乱流気流に駆動される壁面上波状液膜のマルチスケール構造と液滴飛散現象の解明と制御
- 工学府 航空宇宙工学専攻
電力需要量の増加に伴い,発電機の性能向上は喫緊の課題である.その一つに,蒸気タービンは火力・原子力・地熱発電などに用いられ,その重要度は増している.蒸気タービンの性能低下の一因として,タービン内で水滴の衝突による翼の損傷(エロージョン)が知られている.本研究では,エロージョンの原因となる粗大な液滴の発生機構を明らかにし,飛散液滴径を小さくする対策を提案する.
研究キーワード
- 数理モデル
- 気液二相流
- 環状流
- 微粒化