共創を生み出す図書館のラーニングコモンズに関する研究 芸術工学府 デザインストラテジー専攻 本研究では、ラーニングコモンズを3つの異なる方面から再定義する。最下層では、文献調査、ケーススタディ、アンケート調査により、大学における図書館の内部空間として定義されるラーニングコモンズに対し、異なる背景を持つユーザーのニーズーを収集し、さまざまなサービス(ワンストップを含む)を整える空間パターンを抽出する。その後、中間層では、キャンパス内のユーザーに学際的なコミュニティを提供する全体的な図書館を [...]
高速道路合流区間における運転スタイル識別に基づく運転挙動に関する研究 統合新領域学府 オートモーティブサイエンス専攻 本研究では、NGSIM プロジェクトにおける実測軌跡データを踏まえ、サポートベクターマシン(SVM)及び最適化された K-means クラスタリングアルゴリズムを用いて運転スタイル識別モデルを構築し、運転スタイル評価係数を用いて離散的なクラスタを定量化分析する。さらに、二項Logit モデルに基づいて異なる運転スタイルを持つ運転者に対する合流パターン選択の違いおよび車両間の相互作用を表現できる車線 [...]
電離圏動的過程を取り入れた磁気圏―電離圏結合系アルゴリズム開発 理学府 地球惑星科学専攻 太陽風のエネルギーを元に発動する磁気圏の諸現象は、急激な構造変化を生み出し、それは即座に磁気圏-電離圏(M-I)結合系を通り、電離圏へと投影される。一方、電離圏は磁気圏から伝達されたエネルギーを消費するだけで磁気圏に働きかけることはないという認知が一般的であったが、近年それは間違いであるという指摘がある。そこで本研究では、電離圏の能動的過程に適応した新たなM-I結合アルゴリズムを開発・導入し、電離 [...]
微⼩デブリの存在量認識に向けた実環境に耐え得る破砕起源推定⼿法の構築 工学府 航空宇宙工学専攻 衛星の爆発・衝突で生じる微小スペースデブリは約8 km/sで飛行し衛星を破壊し得るが,地上から観測不能なため存在量が不明確である.そこで本研究では,観測衛星で微小デブリを直接観測しその破砕源を特定する破砕起源推定手法を構築する.従来手法の軌道条件の制約を廃して推定対象を一般化し,現実の複雑な宇宙環境にも耐え得る手法を実現することで,デブリ生成モデルの精度向上と持続可能な宇宙活動への貢献を目指す.
知識の変動と統治機構の変容 法学府 法政理論専攻 革新的な技術を規制対象とする法領域においては、当該技術がそもそも危険なのか、危険であるとしてどう危険なのかについて、公的アクターのみならず専門家を含めた私的アクターのいずれも、必要な知識を断片的にしか有していないことがしばしばである。このような領域においては、リスクについての知識をいかに生成し、生成された知識をいかに収集するかが問題となる。 しかし伝統的な憲法学は、規範の形成、適用及びその妥当性の [...]
経年劣化特性を反映した切土のり面の災害脆弱性リスク評価方法の提案 工学府 土木工学専攻 高速道路に隣接する切土のり面においては、地山を切った直後より風化等が急速化し、時間経過とともに崩れやすくなり、交通障害や人命に関わる事故が発生する可能性が高くなる。しかし、のり面の風化の追跡は、維持管理の効率化を図るうえで重要であるにもかかわらず、意外にも時間を追って継続的に確認されている実績は多くない。本研究では、機械学習と岩石の風化実験を併用することで、風化による切土のり面の経時的に変化する健 [...]
都市の緑地ポケットと素材構成の熱性能最適化: 福岡市の人参公園と音羽公園における事例研究 人間環境学府 都市共生デザイン専攻 福岡市の音羽公園とにんじん公園を対象に、緑地ポケットと周辺素材の組み合わせが湿潤温暖な気候下での微気候と熱快適性に与える影響を調査する。サーモグラフィーカメラ、データロガー、風速計を用いて現地調査を行い、GISで熱分布を可視化する。得られたデータはENVI-metシミュレーションの校正に活用され、異なる素材と植生構成の最適な冷却戦略を評価する。研究成果は都市設計や気候適応型緑地デザインに貢献する。
室内不完全混合場でのスカラ輸送効率を評価する新たな換気効率指標の開発 総合理工学府 総合理工学専攻 COVID-19の感染症パンデミックはウイルス含有エアロゾルの室内拡散と換気制御に対する考え方を大きく変えた.ポストコロナを迎えた現在では,これまでの汚染物質濃度制御を目的とした換気量制御に加え,今後の新興感染症によるパンデミックを制御する適切な換気設計手法の整備が求められている.そこで本研究では,室内の汚染物質輸送のメカニズムを定量的に評価する新たな指標の開発し提案した上で,その換気効率指標を基 [...]