Runx/CbfβがILC3の機能成熟に果たす役割の解析 医学系学府 医学専攻 腸管は水や栄養の吸収の場として重要な臓器である。また腸管は多種多様な細菌、独自の神経ネットワークである神経叢、数多くの免疫細胞が相互作用をもたらす特徴的な場であり、その恒常性維持は生体にとって重要である。免疫細胞の一種、3型自然リンパ球(ILC3)は主に粘膜組織に常在し、細胞間の情報伝達を担うサイトカインの産生や、リンパ球が集積するリンパ組織の形成誘導を通じ、免疫制御にはたらく。ILC3によるサ [...]
ホールスラスタ内部の電子輸送および数百kHzのプラズマ揺動に関する研究 総合理工学府 総合理工学専攻 電気推進機の一種であるホールスラスタのプラズマの複雑な物理現象は未だ完全には明らかにされておらず、性能も頭打ちになりつつある。そこで、本研究では性能低下をもたらす諸問題のひとつである「異常輸送」に着目し、数値計算と理論モデルを用いてその物理機構の解明を試みる。
「ヒト直交性酵素」を用いた細胞の直接ラベルによる精密な細胞識別法の開発 システム生命科学府 システム生命科学専攻 細胞は多種多様なタンパク質を発現しており、これは細胞を識別するためのマーカーとして頻用されている。タンパク質を検出するために蛍光基を修飾した抗体が一般的に用いられるが、発現量の低いタンパク質を検出する際にはしばしば感度が問題となるために、基質の化学反応を触媒する酵素が注目されている。所属研究室ではバイオ分析に適した酵素「ヒト直交性酵素」をこれまでに見出してきた。本研究ではヒト直交性酵素を1細胞レベ [...]
腺様嚢胞癌における制御性T細胞の同定とその免疫機構の解明 歯学府 歯学専攻 本研究では、唾液腺に発生する腺様嚢胞癌(AdCC)における免疫抑制環境を明らかにするため、腫瘍浸潤T細胞の単細胞RNA解析およびTCRレパトア解析を実施する。また、VisiumおよびXeniumによる空間的トランスクリプトーム解析を組み合わせ、腫瘍内T細胞の局在と機能的特性を可視化する。。特に制御性T細胞(Tregs)の機能的役割とクローン性に注目し、免疫回避の新たな標的分子を探索を行う。
自己免疫疾患における病因関連 T 細胞の同定と新薬開発に向けた世界初遺伝子データベースの作成 歯学府 歯学専攻 我々の研究グループは、これまで治療法が確立していない自己免疫疾患(全身性強皮症、シェーグレン症候群:SjS、IgG4関連疾患:IgG4-RDなど)を対象として、その病態形成の主体となる特異なT細胞を明らかにしてきた。さらに最近では、IgG4-RDの病態形成が生じている罹患臓器に浸潤する全T細胞をシングルセル遺伝子発現解析を用いて1細胞レベルで解析し、本疾患の細胞傷害性と臓器線維化に関わる自己反応性 [...]
ハイドロゲルビーズと無細胞タンパク質合成を組み合わせた酵素分子進化系の構築 工学府 応用化学専攻 酵素は温和な条件下で反応を触媒するタンパク質である。なかでも、微生物由来トランスグルタミナーゼ (MTG) はグルタミンとリジンの架橋反応を触媒する特性から、食品・バイオテクノロジー分野にて研究が進む酵素である。そこで本研究では、産業応用の進むMTGを高機能化するための新規プラットフォームの構築を目標とした。
先進国における非工業的産業の商材の流通法則 九州地方におけるジビエの流通網を事例に 地球社会統合科学府 地球社会統合科学専攻 日本では、野生動物捕獲の本格化に伴って生じる捕殺個体を食肉(ジビエ)として利用しようとする動きが生じている。しかし、現状では黒字経営ができているジビエ食肉処理施設は僅かである。施設の経営が圧迫される要因には過剰在庫の問題が指摘されており、過剰在庫が生じる1要因として流通基盤の未整備が指摘されている。流通基盤の整備にはジビエ産業の立地に関する知見が重要であるが、ジビエの商材としての特性は既存の工業的 [...]
高温ガス炉を用いた 核融合トリチウム製造法及び照射試験に関する研究 工学府 エネルギー量子工学専攻 重水素-トリチウム(DT)核融合炉おいて、運転開始時には初期保有分のTを確保しておく必要がある。そこで、高温ガス炉にLiロッドを装荷し、6Li(n,α)T 反応を利用したT製造法が提案されている。T製造時には核反応熱によりLiロッドが発熱し、T閉じ込め性能に影響が及ぶと考えられる。本研究は6Li(n,α)T 核反応熱がLiロッドのT閉じ込め性能に及ぼす影響を評価した。