樹状型高分子を用いた有機エレクトレット創製と自発的配向分極の機構解明 総合理工学府 総合理工学専攻 極性を有する有機分子を真空蒸着すると、分子の双極子モーメントが自発的に偏った配向を示すことで、自発的配向分極 (SOP) が起こることが知られている。SOPが誘起して生じる巨大表面電位 (GSP)は、振動発電素子に使用可能なエレクトレット材料への応用が期待されている。本研究では、樹状型高分子を用いて膜中の分子配向を制御し、高性能エレクトレット材料を作製することに加え、未だ全容が解明されていないSO [...]
老朽化した交通インフラ施設の周辺地域における市·空間変化に関する研究 人間環境学府 都市共生デザイン専攻 本研究では、老朽化した交通施設周辺地域における活性化のための時空間変化予測モデルを構築する。本研究で開発するモデルは3段階で構成される。 第1段階では、交通施設の初期から老朽化した時点までのデータを活用して、時空間の変化を定量化する機械学習モデルを構築する。 第 2 段階では、開発されたモデルを実際のデータと比較してモデルの精度を検証する。 最後に、交通施設の時空間変化を予測するシミュレーションモ [...]
人形浄瑠璃の戯曲構成―舞台演出との相関を視座に― 人文科学府 言語・文学専攻 本研究は、舞台演出という新しい視点に立脚し、TEI ガイドラインに準拠したテキストデータの構築方法を利用し、人形浄瑠璃の戯曲構成に焦点を当て、その解明を行うものである。元禄時代前後、人形浄瑠璃の舞台だけで演じられていた道化人形とからくりの演出は、徐々に脚本に導入されてきた。本研究では、17 世紀半ばから18世紀までの浄瑠璃脚本における、道化人形とからくりという演出的要素を明らかにしたうえで、叙事的 [...]
大規模建築空間の省エネルギー設計に用いるDigital Twins技術および設計指針の開発 人間環境学府 空間システム専攻 建築のエネルギー消費量は、今後も益々増加すると見込まれており,より大きな課題になる。特に、エネルギー効率が低い大規模建築の高天井・大空間においては、空調によるエネルギー消費の削減が重要であるが、省エネルギー設計・手法は極めて複雑な検討を要する。本研究では、大空間の空調設計を支援するシミュレーションツールを開発・高度化し,計算精度を向上させる方法を検討する。また、開発した解析方法を用いて空調システム [...]
未災者を対象とした災害伝承アート教材・カリキュラム開発 芸術工学府 芸術工学専攻 本研究の目的は自然災害を経験したことのない未災者を対象として、アートを通した災害伝承の教材・カリキュラムを開発し、地域社会における持続的な災害伝承を実現することである。具体的には、東日本大震災から10年が経過した宮城県をフィールドに、美術、音楽、演劇等による伝承活動を定性的に評価し、ボトムアップで理論を生成し、その結果をもとに伝承活動を行う団体や芸術家との協働で新たな教材・カリキュラムを開発する。
原子力発電所の再稼働が地域社会に与える経済的影響 経済学府 経済システム専攻 本研究は、国土交通省の不動産取引価格データを用い、原発再稼働が立地地域の地価に与える影響を実証的に分析する。地価は、住環境や安全性、地域経済への期待が不動産取引を通じて反映される市場ベースの指標である。そこで、ヘドニックモデルに基づき、再稼働時期の違いを考慮したDID分析を行い、再稼働による地域社会への費用・便益を検証する。さらに、異質性分析を通じて、影響が大きい原発の特性を明らかにし、原発再稼働 [...]
乱流気流に駆動される壁面上波状液膜のマルチスケール構造と液滴飛散現象の解明と制御 工学府 航空宇宙工学専攻 電力需要量の増加に伴い,発電機の性能向上は喫緊の課題である.その一つに,蒸気タービンは火力・原子力・地熱発電などに用いられ,その重要度は増している.蒸気タービンの性能低下の一因として,タービン内で水滴の衝突による翼の損傷(エロージョン)が知られている.本研究では,エロージョンの原因となる粗大な液滴の発生機構を明らかにし,飛散液滴径を小さくする対策を提案する.
非古典塑性論と機械学習による繰返し負荷下の土壌機械相互作用の高精度予測基盤の構築 生物資源環境科学府 環境農学専攻 本研究は、現行の個別要素法(DEM)が扱えない繰返し負荷下の累積塑性変形や剛性変化を、非古典塑性論を導入した新たな接触モデルにより物理的に再現することを目的とする。土質試験と機械学習を用いた同定手法を基盤に、履歴依存挙動を高精度に表現できるモデルを構築し、農業機械や建設機械の走行・締固めなど実機スケールの予測精度向上に資する解析基盤を確立する。