自律移動型サービスロボットの実装とナビゲーションに関する研究 システム情報科学府 情報知能工学専攻 自律移動型サービスロボットは社会問題の解決策として期待されており,実現には基盤となる実装とロボットを目的の位置に移動させるナビゲーションが重要である.本研究では,自己位置推定と通信環境に焦点を当て,準天頂衛星システムと第5世代移動通信システムを利用したシステムを開発する.また,歩行者が行き交うような動的環境において,ロボットの行動による歩行者の行動の変化を学習しロボットの最適な行動を生成する手法を [...]
運動視差による奥行き知覚の計算論的理解を目指して 芸術工学府 芸術工学専攻 我々は日常生活の中で、さまざまな情報を視覚的に捉えている。奥行きもその1つである。我々が奥行きを感じ取れるのは、奥行きを示唆する手がかりをもとに奥行きを推定しているからであるとされている。この手掛かりの一つに運動視差というものがある。これまでにも運動視差に関する様々な先行研究がおこなわれてきたが、その仕組みの理解にはまだ十分な研究がなされていない。本研究では数理モデルを用いて運動視差についてこれま [...]
音楽土木工学を設計する——音楽のためのプログラミング言語mimiumの開発を通じて 芸術工学府 芸術工学専攻 本研究では、音楽とは直接関係のない基幹的なテクノロジーを、音楽実践者の視点で改めて作り直す「音楽土木工学」という学問の提唱を、音楽のためのプログラミング言語「mimium」の開発という実践を通じて試みる。
多世代を対象とした回想法に俳句を活用する有効性についての研究 人間環境学府 人間共生システム専攻 現在,高齢化率は29%を超過し(内閣府,2025),高齢者支援の充実や心理的側面においての健康支援が求められる。本研究では,回想法に着目する。回想法とは,語り手が,受容的な聞き手とともに心を響かせあいながら過去を自由に振り返ることで,人格の統合をはかる技法(黒川,2005)であり,想起題材についてはさらなる工夫が求められている。そこで,回想題材として俳句を用い,その有効性および感覚運動的側面にアプ [...]
竹林管理の地域特性と生態系サービスの定量評価に基づく自然資本クレジット制度の構築 芸術工学府 芸術工学専攻 かつて日本では、竹は生活の中で多く使われており、竹林は人の手で丁寧に管理されていました。しかし、今ではその利用が減り、全国で竹林の放置が進んでいます。放置された竹はどんどん広がり、森の木々を枯らしたり、生き物の住む場所を奪ったり、土砂災害を引き起こす原因にもなっています。 一方で、竹林を適切に手入れすれば、私たちの暮らしや地球環境にとって良いことがたくさんあります。たとえば、二酸化炭素を吸収して温 [...]
住宅リフォーム政策が住宅のライフサイクルにおけるCO2排出量に与える影響 経済学府 経済システム専攻 住宅・建築物分野は日本のエネルギー消費量の約3割を占め、CO2削減が急務である。現行の政策では、新築住宅の省エネ水準引き上げによる運用時のCO2削減が主軸となっている。一方、現行の政策で比較的言及が少ない住宅の長寿命化は、新築着工を抑制し建築時のCO2削減が可能である。しかし、住宅の長寿命化の現実的手段である既存住宅のリフォームが、住宅寿命やライフサイクルCO2に与える影響は明らかになっていない。 [...]
地震・測地観測に基づく内陸地震断層帯における深部すべりと応力集中過程の実態解明 理学府 地球惑星科学専攻 地震は,断層面に働くせん断応力が断層強度に達することで発生する現象であるが,その断層面形状が未知である内陸地震では,断層への応力集中過程について未解明な点が多い.先行研究により,断層深部延長部のゆっくりとしたすべり(深部すべり)により上部の地震断層に応力が集中するモデルが提唱されているが,断層面の拘束の困難さなどからその詳細や応力集中過程への寄与は未解明である.本研究では,地震・測地観測データを使 [...]
金属基板支持固体酸化物燃料電池の作製と性能向上 統合新領域学府 オートモーティブサイエンス専攻 金属基板支持型固体酸化物燃料電池(MS-SOFC)の課題である高温焼成時の基板酸化を解決するため、NiO-NiFe2O4複合酸化物を用いた選択還元法による新たな作製プロセスを開発する。さらに、電気化学測定や構造解析により抵抗成分や界面反応を解明し、材料設計・プロセス最適化による性能向上指針を確立することで、低コストかつ高信頼性な水素エネルギー変換デバイスの実現を目指す。