伝えたい感情の違いにおける身体接触動作の特徴を模したロボットの提案 芸術工学府 芸術工学専攻 ロボットと人間とのコミュニケーションにおいて、身体接触を伴うふれあいが今後、増加することが予想される。一方で、意思疎通を図る時、人間が感情に応じてどのように動作を変化させるかは明らかになっていない。身体接触を通じたコミュニケーションでは同じ動作に見える場合でも、伝えたい感情によって動作をわずかに変化させている。本研究ではロボットに、このような人間特有の動きを実装するための基礎研究として、伝えたい感 [...]
不均一変形制御と粒界強化の併用によるラスマルテンサイトの超高強度化・高延性化 工学府 材料工学専攻 ラスマルテンサイトは引張強度が2.0 GPaを超える高強度鋼板(ハイテン)の主組織であり、自動車用鋼板として実用化されている。カーボンニュートラル実現のために、更なる高強度化が必要であるが、従来の炭素量依存型の強化法では、急激に延性が低下する。さらに、ラスマルテンサイトは引張変形時に階層組織に起因した不均一変形を示すことが明らかになっている。本研究では、炭素量依存型の強化法から脱却し、不均一変形を [...]
強磁場下の原子の光吸収スペクトルの非摂動論的効果の解明 総合理工学府 総合理工学専攻 近年、電磁濃縮法やレーザー駆動キャパシタコイルなどにより1000テスラ級の強磁場が実験室で実現可能となった。また、精密なX線分光が可能なXRISM衛星による強磁場天体の観測が期待されることから、強磁場中の物理への関心が高まっている。知見の少ない非摂動論的磁場下の量子系の厳密計算理論を構築することで、磁場下の原子の光吸収スペクトルの予測や量子カオスについて研究する。本研究では、計算が困難な非可積分系 [...]
サイズ制約付き組合せ最適化問題に対する高速アルゴリズム設計 マス・フォア・イノベーション連係学府 これまで実施した研究は,幾つかの代表的なグラフ上のサイズ制約付き問題の一般化であるα-FCGPに対する,幾つかの高速アルゴリズムの設計,α-FCGPの自然な拡張として解に連結制限のある連結α-FCGP及びハイパーグラフ上への自然の一般化である FCHGPの提案とそれに対する幾つかの高速アルゴリズムの設計と困難性の証明,k-頂点被覆の一般化である容量付きk-頂点被覆の提案とそれに対するアルゴリズム設 [...]
高効率スピン注入によるマグノンブラックホールの実現 理学府 物理学専攻 スピン波(マグノン)は、極低消費電力で情報を伝搬できることから、次世代情報処理デバイスにおける情報キャリアとして注目されている。しかし、スピン波デバイスの実用化には逆伝搬を抑制し、理想的な一方向伝搬を実現する整流特性の獲得が不可欠である。本研究では、マグノンブラックホールという未踏の系を構築することでこの障壁を突破する。具体的には、電気的・熱的スピン注入を融合した巨大スピン流生成技術と、高感度スピ [...]
高性能二次元薄膜デバイス実現に向けたファンデルワールスヘテロ構造の直接合成 総合理工学府 総合理工学専攻 原子レベルの厚みしかない二次元材料の中でも遷移金属ダイカルコゲナイド(TMD)が次世代半導体材料として注目を集めている。本研究では化学蒸着法を用いてTMD膜の合成を行う。異なる反応前駆体を用いて合成を行い、その影響を調査する。そして、反応機構の理解から、二次元薄膜デバイスへの応用を目指した大面積かつ高品質なTMD膜の合成法の開発を行う。また、更なるデバイ性能の向上を目指して、六方晶窒化ホウ素との積 [...]
不均一環境下における光機能性材料分子の光誘起ダイナミクス機構の解明 理学府 化学専攻 身の回りにある電子デバイスは分子スケールまで拡大すると欠陥などにより局所的な構造が異なっている。デバイスとしての機能はそれに関与する分子により実現されているが、その挙動は環境の構造に強く依存している。本研究では二次元電子分光法(2D-ES)を主軸とする種々の分光手法により、不均一環境の影響下におかれた光機能性材料分子の動的過程を明らかにする。
高次元ゲージ理論から導くインフレーション模型の構築と宇宙論への理論的架橋 理学府 物理学専攻 私は、高次元ゲージ理論を用いてヒルトップ型インフレーションの物理的起源を解明することを目的としている。ヒルトップ型インフレーションは観測と整合する有力な模型であるが、その理論的構築には標準模型を超える理論(BSM)が必要とされ、従来の研究は限定的である。本研究では、5次元U(1)ゲージ理論に基づき、余剰次元に由来するスカラー場が自然にヒルトップ型のポテンシャルを持つ模型を構築し、再加熱過程や暗黒物 [...]