すべての人に健康と福祉を

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プロテオーム解析によるマウス初期胚の全能性基盤要素の同定
  • システム生命科学府 システム生命科学専攻
  • 03 すべての人に健康と福祉を
  • 15 陸の豊かさも守ろう

哺乳類ではたった一つの受精卵から個体が形成される。このように一つの細胞から一個体を形成できる能力を全能性といい、その性質を有する細胞を全能性細胞という。したがって全能性細胞は生命の源であり、その分子基盤を理解することは「生命とは何か」に対する知見をもたらす。本研究では着床前初期発生過程の細胞核を用いたプロテオーム解析から全能性制御に関与する要素の同定を目指す。

DNAミスマッチ修復がクロマチン上で起こる仕組みの試験管内再構成による解明
  • システム生命科学府 システム生命科学専攻
  • 03 すべての人に健康と福祉を
  • 09 産業と技術革新の基盤をつくろう

DNAミスマッチ修復(MMR)は、DNA複製エラーによる塩基の誤対合を修復する機構であり、変異抑制に重要な役割を持つ。MMR反応は、ミスマッチセンサーMutSαによるミスマッチの認識から開始し、その後エラーを含む新生鎖の識別や削り込み反応が起こる。この新生鎖識別や削り込みは、数百ヌクレオチド以上の広い染色体領域にわたる反応である。しかし、真核生物の染色体はヒストンタンパク質に巻き取られ、ヌクレオソ [...]

トランスジェニックニワトリによるバイオ医薬品生産技術の開発
  • 工学府 化学工学専攻
  • 03 すべての人に健康と福祉を
  • 09 産業と技術革新の基盤をつくろう

現在、モノクローナル抗体をはじめとするタンパク質性医薬品(バイオ医薬品)の生産には、チャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞等の動物細胞が生産宿主として使用されている。しかし、これらの動物細胞の培養には高価な培地が大量に必要であり、また1細胞当たりの生産性が低いために、バイオ医薬品の生産コスト上昇が問題となっている。この問題を解決するために、近年動物を生体バイオリアクターとして用い、医薬品を生産す [...]

脊柱管狭窄に伴う脊髄への免疫細胞浸潤と下肢痛の発症に関する研究
  • 薬学府 臨床薬学専攻
  • 03 すべての人に健康と福祉を

末梢からの感覚情報は、一次求心性神経を介して脊髄へと入力し、脳へと伝達されることで様々な感覚として知覚される。脊髄では、感覚情報の適切な修飾がなされており、伝達経路における重要な役割を担っている。変形した骨や靭帯によって脊髄が圧迫される脊柱管狭窄症は、圧迫部位に加え、下肢などの離れた領域で慢性的に持続する痛みや痺れが生じ、歩行障害などを引き起こすことから、より効果的な治療法が求められる運動器疾患の [...]

アンモニウム塩とアリルアルコールからの穏和かつ簡便な触媒的第一級アリルアミン合成法の開発
  • 薬学府 創薬科学専攻
  • 03 すべての人に健康と福祉を
  • 06 安全な水とトイレを世界中に
  • 07 エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  • 09 産業と技術革新の基盤をつくろう

アリルアミンは、医薬品や生物活性物質中に含まれる重要な構造単位であり、医薬化学の分野で広く用いられている。私が所属する研究グループでは、白金触媒によってアリルアルコールから第一級アリルアミンを直接合成することに成功していた。しかし、100 °Cという高い反応温度が必要であり、アンモニア水加熱のために耐圧密閉容器を用いることから大量合成への適用が困難であったため、実用性の面で改善の余地を残していた。 [...]

細胞内変換型生体エネルギー分子の設計・合成と抗老化への展開
  • 工学府 応用化学専攻
  • 03 すべての人に健康と福祉を

老化による生体機能、恒常性の喪失は、生存率の低下や様々な疾患の増加を起こす。現在、健康寿命延長のための抗老化研究は世界的に注目されており、抗老化、健康寿命医薬の開発は極めて需要が高い。そこで本研究では、抗老化医薬候補となる新たな化合物を開発し、細胞や生物個体への影響について検討することを目的とする。

液性免疫応答における小胞体恒常性の生理学的役割
  • 医学系学府 医学専攻
  • 03 すべての人に健康と福祉を
  • 09 産業と技術革新の基盤をつくろう

液性免疫応答は生体防御のメカニズムとして重要である。液性免疫の主役を担うのはB細胞であり、B細胞の小胞体恒常性維持がB細胞分化と抗体産生に密接に関与する。小胞体はタンパク質の品質管理と細胞質内Ca2+濃度の調節が主な機能として知られており、これら2つの機能を制御することが小胞体恒常性に重要である。そこで、この2つの機能調節に重要な分子に着目し、B細胞における機能解析を行う。これにより、液性免疫にお [...]