アサガオの開花時刻決定メカニズム 芸術工学府 芸術工学専攻 本研究は、アサガオを用いて植物の開花時刻決定メカニズムを解明することを目的とする 。近縁種間で開花時刻が異なるワスレグサ属の研究から、蕾の概日リズムが開花に影響する可能性が見出された 。そこで、通年で様々な実験が可能なアサガオを対象に、蕾や葉の概日リズム測定および周期を変化させる処理を行い、開花時刻との関係を検証する。また、朝咲きと夕咲きの交配種に対する明暗条件の変更やQTL解析等により、開花時刻 [...]
日本における土壌深層生物の網羅的解明と環境影響評価 生物資源環境科学府 資源生物科学専攻 独自に改良したSoil-washing法で日本全国の深層土壌(20-100cm)から生物を抽出。土壌硬度や温湿度、植生等のデータを記録し、深層性昆虫の環境選好性と指標生物の適性を評価する。キレックス法等でDNAを安価・高速に抽出し、種区分解析と形態分類を統合。将来はeDNA群集モニタリングも検証する。鹿害等の課題と結びついた本研究は新種発見が確実で独創性が高い。不視の生態系を可視化し土壌流出の見え [...]
性特異的な季節型可塑性を示すキタキチョウの休眠戦略の進化ダイナミクス システム生命科学府 システム生命科学専攻 晩秋のキタキチョウ集団に見られる、休眠型オスと非休眠型オスの共存が進化する条件を理論的に明らかにするために、オスが休眠型個体として羽化する確率を進化形質とする進化ゲームモデルを構築し解析を行う。
氷期ー間氷期の北太平洋海洋中深層循環 理学府 地球惑星科学専攻 The global ocean deep-water circulation delivers heat content, nutrients, and many other chemicals worldwide, thus important in affecting the ecosystem and climate. Among them, the Pacific is a specia [...]
立ち枯れヨシを利用する主要大型底生生物個体群の季節的変動 生物資源環境科学府 資源生物科学専攻 塩性湿地の保全・再生は世界的な課題であり,達成に向けた生態的機能の解明が不可欠である.わが国では植物ヨシPhragmites australisを主体とした塩性湿地(ヨシ原)がよく見られる.ヨシは竹に類似した形態をもち,冬に地上部が枯れる.また,立ち枯れた茎は長期間残存する.そのため,ヨシ原内では,節間で折れた立ち枯れヨシの茎(折損茎)が散見される.本研究では折損茎に注目し,その内部環境が大型底生 [...]
セルロースナノファイバーの 界面アーキテクトニクスによる新奇表面機能の創出 生物資源環境科学府 環境農学専攻 生物は微小な構成単位を集合させることによって材料を成し、集合構造に起因した優れた機能を創発させる。このプロセスは常温常圧、水系といった極めて温和な環境下で達成されることから、持続可能な社会の実現に向けて大きな注目を集めている。一方で、繊維状の物質は互いに絡まりあうため、複雑な構造を構築することが困難であった。本研究では、集合構造化の場として流体界面に着目し、ナノ繊維の緻密な構造化を通し、集合構造か [...]
側根の形態形成の窒素栄養応答に関わるシロイヌナズナ新規因子、SORFC03の機能解析 システム生命科学府 システム生命科学専攻 植物は土壌中の窒素源を効率的に利用するため、窒素栄養環境の変動に応じて根の形態を変化させる。本研究のモデル植物であるシロイヌナズナを含む双子葉類の根は、一本の主根とそこから分岐する多数の側根から成るが、高窒素環境下では側根の発達を抑制し、余ったエネルギーを他の器官の形成にまわす。この応答に関わる窒素応答性の遺伝子、SORFC03が私の研究対象である。SORFC03は高窒素環境下で根において転写が促 [...]
シカ捕獲を誰が担うのか?持続的な捕獲体制に向けた「自助・共助・公助」の再検討 生物資源環境科学府 環境農学専攻 ニホンジカによる様々な被害が深刻化している。これまでの捕獲は概ね地元猟友会に依存する形で実施されてきたが、狩猟者の減少・高齢化が顕著であり、持続可能な捕獲体制の構築が急務である。 一方、最近では、激甚化する獣害に対し「自助・共助・公助」という言葉で対策が議論されるようになった。これらの議論は、獣害対策を集落主体のボトムアップで進めることを意図したものである。しかしながら、「自助・共助・公助」を援用 [...]