気体透過特性に対する分離超薄膜の表面効果と CO2選択性向上に向けた表面分子構造制御に関する研究 工学府 応用化学専攻 膜分離法は低コストCO2分離法として、地球温暖化抑制への貢献が期待されている。実用化に向け、CO2透過量, 選択性を両立した分離膜を設計する上で、高いガス透過性を示すポリジメチルシロキサン(PDMS)薄膜のCO2選択性向上は、有効手段の1つだろう。本研究ではこれに向け、CO2親和性分子の膜表面への直接修飾法を開発する。表面酸化処理を必要とせず、スピンコート、加熱からなる簡便性、かつビニル基を有する [...]
海洋における昆虫の“海流分散による分布拡大”に対する新たなアプローチ 〜昆虫の海水耐性が遺伝的交流に与える影響と”浮遊分散”の可能性〜 地球社会統合科学府 地球社会統合科学専攻 海流分散は、生物が海流に乗り漂着先で繁殖し生息地が広がることを指し、島嶼地域では他の分散方法に比べ、その頻度は高いと考えられ、生物相の成立考えるうえで重要な要素となる。しかし、既存の昆虫の海流分散に関する研究は、分子集団遺伝学的解析によるものばかりで他指標を用いて海流分散を示唆した研究は少ない。したがって、本研究では、海水耐性という新たな指標から昆虫の分布形成に対する海流の影響を評価する。
農林業統計を活用した戦後造林地の植生履歴の解明と再造林適地の検討 生物資源環境科学府 環境農学専攻 本研究は、GIS(地理情報システム)を用いて、1960年・1970年世界農林業センサスより、戦後に全国で造林された全国における人工林の植生履歴を旧市町村単位で復元することを試みた。本研究の成果は、人工林伐採跡の土地利用を決定するにあたって、有用な指標となり得る。
天然植物及びその廃棄物の再利用:皮膚保護に係わる生物活性評価と有効成分の単離 生物資源環境科学府 環境農学専攻 森林資源は、木、植物、動物、菌類などを含んでいて、地球上で最も豊富な資源の宝庫である。森林産物は、環境に優しい天然物として健康産業の主流になり、ますます多くの人に求められている。 先行研究で確立された生物活性評価システムとバイオアッセイ誘導分離法を用いると、天然植物から生物活性に優れた成分を迅速かつ効果的に見つけることができる。また、天然植物の一般的に使用されている部分だけでなく、廃棄されている部 [...]
持続可能な天然ゴム生産のための革新的な生物的防除法の開発 地球社会統合科学府 地球社会統合科学専攻 本研究は、持続可能な天然ゴム生産のための革新的な根白腐病の生物的防除法を開発する。アジア地 域におけるパラゴムノキ栽培で深刻化する根白腐病に対し、キノコ寄生性の Trichoderma 属菌を新規に 探索し、その拮抗性と根圏定着性を評価し、生物的防除効果を検証する。この研究は、天然ゴム生産に おける重要な課題に対する革新的な解決策を提供することを目指す。
日本産早生広葉樹チャンチンの材質と利用 生物資源環境科学府 環境農学専攻 チャンチン(Toona sinensis)は日本国産早生広葉樹の一種であり、樹幹の通直性が高く、成長が速くて短期間で材を得られ、木材表面模様がきれいなどの利点を有するため、有望な利用樹種の1つになる可能性があると見られている。しかし現在までは、チャンチンがほとんど未開発の状態とされておる。そこで本研究は、チャンチンの木材材質を調べ、樹幹内変動及び個体間の違いを明らかにし、チャンチン生材に適する乾燥 [...]
珪藻類Nitzschia paleaを用いた応用生態工学的な湖沼管理手法の開発に向けた基礎的研究 工学府 都市環境システム工学専攻 付着性珪藻Nitzschia paleaを利用した湖沼管理手法の開発に向けて基礎的な知見を得ることを目的とし, N. palea増殖生理特性及び優占する環境を創出するために水質, 照射光, 付着基質に着目した. その結果, 珪素の供給, 青色LEDの照射, 付着基質を設置することでN. paleaの増殖を促進させることができた. また, M. aeruginosaとの競争に対して青色LEDを照射す [...]
擬似全球温暖化気候に対する東アジア太平洋地域の夏季の台風活動および関連降水の応答 理学府 地球惑星科学専攻 この研究は、東アジア・太平洋地域における夏季の熱帯低気圧(TC)および関連する豪雨に対する地球温暖化の潜在的影響を明らかにすることを目的としています。本研究は、過去の気候データおよび数値シミュレーションモデルを用いて、過去のTCの傾向を分析し、様々な気候シナリオ下での将来の挙動を予測します。革新的な試みとして、東アジア全域にわたる気候モデルシミュレーションの結果を改善し、TCの挙動を正確に描写する [...]