シロヒメシンクイおよびその近縁種の分類とホストレース形成の実態解明 生物資源環境科学府 資源生物科学専攻 リンゴの果実を加害するシロヒメシンクイSpilonota samseong (チョウ目ハマキガ科)には、リンゴを加害しない近似種2種(S. albicana、 S. prognathana)が存在する。これらは、斑紋や交尾器形態が互いに酷似しており、ホストレースの関係にある可能性を孕んでいる。また、S. albicanaはバラ科とツツジ科の2科の植物から記録があり、ホストレースや隠蔽種が含まれる可 [...]
セミ類の鳴音特性とその行動生態学的機能の解析 システム生命科学府 システム生命科学専攻 あらゆる生物は, その他の生物との相互作用において, 何らかの手段でコミュニケーションを行う. その中には鳴き声 (以下, 鳴音) を用いてコミュニケーションを行うものがいる. それらは鳥のように雌雄共に鳴音を交わすものと, カエルのようにオスのみが鳴音を発するものの2つに分けられる. このうちオスのみが鳴音を発する生物において, その主な役割は交尾のためにメスを誘引することである. 同時に鳴音は [...]
先進国における非工業的産業の商材の流通法則 九州地方におけるジビエの流通網を事例に 地球社会統合科学府 地球社会統合科学専攻 日本では、野生動物捕獲の本格化に伴って生じる捕殺個体を食肉(ジビエ)として利用しようとする動きが生じている。しかし、現状では黒字経営ができているジビエ食肉処理施設は僅かである。施設の経営が圧迫される要因には過剰在庫の問題が指摘されており、過剰在庫が生じる1要因として流通基盤の未整備が指摘されている。流通基盤の整備にはジビエ産業の立地に関する知見が重要であるが、ジビエの商材としての特性は既存の工業的 [...]
高温ガス炉を用いた 核融合トリチウム製造法及び照射試験に関する研究 工学府 エネルギー量子工学専攻 重水素-トリチウム(DT)核融合炉おいて、運転開始時には初期保有分のTを確保しておく必要がある。そこで、高温ガス炉にLiロッドを装荷し、6Li(n,α)T 反応を利用したT製造法が提案されている。T製造時には核反応熱によりLiロッドが発熱し、T閉じ込め性能に影響が及ぶと考えられる。本研究は6Li(n,α)T 核反応熱がLiロッドのT閉じ込め性能に及ぼす影響を評価した。
光合成変換植物アイスプラントのCAM光合成関連遺伝子の発現制御機構の解明 生物資源環境科学府 資源生物科学専攻 乾燥や高温などの環境ストレスは、作物の収量を低下させる。今後高まる食糧需要を満たすために、環境ストレスに強い作物品種の作出が求められている。 植物は光合成型によりC3、C4、 CAMの3つに分類され、CAM植物はC3植物に比べ環境ストレス耐性に優れる。ほとんどの作物は、C3光合成を行うC3植物であるためCAMを駆動できれば、環境ストレス耐性を持つ作物を作出できると考えられる。作物でCAMを駆動させ [...]
シス配列モチーフの系統比較から迫るブナ科樹木の開花期多様性創出機構の解明 システム生命科学府 システム生命科学専攻 花を咲かせ、受粉し、種子を残す植物にとって、「いつ花を咲かせるか?」決めることは重要である。それゆえ植物は進化の過程で、気温や日長に応答し、正確に開花期を決める仕組みを進化させてきた。一方で開花期には種によって多様性が存在する。例えば北半球の主要な森林構成種の一つであり、どんぐりを作ることで馴染み深いブナ科樹木では、春咲きから秋咲きまで、多様な開花期を示す種が存在する。私は、このような多様性が生ま [...]
ショウリョウバッタが逃避時に発するキチキチ音の機能 システム生命科学府 システム生命科学専攻 昆虫のショウリョウバッタは、飛翔しながら逃避する際にキチキチと目立つ音を発する。一見すると、目立つキチキチ音は接近してくる捕食者の注目を集めてしまい、逃避を困難にしてしまうように思われる。ショウリョウバッタは何の目的で、逃避中に目立つ音を発しているのか。この問いに答えるため、実証・理論の様々なアプローチで研究を進めている。野外実験に使用可能なロボットを開発するため、工学系の研究者との共同研究にも取 [...]
Soybean growth, selenium absorption, and sensitivity to high-level selenium are affected by phytohormones 生物資源環境科学府 生命機能科学専攻 Selenium (Se) is a structural component of several important enzymes and proteins that play important roles in human health, including immune responses and cancer prevention. The safety threshold of h [...]