電離圏動的過程を取り入れた磁気圏―電離圏結合系アルゴリズム開発 理学府 地球惑星科学専攻 太陽風のエネルギーを元に発動する磁気圏の諸現象は、急激な構造変化を生み出し、それは即座に磁気圏-電離圏(M-I)結合系を通り、電離圏へと投影される。一方、電離圏は磁気圏から伝達されたエネルギーを消費するだけで磁気圏に働きかけることはないという認知が一般的であったが、近年それは間違いであるという指摘がある。そこで本研究では、電離圏の能動的過程に適応した新たなM-I結合アルゴリズムを開発・導入し、電離 [...]
知識の変動と統治機構の変容 法学府 法政理論専攻 革新的な技術を規制対象とする法領域においては、当該技術がそもそも危険なのか、危険であるとしてどう危険なのかについて、公的アクターのみならず専門家を含めた私的アクターのいずれも、必要な知識を断片的にしか有していないことがしばしばである。このような領域においては、リスクについての知識をいかに生成し、生成された知識をいかに収集するかが問題となる。 しかし伝統的な憲法学は、規範の形成、適用及びその妥当性の [...]
経年劣化特性を反映した切土のり面の災害脆弱性リスク評価方法の提案 工学府 土木工学専攻 高速道路に隣接する切土のり面においては、地山を切った直後より風化等が急速化し、時間経過とともに崩れやすくなり、交通障害や人命に関わる事故が発生する可能性が高くなる。しかし、のり面の風化の追跡は、維持管理の効率化を図るうえで重要であるにもかかわらず、意外にも時間を追って継続的に確認されている実績は多くない。本研究では、機械学習と岩石の風化実験を併用することで、風化による切土のり面の経時的に変化する健 [...]
都市の緑地ポケットと素材構成の熱性能最適化: 福岡市の人参公園と音羽公園における事例研究 人間環境学府 都市共生デザイン専攻 福岡市の音羽公園とにんじん公園を対象に、緑地ポケットと周辺素材の組み合わせが湿潤温暖な気候下での微気候と熱快適性に与える影響を調査する。サーモグラフィーカメラ、データロガー、風速計を用いて現地調査を行い、GISで熱分布を可視化する。得られたデータはENVI-metシミュレーションの校正に活用され、異なる素材と植生構成の最適な冷却戦略を評価する。研究成果は都市設計や気候適応型緑地デザインに貢献する。
室内不完全混合場でのスカラ輸送効率を評価する新たな換気効率指標の開発 総合理工学府 総合理工学専攻 COVID-19の感染症パンデミックはウイルス含有エアロゾルの室内拡散と換気制御に対する考え方を大きく変えた.ポストコロナを迎えた現在では,これまでの汚染物質濃度制御を目的とした換気量制御に加え,今後の新興感染症によるパンデミックを制御する適切な換気設計手法の整備が求められている.そこで本研究では,室内の汚染物質輸送のメカニズムを定量的に評価する新たな指標の開発し提案した上で,その換気効率指標を基 [...]
老朽化した交通インフラ施設の周辺地域における市·空間変化に関する研究 人間環境学府 都市共生デザイン専攻 本研究では、老朽化した交通施設周辺地域における活性化のための時空間変化予測モデルを構築する。本研究で開発するモデルは3段階で構成される。 第1段階では、交通施設の初期から老朽化した時点までのデータを活用して、時空間の変化を定量化する機械学習モデルを構築する。 第 2 段階では、開発されたモデルを実際のデータと比較してモデルの精度を検証する。 最後に、交通施設の時空間変化を予測するシミュレーションモ [...]
人形浄瑠璃の戯曲構成―舞台演出との相関を視座に― 人文科学府 言語・文学専攻 本研究は、舞台演出という新しい視点に立脚し、TEI ガイドラインに準拠したテキストデータの構築方法を利用し、人形浄瑠璃の戯曲構成に焦点を当て、その解明を行うものである。元禄時代前後、人形浄瑠璃の舞台だけで演じられていた道化人形とからくりの演出は、徐々に脚本に導入されてきた。本研究では、17 世紀半ばから18世紀までの浄瑠璃脚本における、道化人形とからくりという演出的要素を明らかにしたうえで、叙事的 [...]
大規模建築空間の省エネルギー設計に用いるDigital Twins技術および設計指針の開発 人間環境学府 空間システム専攻 建築のエネルギー消費量は、今後も益々増加すると見込まれており,より大きな課題になる。特に、エネルギー効率が低い大規模建築の高天井・大空間においては、空調によるエネルギー消費の削減が重要であるが、省エネルギー設計・手法は極めて複雑な検討を要する。本研究では、大空間の空調設計を支援するシミュレーションツールを開発・高度化し,計算精度を向上させる方法を検討する。また、開発した解析方法を用いて空調システム [...]