陸の豊かさも守ろう

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琉球列島におけるケシキスイ科甲虫の多様性解明
  • 地球社会統合科学府 地球社会統合科学専攻
  • 15 陸の豊かさも守ろう

 ケシキスイ科昆虫は世界から約4500種,国内からは約200種が知られる甲虫目の仲間である.ケシキスイは一般的にあまり知られていない昆虫であるが,生物界最大のグループである甲虫目の中でも極めて多様な環境に生息している一群である.そのため,農作物に被害を与える害虫種や有用植物の重要な花粉媒介者なども多く含まれ,人類の生活に関与する種も少なくない.ケシキスイの多様性を明らかにすることは,人類の生活にも [...]

植物への対話的かつ動的プロジェクションマッピング自動生成の大規模化
  • 芸術工学府 芸術工学専攻
  • 04 質の高い教育をみんなに
  • 11 住み続けられるまちづくりを
  • 15 陸の豊かさも守ろう

広範囲における植物への動的プロジェクションマッピングの実現を目指す.プロジェクションマッピングは,立体物への映像投影を行う手法であるが,実現には膨大な労力を要する.また,動く対象への投影は特に困難で,実現手法は複数提案されているものの,事前の3D 情報や高価な機材が必要となり,クリエイターにとってハードルは高い.特に大量の葉などを投影対象とするプロジェクションマッヒ [...]

土着天敵活用技術の開発 ~ツマグロヨコバイ天敵卵寄生蜂分布モデルの作成~
  • 生物資源環境科学府 資源生物科学専攻
  • 09 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 15 陸の豊かさも守ろう

害虫の発育ステージの初期に働く卵寄生蜂は害虫を制御する天敵として重要だが,本邦では利用が少ない。これは核心利用技術,即ち適切なモデルが無いためである。本研究では,一連の研究成果から水田害虫ツマグロヨコバイ-天敵卵寄生蜂の関係性がモデル化に適していると考え,従来型アプローチである地域群集構造の解明を行いつつ,形態学,分類学,分子生物学に加え,気象学の知見をも導入し全国レベルの群集構造測モデルの構築と [...]

ミャンマー周辺域の鳥類の種多様性の変遷を系統地理解析により探る
  • 地球社会統合科学府 地球社会統合科学専攻
  • 04 質の高い教育をみんなに
  • 15 陸の豊かさも守ろう
  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう

ミャンマーは、⻑い間国内の政情が不安定であったため、生物多様性の情報収集が他 の国よりも遅れている。ミャンマーは生物多様性が非常に高い地域ですが、そこに暮らす多くの生き物が生息地の減少により危機に瀕している。ミャンマーはイン ド、ヒマラヤ・チベット、インドシナといった複数の生物地理区に隣接しています。鳥類では、この地域はアジアで最も種多様性が高い地域でもある。鳥類は他の生物に比べ、その分布や分類が [...]

外層に広葉樹,内層にスギを用いた異樹種 3 層CLTの性能に関する研究
  • 生物資源環境科学府 環境農学専攻
  • 09 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 15 陸の豊かさも守ろう

近年は、建物の木造化、木質化が世界各地で進められている。特に、中大規模の建物では、CLTを用いる試みが増えている。三層CLTに関する関連研究の多くはスギ材から作製された単一樹種CLTに関するものである。関連する研究データは徐々に改善されているが、広葉樹材のCLTでの製作技術と関連研究はまだ不十分である。地域によって生産される主な樹種も異なり、西日本では比較的資源量が多い常緑広葉樹のタブノキ、シイノ [...]

世界遺産の環境保全と持続可能な観光開発に関する研究―中国の泰山と日本の屋久島を中心に
  • 地球社会統合科学府 地球社会統合科学専攻
  • 08 働きがいも経済成長も
  • 11 住み続けられるまちづくりを
  • 15 陸の豊かさも守ろう

SDGs(持続可能な開発目標)では世界遺産の保護強化がうたわれているが、観光開発を優先させ、遺産を損傷させる問題が後を絶たない。本研究は主に中国の泰山と日本の屋久島二つの世界遺産を中心に、それぞれの管理制度や運営体制、管理の実施方法、環境保全と観光開発の経緯や現状を比較することを通じて、課題の出現メカニズムを明らかにするとともに,環境保全と持続可能な観光開発を両立するモデルを提示する。

重水トレーサーを用いた根から葉までの樹木水移動ネットワークの解明
  • 生物資源環境科学府 環境農学専攻
  • 13 気候変動に具体的な対策を
  • 15 陸の豊かさも守ろう

従来の樹木の組織レベルでの通水経路解析では切断した樹幹からトレーサーが導入されてきた。しかし、樹木は幹切断面ではなく根から水を吸収するため、根から葉までの通水経路を把握必要がある。本研究では、最外年輪のみ接続した当年根に水と同じ挙動を示す重水トレーサーを導入し、最外年輪からより内側への水移動がどのように生じるかを検討した。

リモートセンシングに基づく竹林バイオマスの推算と放置竹林の変遷に関する研究
  • 地球社会統合科学府 地球社会統合科学専攻
  • 13 気候変動に具体的な対策を
  • 15 陸の豊かさも守ろう

亜熱帯林,特に竹林は,気候変動を背景とした炭素蓄積において重要な役割を果たすと考えられている.そのため、竹林の地上部バイオマスの推定に注目が集まっている。しかし,衛星リモートセンシングデータを用いた竹林バイオマスの推定精度を向上させることは,研究者にとって大きな課題となっている.科学技術の発展に伴い、無人航空機(UAV:ドローンなど)による調査手法や機械学習方法が様々な分野で徐々に適用されるように [...]