歩行者混雑環境における方策切り替え情報を活用した効率的実世界学習 システム情報科学府 情報理工学専攻 歩行者混雑環境における移動ロボットナビゲーションである「ソーシャルナビゲーション」は,人々の日常生活を支える重要な技術である.本研究では,実環境の少量データのみで混雑状況を把握し,適応する効率的な追加学習によるアプローチを提案する.具体的には,深層強化学習をベースとして,安全なデータ探索と収集のための学習ベース手法とルールベース手法の方策切り替えとメタ学習による未学習データの素早い学習を適用する.
〈環境教育の主体〉による教育文化の形成過程:生活文化の観点から 人間環境学府 教育システム専攻 1.研究背景と目的/Research Background and Purpose 日本では、経済成長と近代公教育制度の普及が連動し、強い社会的外圧として作用する事を通して、暮らしに内在していた土地に根差した自然や人との関わり方を教える仕組みが周辺化された。またこの抑圧の過程が急激に進行した高度経済成長期は、当時の国家・加害企業によって人間の生命、生活、成長、発達などを破壊し、人の尊厳を剥奪した公 [...]
疎水性深共晶溶媒を用いた都市鉱山からの白金族金属リサイクルプロセスの開発 工学府 応用化学専攻 本研究の概略としては、白金族金属を特異的に溶解する繰り返し利用可能な疎水性DESを創製し、無機酸や有機溶媒を使用しない環境調和型の都市鉱山リサイクルプロセスの構築を目指す。従来の白金族金属リサイクルに用いられる高濃度塩酸の代替として、本研究で開発するDESを浸出工程に用いることで、金属分離の工程が最小限に抑えられる。また、溶媒抽出工程が不要となり、有機溶媒の使用削減が可能となる。さらに、浸出工程で [...]
AI 探索と自動物性評価による新規紫外発光材料の創製および電流励起 OSLD への展開 工学府 応用化学専攻 次世代光源として期待される紫外有機固体レーザーの実用化には、高輝度紫外OLEDと極低閾値ゲイン材料の創製による「間接励起型素子(UV-OSLD)」の実現が不可欠である。しかし、従来の試行錯誤的な手作業による材料探索は限界を迎えている。本研究は、マテリアルズ・インフォマティクス(MI)と実験自動化を融合した自律的探索システムを構築し、未踏のUV-OSLDの世界初の実証と材料開発の高速化を目指す。
ラスマルテンサイト鋼における疲労き裂進展機構とブロック幅の関係性解明 工学府 水素エネルギーシステム専攻 ラスM鋼のような工業用部材の使用において,安全上の要求を満たすために,微視組織が短い疲労き裂進展に及ぼす影響を十分に理解する必要がある.そこで本研究ではブロックの幅が短い疲労き裂の進展機構に及ぼす影響解明を目的とする. 本研究では,微視組織制御時の冷却速度によってブロック幅を制御した2種の試験片を作製し,電子後方散乱回折(EBSD)による結晶方位解析,デジタル画像相関法(DIC)によるひずみ測定を [...]
生物模倣工学の建築展開構造物への適用可能性に関する研究 人間環境学府 空間システム専攻 私は、建築分野において平坦な状態から展開を可能とする構造物(以下、展開構造物とする)の研究を行ってきた。展開構造物には、平坦な状態で事前に組み立てることで現場までの運搬性能の向上や、立ち上げ施工時の施工性の向上などのメリットがある。世界全体でSDGsが重視される中で、これらのメリットから被災地に対する仮設テントの支援や、エネルギーコストの低減といった問題解決の糸口になる研究と位置づけられる。し [...]
アクティブ可食コーティングによる青果物の鮮度保持:天然抗菌成分の抗菌持続性制御 生物資源環境科学府 環境農学専攻 本研究では,骨格素材としてゼラチンやデンプン等のポリマーを利用し,これにガス・水分透過性や微生物増殖を制御する油脂や精油成分等を組み合わせて添加することで機能性を付加し,青果物の貯蔵・流通中の品質保持を可能にする持続的な抗菌効果を持つ可食コーティング新素材の開発を行う.各種素材が構成する複雑な微細空間マトリックスの構造と,それが抗菌成分の挙動や青果物の貯蔵性にどう影響しているかを知ることが本研究の [...]
ハイドロゲルビーズと無細胞タンパク質合成を組み合わせた酵素分子進化系の構築 工学府 応用化学専攻 酵素は温和な条件下で反応を触媒するタンパク質である。なかでも、微生物由来トランスグルタミナーゼ (MTG) はグルタミンとリジンの架橋反応を触媒する特性から、食品・バイオテクノロジー分野にて研究が進む酵素である。そこで本研究では、産業応用の進むMTGを高機能化するための新規プラットフォームの構築を目標とした。