対面コミュニケーションにおける非言語情報が他者の心理状態や行動へ与える影響度合いの定量評価と心理状態推定モデルの開発 システム情報科学府 情報理工学専攻 私の研究では、対面コミュニケーションにおける頷きや視線、表情といった非言語情報が他者の心理状態にどのような影響を与えるのかを、プライバシに配慮したセンシングと実験によって定量的に評価している。従来手法では非言語情報の影響を包括的に捉えることが難しく、個人差の影響も十分に考慮されてこなかった。そこで本研究では、ウェアラブルデバイスなどを用いて非言語情報をリアルタイムに認識するモデルを構築し、グループ [...]
深層学習による病的音声の声質評価とその医用応用に関する研究 芸術工学府 芸術工学専攻 音声障害とは、喉頭癌などの器質的疾患から心因性発声障害などの機能的疾患までを含む、声に関する疾患の総称である。音声障害になると,各疾患に特有の嗄声(させい;病的な声質異常)が生じる。そのため、耳鼻咽喉科領域における音声医学では、嗄声の声質評価が重要な診断項目である。しかし、声質評価は医師の主観に依存するため,再現性に欠けるという医学検査としての大きな問題が存在する。そこで、本研究では、深層学習AI [...]
ヒト直交性酵素α-ラムノシダーゼを用いた腫瘍組織特異的なプロドラッグ活性化法の開発 システム生命科学府 システム生命科学専攻 抗がん剤を用いたがん治療は、初期がんから末期がんまで広く用いられている。しかしながら、がん細胞と正常細胞の区別なく作用するため、副作用が発生することが課題である。私は、ヒト細胞内に活性を持たないヒト直交性酵素α-ラムノシダーゼを用いてプロドラッグを特異的に活性化がすることが可能であると考えた。次にα-rhamの腫瘍組織への送達において、α-rhamは外来性のタンパク質であるため、免疫原性を回避する [...]
イヤラブルマイクロカメラによる耳垂下部視点映像を用いた食行動支援 システム情報科学府 情報理工学専攻 近年,肥満や糖尿病などの生活習慣病の増加に伴い,食事行動を連続的かつ正確にモニタリングする技術へ注目が集まっている.各種ウェアラブルデバイスに組み込まれたセンサを用いて咀嚼や嚥下,口元まで食事を運ぶ動作を検出することによって客観的に食事内容や食事量を推測し,ユーザへ適切な介入を施すことができる.ウェアラブルデバイスの中でも耳掛け部位は咀嚼による口周辺の動作や咀嚼音を拾いやすく,特にイヤホン型である [...]
細胞内反応化学の創薬への応用 薬学府 創薬科学専攻 小分子による生体分子の化学修飾はライフサイエンス分野における基盤技術の一つである。本研究では潜在(latent)反応の概念を取り入れた小分子をデザインして、タンパク質を特異的に修飾する化学反応を開発する。さらに開発された反応をコバレントドラッグ創薬へと応用して、その有用性を実証する。具体的に本研究では、感染症に焦点を当てて、新しい反応基を有するCOVID-19治療薬としてメインプロテアーゼ阻害剤を [...]
ACTの心理的柔軟性に基づく現象学的質的研究法の確立 人間環境学府 教育システム専攻 本研究は、臨床教育学(Clinical Pedagogy)の立場から個性記述的な現象学的質的研究法の確立を目指すものである。現象学の「経験のあらわれ」と、経験に対する「関係の仕方」の分析をとおして、教育をはじめとする人間形成の諸領域に応用可能な、スピリチュアルな経験の位相を含むより深い人間理解を目的とする。 本研究では、文脈的行動科学(Contextual Behavioral Science)に [...]
周りの環境が多言語話者に与える影響に関する脳波の基礎研究 システム生命科学府 システム生命科学専攻 第1言語(L1)習得後、3歳以降に第2言語(L2)および第3言語(L3)を学び習得した多言語話者は、L2やL3よりL1に高い親密度を示すことが知られています。親密度は、外国で生活していた年数によっても変わってきます。本研究の目的は、中国語をL1、日本語と英語をL2とL3(逆もあり)とする多言語話者に対し、日本で生活していた年数の違いによるL1、L2の記憶のしやすさの違いと脳活動との関連を明らかにす [...]
新規培養系による卵細胞質のサイズを決定する分子機構の解明 医学系学府 医学専攻 細胞のサイズはゲノムの倍数性と相関があるものが多い一方で、例外も存在する。哺乳類の卵子は他の細胞よりも大型であり、またそのサイズは細胞機能と密接に関係していることが知られているが、これまで異数性の卵子を得ることが出来なかったため、その相関性は未知のままである。 近年我々はES 細胞の倍数性を維持したまま直接的に卵子様細胞を誘導する培養系を開発した。そのため、様々な倍数性由来の卵細胞質を作成すること [...]