セルロースは高濃度アルカリ処理(マーセル化)によって、天然のセルロースⅠ(分子鎖が平行配列)からセルロースⅡ(逆平行配列)へと不可逆的に転移することが知られている。この構造転移のメカニズムについては多くの議論があるものの、分子レベルでの詳細は未解明である。 本研究では、特にナノスケールでの構造変化や非晶領域の役割に着目し、転移機構の解明を目指す。
AIによる洪水リスク評価と緊急避難システムの研究 工学府 土木工学専攻 洪水は、高い突発性、高い類度、広い範囲をカバーする一般的な自然災害である。洪水とそれに関連する影響は、人命に大きな損失をもたらすだけでなく、地域の発展を阻害する。洪水を完全に防ぐことは不可能であるが、危険な状況から人々を避難させることは、被害者を減らすための効率的な取り組みである。 避難に関する研究は約50年前にさかのぼり、現在でも重要な安全研究分野の一つである。 緊急避難の場合、計画性のないラ [...]
Performance Assessment of Tire-derived Geomaterials in Marine Landfill Application 工学府 建設システム工学専攻 In the marine landfill sites, alluvium clay layer is mainly used as the impermeable layer at the bottom of the site. The protection of alluvium clay layer and improving drainage performance during was [...]
電離圏動的過程を取り入れた磁気圏―電離圏結合系アルゴリズム開発 理学府 地球惑星科学専攻 太陽風のエネルギーを元に発動する磁気圏の諸現象は、急激な構造変化を生み出し、それは即座に磁気圏-電離圏(M-I)結合系を通り、電離圏へと投影される。一方、電離圏は磁気圏から伝達されたエネルギーを消費するだけで磁気圏に働きかけることはないという認知が一般的であったが、近年それは間違いであるという指摘がある。そこで本研究では、電離圏の能動的過程に適応した新たなM-I結合アルゴリズムを開発・導入し、電離 [...]
対馬暖流は気候変動とともに九州北部の農業に影響するのか? 生物資源環境科学府 環境農学専攻 九州北部の海域には地域の気候に大きな影響を与える対馬暖流が流れている.近年,この対馬暖流の流量は増加傾向にあり,気候変動と相まって九州北部の気候を変化させ,これが農業にも影響する可能性がある.そこで本研究では,対馬暖流の流量増加が九州北部の農業に影響するのか解明することを目的とする.海流が農業に与える影響を定量化した研究はなく,本研究は農業気象学分野において非常に挑戦的な研究である.本研究により, [...]
性特異的な季節型可塑性を示すキタキチョウの休眠戦略の進化ダイナミクス システム生命科学府 システム生命科学専攻 晩秋のキタキチョウ集団に見られる、休眠型オスと非休眠型オスの共存が進化する条件を理論的に明らかにするために、オスが休眠型個体として羽化する確率を進化形質とする進化ゲームモデルを構築し解析を行う。