数値計算と観測の比較による地球大気と宇宙プラズマのエネルギー変換過程の解明 理学府 地球惑星科学専攻 電離圏において宇宙プラズマに影響を与える地球大気の解明が求められている。本研究では、地球大気の中でも、大気力学的にその発生領域と出現特性が明らかにされている準6日波による影響が、電離圏電流の励起を通じて、地上磁場変動に現れる「準6日波成分」に着目する。そして、地球大気と宇宙プラズマの相互作用を再現できる数値モデルと地上多点磁場観測データの比較解析により、地球大気-宇宙プラズマによる運動エネルギーの [...]
季節性を考慮したエコフィード工場における効率性分析と非効率性要因の特定 経済学府 経済システム専攻 日本では飼料自給率の向上を目的として、食品廃棄物を活用したエコフィード(家畜飼料)の生産拡大を推進されている。しかし、飼料自給率は2013年以降ほとんど改善されておらず、その主因の一つとして、エコフィード工場における生産効率性の低さが指摘されている。これまでの先行研究においても非効率性の要因分析は行われてきたが、生産量や効率性に大きなばらつきを与える「季節変動」の影響が十分に考慮されていない点に課 [...]
Influence of adult age and body size on egg maturation in the parasitoid Gronotoma micromorpha (Hymenoptera: Figitidae: Eucoilinae) 地球社会統合科学府 地球社会統合科学専攻 ハモグリヤドリタマバチGronotoma micromorphaはマメハモグリバエの天敵として知られている。ハモグリヤドリタマバチの卵成熟に及ぼす日齢の影響を調べた。その結果,雌蜂は羽化後3日間あるいは6日間、寄主を与えずに蜂蜜と水のみを与えた場合、羽化当日より成熟卵数が有意に増加した。しかし,3日齢と6日齢雌成虫の成熟卵数には有意差が無かった。本上科に属する寄生蜂の雌成虫は寄主を利用できない場合 [...]
海産魚モデルを用いた魚類不妊化および新育種技術の開発 生物資源環境科学府 資源生物科学専攻 将来、水産養殖業では魚類の不妊化―妊性統御技術が重要となる。不妊化した養殖魚は次世代を生産しないことから、自然環境への遺伝子攪乱防止、および優良品種の知的財産保護に繋がる。そこで、海産硬骨魚のモデル魚としてカタクチイワシを用いて原理の異なる複数の不妊化手法を確立する。その配偶子の有無や不妊化メカニズムを解析し、特性に応じた利用法を提案する。さらには、生産現場への社会実装を目的として、妊性回復技術を [...]
アセチル化-LC-TIMS-qTOF/MSによるアンジオテンシンオリゴペプチドの高感度検出 生物資源環境科学府 生命機能科学専攻 高血圧は心血管疾患の主な原因の一つであり、世界的な健康に重大な脅威をもたらしています。その有病率の高さにもかかわらず、発症に関わる病態生理的メカニズムは未だ十分に解明されておらず、早期介入が求められる生活習慣病とされています。レニン-アンジオテンシン系(RAS)は高血圧の発症および進展において中心的な役割を果たしますが、微量の血液からアンジオテンシン代謝物を動的に定量解析する包括的な手法はこれまで [...]
ジスルフィド架橋化学修飾ペプチドのロジウム触媒合成法の開発 生物資源環境科学府 生命機能科学専攻 タンパク質やペプチド等の生体高分子内のシスチンジスルフィド S–S 結合間に官能基を挿入するジスルフィド架橋法は、生体高分子の高次構造を損なわずに化学修飾できるので、新たな機能の付与や安定性の向上が期待できる。しかし従来は、高反応性のシステイン S–H 結合の化学修飾が知られるのみで、低極性で強固な S–S 結合を直接架橋した例はない。本研究では、シスチン S–S 結合の活性化に遷移金属触媒を活用 [...]
アブラナ科作物を用いた硫黄栄養応答の比較解析 生物資源環境科学府 生命機能科学専攻 キャベツやブロッコリーなどのアブラナ科作物は、含硫特化代謝物グルコシノレート(GSL)を蓄積する。Sは植物の必須多量元素であり、Sが不足した−S環境下では、植物の生育は抑制される。アブラナ科のモデル植物シロイヌナズナでは、−S下にてSの吸収や同化、GSL分解が促進され、一次代謝へのS分配が増す。この応答により、植物は−S環境での生存を維持する。 本研究では、このような−S応答機構がアブラナ科作物で [...]
非対称トリス複素環ジアミンの合成 生物資源環境科学府 生命機能科学専攻 当研究室では、ロジウム触媒による有機ヘテロ原子を含む化合物の合成と機能の開発に取り組んでいる。特に、2種の異なる複素環を1 又は 3 原子のヘテロ原子リンカーで連結した非対称二環性リンク化合物の合成を実施している。これらは分子全体の形状を変えながら生体高分子に相互作用する特徴がある。医薬品や農業薬剤の候補化合物や機能性材料として期待される。 本研究は、非対称トリヘテロアリール化合物の合成法の開発で [...]