統一的すべり理論の構築に向けた超高分解能多要素同時AFM計測 工学府 航空宇宙工学専攻 集積回路に発生する高温部位「ホットスポット」は動作不良や破壊の原因になるが、従来の固体熱伝導では対処しきれていない。一方、Nature誌で報告されたマイクロチャネル冷却はダイヤモンドを超える伝熱性能を実現した。このような固体熱伝導の限界値を突破する冷却をさらに発展させることが発熱問題の解消につながり、Society 5.0へ向けた基盤技術になると期待される。一方、このような微細スケールでは摩擦抵抗 [...]
生産関数アプローチを使った炭素シャドウプライスの比較分析 経済学府 経済システム専攻 本研究では、確立フロンティア分析を用いて、炭素シャドウプライスを計算し、その価格に影響を与える要因を分析します。炭素シャドウプライスとは、炭素排出量を1単位削減するのに必要な価格のことです。
シカ捕獲を誰が担うのか?持続的な捕獲体制に向けた「自助・共助・公助」の再検討 生物資源環境科学府 環境農学専攻 ニホンジカによる様々な被害が深刻化している。これまでの捕獲は概ね地元猟友会に依存する形で実施されてきたが、狩猟者の減少・高齢化が顕著であり、持続可能な捕獲体制の構築が急務である。 一方、最近では、激甚化する獣害に対し「自助・共助・公助」という言葉で対策が議論されるようになった。これらの議論は、獣害対策を集落主体のボトムアップで進めることを意図したものである。しかしながら、「自助・共助・公助」を援用 [...]
電解質中におけるリチウムイオンの輸送特性に関する分子動力学解析 総合理工学府 総合理工学専攻 私のSPRING研究は、リチウムイオン電池の電解液における輸送特性の分子動力学(MD)シミュレーションに焦点を当てています。本プロジェクトでは、様々な条件下における拡散率、粘度、イオン伝導度、誘電率といった主要な物性を調査しています。これらの分子レベルでの知見は、電気化学的電池モデルやバッテリー管理システム(BMS)に対して、より現実的なパラメータを提供するために活用されます。過酷な動作条件下にお [...]
The evaluation of maximum CO2 storage capacity and the permeability change in an igneous high-temperature geothermal reservoir. 工学府 地球資源システム工学専攻 大気中のCO2レベルの上昇は、人類に深刻なリスクをもたらす気候変動を引き起こしますが、化石燃料は明らかに何十年も使用され続けるでしょう[1]. この課題に対応するには、大規模な炭素回収貯留(CCS)が必要になります[2]. このソリューションの成功は、CO2を安全かつ恒久的に貯蔵できるかどうかにかかっています[3]. 本研究ではCO2貯留サイトの候補としての火成岩主の高温地熱貯留層の応用可能性と、 [...]
有機CT界面を活用した新機構有機熱電デバイスの構築 工学府 化学工学専攻 現在、未利用の熱エネルギーの有効利用が世界中で広く求められている。従来の熱電変換技術は数100℃の大きな温度差を必要とするため、身の回りの環境熱を電気に変換する手法にはなりえない。そこで本研究では、室温で存在する数10 meV程度の微小熱エネルギーを直接電気エネルギーに変換する、新機構有機熱電デバイスの構築を目指す。
南大洋深海底における過去14万年間の炭酸カルシウム埋没・溶解史の復元 理学府 地球惑星科学専攻 氷期の約100 ppmに及ぶ大気CO2濃度低下の要因は,古気候学研究の重要な未解決問題である。南極周辺の“南大洋”深層における炭酸カルシウム(CaCO3)溶解に伴う海洋アルカリ度の増加は,その主要因の有力候補である。本研究では南大洋チリ沖で採取された堆積物中のCaCO3溶解強度を調査し,南大洋の各海域のCaCO3含量(質量%)文献値から南大洋CaCO3フラックスデータセットを構築し数値モデル研究と [...]
ケロジェン中の分子化石抽出によるT-OAEの全球的な古環境復元 理学府 地球惑星科学専攻 分子化石は古環境復元の有力な手がかりだが、熱を受けた岩石からの抽出は困難であり、地球史上重要な堆積物の多くが未分析である。これまで、ケロジェンから分子化石を抽出する手法により、従来有機分析が困難であった山口県のトアルシアン海洋無酸素事変(T-OAE)堆積物からの一次生産性の復元に成功し、加えて土壌流出、陸上源有機物、燃焼イベントの指標となる分子化石の抽出手法を確立した。本研究ではこの手法により、 [...]