マルチタスク学習に基づく統計的複数データ統合解析手法の開発 数理学府 数理学専攻 近年,データレポジトリ等の整備により,関連した複数のデータセットを取得することが容易になりつつある.本研究課題では,マルチタスク学習に基づき,それらのデータセットの統合解析を行うための統計解析手法の開発を行う.マルチタスク学習を利用することにより,各データセットに特徴的な情報を抽出しつつ,モデル全体の推定制度を改善することができる.
RNA編集酵素ADARが制御する「環状RNA」に着目した抗がん剤耐性獲得機構の解析 薬学府 創薬科学専攻 様々な薬物を細胞外へ輸送する「薬物排泄トランスポーター」はがん細胞で高発現しており、抗がん剤耐性獲得の原因となる。本研究ではRNAの塩基変換を触媒するRNA編集酵素ADARが、5’末端と3’末端が結合する独特な形状をもつ「環状RNA」の産生を制御することに着目して、がん細胞の抗がん剤耐性獲得機構の解明を目指す。この研究で明らかにする新たな耐性獲得機構を、将来的には創薬の標的とすることを目指す。
忘却促進ペプチドとその受容体による記憶を忘れさせる分子メカニズムの解析 システム生命科学府 システム生命科学専攻 私は、「記憶の忘却を促進する分子機構」を明らかにするために、線虫C. elegansにおける嗅覚学習をモデルとした解析を行っている。これまで、記憶痕跡のある神経細胞に、別の神経細胞から何らかのシグナル因子が放出されることで、忘却が積極的に促進されることが明らかになっていたが、「忘却を促進するシグナル因子」の分子実体・機構は不明だった。そこで、シグナル伝達因子の逆遺伝学的なスクリーニングから因子の同 [...]
アバターデザインと行動変容: 理想のアバター、反対のアバター、どちらがユーザー満足度に寄与するか? 芸術工学府 芸術工学専攻 仮説… ユーザーは、理想的なアバターよりも、魅力度が同程度である違ったアバターを使用した方が、匿名性上昇や自己不一致感(現実の自分と理想の自分とのギャップ感)軽減の観点から、満足度の高い体験を得られるのではないだろうか? 背景…現在、アバター文化が浸透しており、アバターを用いたインターネット活動や、バーチャルYouTuber等に代表されるタレントIP産業が日本を中心に盛んとなっている。しかし、多く [...]
柔軟メカニズムを用いた低侵襲軟性内視鏡デバイス 工学府 機械工学専攻 大腸がんは軟性内視鏡により早期発見・治療することで完治が可能である。 しかし、既存の軟性内視鏡は操作が難しく、術者への技術習得の負担が大きい。この問題の解決策として操作を支援するための軟性内視鏡デバイスは有用であるが、従来機構では部品点数が多く、サイズが大きい。本研究では弾性体の柔軟変形を利用した柔軟メカニズムを用いた小型・軽量・シンプルな軟性内視鏡デバイスを開発した。
がん関連認知機能障害におけるサイトカインとオリゴデンドロサイトの役割の解明と、植物由来有効成分の探索 医学系学府 医学専攻 がん関連認知機能障害cancer-related cognitive impairment (CRCI) は、がん患者の半数以上に認められる、記憶障害や不安、抑うつを症状とする認知機能障害である。CRCIはがん治療前の患者にも認められており、がん自体の影響が考慮されている。本研究では、がん細胞株を移植したCRCIモデルマウスを用いて、がんから放出されるサイトカインや認知機能との関連が報告されている [...]
鶴見川流域の健全性評価と最適化戦略に関する研究 芸術工学府 デザインストラテジー専攻 流域健康評価は、流域の状態や動態を評価する最も現実的な方法の一つである。 その中で、流域健康評価における重要な指標の選定は、気候変動と急速な人間発展の中で、流域全体の状態を把握し、最適な流域管理戦略を迅速に策定し、流域全体の持続的な発展「市民-都市-流域」を実現するために、世界各国が直面する課題の一つである。 そこで、本研究では、鶴見川流域の流域健全性評価因子を比較・決定し、安定的かつ普遍的な流域 [...]
Astroglial Connexin 43 is a novel therapeutic target for a chronic multiple sclerosis model 医学系学府 医学専攻 Multiple sclerosis is a typical demyelinating disease affecting the central nervous system with a relapsing, remitting, and progressive course. Current therapeutic options for progressive multiple scl [...]