すべての人に健康と福祉を

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エネルギー代謝疾患に対するクエン酸回路の新たな役割の解明
  • 歯学府 歯学専攻
  • 03 すべての人に健康と福祉を
  • 09 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 13 気候変動に具体的な対策を

エネルギー代謝疾患(肥満や2型糖尿病等)の罹患者数は、世界規模で年々増加し、合併症発症や医療費増大などの問題が生じているが、これは、ヒトのエネルギー代謝機構が、近代のエネルギー需給バランスに適応できていない可能性を示唆するものである。 一方、クエン酸回路は、1937年に発見されて以来、酸素呼吸を行う生物の好気的代謝における最重要反応経路として知られているが、エネルギー代謝疾患に影響を与えるクエン酸 [...]

ペプチドの脂肪族側鎖 C(sp3)–H 結合の選択的変換
  • 総合理工学府 総合理工学専攻
  • 03 すべての人に健康と福祉を

ペプチドの脂肪族残基への官能基導入は従来の官能基変換に基づく手法では困難な位置への官能基導入を達成するものであり、その実現が切望されている。我々は最近、アニオン性を有するデカタングステン酸塩光触媒と基質のアンモニウム基との相互作用を利用する位置選択的なC(sp3)–H 結合の官能基化反応を報告した。本手法に基づき、ペプチド中のバリン残基選択的なC(sp3)–H結合の変換に取り組んだ。

酸化損傷塩基を特異的に認識しシーケンシングを可能にする人工核酸の開発
  • 薬学府 創薬科学専攻
  • 03 すべての人に健康と福祉を
  • 09 産業と技術革新の基盤をつくろう

細胞内のDNAは活性酸素種や活性窒素種などにより絶えず酸化損傷を受け、種々の酸化損傷塩基を生じている。DNA配列の特定の位置で損傷が生ずると、これによりがんや神経変性疾患などを発症すると考えられている。一方で、これまでの検出法では、損傷塩基を定量的に測定することはできるが、発生位置を特定することはできていない。そこで、本研究ではDNA中の酸化損傷塩基の革新的な位置特定法の開発を目的とした。

CH2ドメインを基軸とした抗体医薬品の改良
  • 薬学府 創薬科学専攻
  • 03 すべての人に健康と福祉を

治療効果が高く副作用の少ない医薬品として、抗体医薬品は世界中で広く利用されている。しかしながら、抗体医薬品は抗体医薬品に対する抗体であるADAsが産生されることが報告されており、2020年に最も多くの売り上げを記録したHumiraでも、患者の約30%がADAsを産生している。ADAs産生の原因のひとつに凝集があり、タンパク質の凝集は最も不安定な部分が変性することにより始まる。そこで、抗体中で最も不 [...]

酸化リン脂質受容Gタンパク質共役型受容体の同定を基盤とした酸化リン脂質の生体内作用解明
  • 薬学府 臨床薬学専攻
  • 03 すべての人に健康と福祉を

生体膜を構成するリン脂質は容易に酸化され酸化リン脂質が生成される。この酸化リン脂質は多彩な生理活性を示し、虚血性疾患など様々な疾患に関与することが明らかとなっている。しかし、その作用メカニズムに関しては不明な点が多い。そこで私は酸化リン脂質の新たな作用点としてGタンパク質共役型受容体(GPCR)に着目し、酸化リン脂質受容GPCRの同定を基盤とした酸化リン脂質の生体内作用解明を目的として研究を行う。 [...]

血管内皮細胞の創傷剥離におけるcPKCとnPKCの活性化機序
  • 工学府 機械工学専攻
  • 03 すべての人に健康と福祉を

細胞内タンパク質Protein Kinase C(PKC)は細胞の移動や増殖,遺伝子発現などの重要な細胞機能に役割を持つ.これらの機能は正常な細胞だけでなく,様々な病態においてもはたらくことが知られている.PKCのはたらきは細胞内における物質移動を伴い,特定の細胞領域で活性化することで機能する.またPKCはconventional PKC(cPKC)やnovel PKC(nPKC)などの種類に応じ [...]

線維化を促進する分泌蛋白質に対する阻害剤の同定
  • 薬学府 創薬科学専攻
  • 03 すべての人に健康と福祉を

線維化とはコラーゲンなどの細胞外マトリックスが過剰に蓄積された状態であり 、正常な組織ではほとんど存在しない『筋線維芽細胞』という細胞によって実行される。線維化は心不全や特発性肺線維症、肝硬変など様々な重篤な病態時に認められ、その病態を進行させるが、線維化に有効な治療薬はほとんど存在しない。本研究では新たな治療標的候補として、筋線維芽細胞に特異的に発現し、コラーゲンの産生を促進する分泌蛋白質「X」 [...]

食品摂取によるヒト血中マイクロRNAの発現変動及びその機能性に関する研究
  • 生物資源環境科学府 生命機能科学専攻
  • 03 すべての人に健康と福祉を

現在、肥満や高血圧などの生活習慣病の蔓延から世界規模で健康志向が高まっている。そのため食品の志向性も健康に重きを置いたものへと変化しており、近年では数多くの機能性食品が開発されている。そこで食品の生体調節作用に関する研究報告も年々増加傾向にあり、その作用機序に関しても明らかになりつつある。中でも近年、食品の生体調節作用を媒介する機能性因子としてマイクロRNA (miRNA, miR) に注目が集ま [...]