氷期ー間氷期の北太平洋海洋中深層循環 理学府 地球惑星科学専攻 The global ocean deep-water circulation delivers heat content, nutrients, and many other chemicals worldwide, thus important in affecting the ecosystem and climate. Among them, the Pacific is a specia [...]
セルロースナノファイバーの 界面アーキテクトニクスによる新奇表面機能の創出 生物資源環境科学府 環境農学専攻 生物は微小な構成単位を集合させることによって材料を成し、集合構造に起因した優れた機能を創発させる。このプロセスは常温常圧、水系といった極めて温和な環境下で達成されることから、持続可能な社会の実現に向けて大きな注目を集めている。一方で、繊維状の物質は互いに絡まりあうため、複雑な構造を構築することが困難であった。本研究では、集合構造化の場として流体界面に着目し、ナノ繊維の緻密な構造化を通し、集合構造か [...]
側根の形態形成の窒素栄養応答に関わるシロイヌナズナ新規因子、SORFC03の機能解析 システム生命科学府 システム生命科学専攻 植物は土壌中の窒素源を効率的に利用するため、窒素栄養環境の変動に応じて根の形態を変化させる。本研究のモデル植物であるシロイヌナズナを含む双子葉類の根は、一本の主根とそこから分岐する多数の側根から成るが、高窒素環境下では側根の発達を抑制し、余ったエネルギーを他の器官の形成にまわす。この応答に関わる窒素応答性の遺伝子、SORFC03が私の研究対象である。SORFC03は高窒素環境下で根において転写が促 [...]
シカ捕獲を誰が担うのか?持続的な捕獲体制に向けた「自助・共助・公助」の再検討 生物資源環境科学府 環境農学専攻 ニホンジカによる様々な被害が深刻化している。これまでの捕獲は概ね地元猟友会に依存する形で実施されてきたが、狩猟者の減少・高齢化が顕著であり、持続可能な捕獲体制の構築が急務である。 一方、最近では、激甚化する獣害に対し「自助・共助・公助」という言葉で対策が議論されるようになった。これらの議論は、獣害対策を集落主体のボトムアップで進めることを意図したものである。しかしながら、「自助・共助・公助」を援用 [...]
アリ寄生蜂における寄生戦略と関連する機能形態の進化の解明 生物資源環境科学府 資源生物科学専攻 膜翅目は全世界で約15万種以上が記載され,大部分を他種に捕食寄生する寄生蜂が占める.寄生蜂は,多様な節足動物を寄主とし,寄主特異的な戦略を進化させることで多様化してきた.中でもアリを寄主とする寄生蜂は,アリの高度な防衛機構に対応するため,極めて特異な寄生戦略や形態を示す.このような生物は,生物の進化や相互作用の解明に格好の材料である.アリ寄生蜂の1群である,アリヤドリバチ亜科は全種がアリの幼虫の内 [...]
プロテオーム解析によるマウス初期胚の全能性基盤要素の同定 システム生命科学府 システム生命科学専攻 哺乳類ではたった一つの受精卵から個体が形成される。このように一つの細胞から一個体を形成できる能力を全能性といい、その性質を有する細胞を全能性細胞という。したがって全能性細胞は生命の源であり、その分子基盤を理解することは「生命とは何か」に対する知見をもたらす。本研究では着床前初期発生過程の細胞核を用いたプロテオーム解析から全能性制御に関与する要素の同定を目指す。
南大洋深海底における過去14万年間の炭酸カルシウム埋没・溶解史の復元 理学府 地球惑星科学専攻 氷期の約100 ppmに及ぶ大気CO2濃度低下の要因は,古気候学研究の重要な未解決問題である。南極周辺の“南大洋”深層における炭酸カルシウム(CaCO3)溶解に伴う海洋アルカリ度の増加は,その主要因の有力候補である。本研究では南大洋チリ沖で採取された堆積物中のCaCO3溶解強度を調査し,南大洋の各海域のCaCO3含量(質量%)文献値から南大洋CaCO3フラックスデータセットを構築し数値モデル研究と [...]
シカによる下層植生の衰退が土壌生態系に与える影響 -積雪の有無に着目して- 生物資源環境科学府 環境農学専攻 近年、急増するシカの過度な採食によりササ類などの下層植生の消失が深刻化している。下層植生の消失は、土壌生物群集の変化を介して土壌生態系機能を劣化させると考えられる。しかし、積雪の有無など土壌に影響を与えうる要因を考慮して検証した事例はなく、土壌生物群集と土壌生態系機能を同時に評価した事例もないため、具体的な保全対策が講じられていない。そこで本研究では、シカによる下層植生の消失が土壌生物群集の構造お [...]