質の高い教育をみんなに

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自閉症スペクトラム児に対する空間づくりに関する実践的研究
  • 人間環境学府 空間システム専攻
  • 03 すべての人に健康と福祉を
  • 04 質の高い教育をみんなに
  • 10 人や国の不平等をなくそう
  • 11 住み続けられるまちづくりを

我が国では自閉症スペクトラム症候群の児童数が年々増加傾向にあります。障害者差別解消法施行以降、発達障害に関する法整備が進む中、建築分野では発達障害に対する空間作りの配慮は、身体障害のバリアフリーと比べると未だ不明点が多く、今後対応していくべき課題です。 本研究では感覚過敏の特性に焦点をあて、特別支援学校等での参与観察、音・熱・照度等の環境データと児童の滞在時間の計測によるデータ収集、児童との小さな [...]

空範疇の言語処理における神経基盤の解明
  • 人文科学府 言語・文学専攻
  • 04 質の高い教育をみんなに

空範疇とは、意味的特徴を持つが発音されない単語を指す。例えば、以下の質問 “What did John buy Δ? “において、Δは空範疇である。空範疇は言語の計算システムや、意味や音といった他の言語システムとのインターフェースの鍵となる。これまでさまざまなタイプの空範疇が提案され、理論言語学で多くの注目と論争を巻き起こしてきた。理論言語学で空範疇が絶え間なく注目される理 [...]

文化の公共性について――ハンナ・アーレントの政治思想から
  • 地球社会統合科学府 地球社会統合科学専攻
  • 04 質の高い教育をみんなに
  • 16 平和と公正をすべての人に

本研究のテーマは「〈文化〉の公共性とは何か」である。ここで言われる〈文化〉とはある地域の習慣等を指しているのではなく、芸術作品や建築物など「文化的なもの」に関わる活動を指している。この活動内容を明らかにするために、「文化」に独自の考えを持つ20世紀を代表する政治思想家ハンナ・アーレント (1906-1975)に着目した。本研究はアーレントの文化論を明らかにするを課題として〈文化〉の公共性について考 [...]

日本語教科書におけるレベル別の複合動詞の使用傾向に関する研究
  • 地球社会統合科学府 地球社会統合科学専攻
  • 04 質の高い教育をみんなに

日本語の複合動詞は日本語上級レベルに至っても習得しにくい項目の1つで、複合動詞の使用が少ないと語彙的に単調で稚拙な印象を受ける。従って、複合動詞について効率的な指導法を体系的に考察することは重要な課題である。そこで、自作した『レベル別日中教科書コーパス』を用いて、日中両国間の日本語教科書でレベル別の複合動詞の使用上の異同点を解明し、体系的に複合動詞の使用傾向を明らかにすることを目的とする。教科書で [...]

1930-40年代日本における放送メディアを利用した集団学習の展開 ―「団体聴取」の組織化をめぐる議論を中心に―
  • 人間環境学府 教育システム専攻
  • 04 質の高い教育をみんなに
  • 09 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう

 日本におけるラジオ放送事業は、1925年に社団法人東京放送局によって開始された。1920年代のラジオ受信機の普及率は6%程であったが、その後約15年間を経た終戦(1945年)までの間には最大50%を超える普及率を記録した。ラジオの存在が前景化する以前は、書籍や映画といったメディアが人々の日常生活に浸透し、官製の教育施策の中にも組み込まれており、一定の成果を上げていた。そうした中、先行研究の指摘す [...]

ジョン・エヴァレット・ミレイの対作品:同時代の受容に関する研究
  • 人文科学府 人文基礎専攻
  • 04 質の高い教育をみんなに
  • 16 平和と公正をすべての人に

本研究では、19世紀の英国美術を代表する画家ジョン・エヴァレット・ミレイ(Sir John Everett Millais, 1829–96)の絵画について、二枚の絵で構成される対作品という形式に着目し、同時代の展示と批評から対作品の受容を検討している。ミレイが画業を通して制作した対作品は、画家自身の構想力による二つの画面によって観者の鑑賞体験をより豊かにしたことに加え、コレクターの購買意欲を刺激 [...]