GPIアンカー型タンパク質Lypd1は歯の発生において象牙芽細胞分化を制御する 歯学府 歯学専攻 細胞膜は不均一な脂質二重膜から構成され、脂質ラフトと呼ばれる動的ドメイン がシグナル伝達の場として注目されている。脂質ラフトは分化に重要であると考 えられるが、その研究はあまり進んでいない。そこで、 scRNA-seq 法を用いてマ ウス胎生期における歯胚の網羅的解析を行い、脂質ラフト構成分子である GPI ア ンカー型タンパク質 LY6/PLAUR domain contain [...]
子宮内膜細胞を用いた着床期胚培養法の開発 医学系学府 医学専攻 着床は胚と母体子宮内膜の相互作用により起こる。着床は子宮内で起こること、および着床をin vitroで解析する培養方法が確立されていないことから、詳細な観察・研究は困難であり、着床機構には未だ不明な点が多い。これまで、着床前後の胚発生における子宮内膜の機能を解析するため、胚と子宮内膜細胞の共培養技術の開発に取り組んできた。本培養技術により、着床前の胚盤胞を着床後の卵筒胚まで発生させることが可能とな [...]
借上型仮設住宅入居者の住宅再建過程に関する研究 芸術工学府 デザインストラテジー専攻 本研究は、熊本地震後の仮設住宅居住世帯の移動および近隣交流の変化を明らかにするものである。特に、借上型仮設住宅と呼ばれる、民間の空き賃貸住宅を仮設住宅として供与する方式については、①被災地からの人口流出、②被災者の孤立、等が懸念されている。熊本地震におけるこれらの問題の発生状況を、統計調査の分析および被災者および行政担当者に対するヒアリング調査から明らかにし、事前復興としての仮設住宅供与計画の提案 [...]
実践的なニューラルネットワーク検証の実現 システム情報科学府 情報理工学専攻 私の研究では、ニューラルネットワークがあらゆる入力に対して望まれたように正しく動作するかどうかを、数学的なアプローチによって厳密に評価している。 この研究においては、計算効率と検証の厳密さとのバランスが大きな課題である。厳密な結果を得るためには多くの計算コストが必要となるため、このトレードオフをいかに乗り越えるかを日々探究している。 さらに、NNの構造が複雑化・巨大化し、その活用範囲も多様化してい [...]
オンチップ局所流体操作技術を基盤とした2 細胞封入液滴生成システムの創生 工学府 機械工学専攻 2種の細胞を融合して得られる融合細胞は,融合前の個々の細胞が持たない新しい機能を発現することが知られている.そのため,創薬や再生医療分野における抗体治療薬の作製や細胞の初期化において重要な役割を果たしている.これらの応用に必要となる細胞数は10000個以上であり,ハイスループットな融合細胞手法が求められている.しかし,一般的に用いられる細胞融合プロセスはバッチ処理であり,細胞のペアリング(接触)が [...]
慢性腎臓病における腸管免疫を介した尿毒症物質蓄積に起因する心臓病態増悪機構の解析 薬学府 臨床薬学専攻 腎機能が継続的に低下する疾患である慢性腎臓病(CKD)は様々な合併症をもたらす。特に心不全の合併は生命予後に直結するため、治療法の開発が急務である。近年、CKD時に合併する心不全リスクと「腸内細菌の乱れ (Dysbiosis)」に正の相関が認められ、腸内細菌への介入が心臓病態を改善することが明らかになった。しかしながら、現在の治療アプローチである抗菌薬等の使用は有効性・安全性に乏しく、新たな治療タ [...]
多⽂化クラスによる異⽂化受容態度の変容要因に関する研究 地球社会統合科学府 地球社会統合科学専攻 大学コミュニティでは文化差や価値観の違いにより、留学生と日本人学生の交流が円滑に進まないことがある。その改善策として多文化クラスが導入されているが、異文化受容態度の変容過程や要因に関する実証的研究は不十分である。本研究では、多文化クラスに参加する留学生を対象に、異文化受容態度の変容とその要因を明らかにすることを目的とし、アンケートとインタビュー調査を通じて質的・量的に分析する。
多様な情報不自由グループのための情報システムにおける研究 芸術工学府 芸術工学専攻 近年、インクルーシブデザインはプロダクトや空間デザインの分野で注目されており、特に身体的・認知的障害を持つ人々への配慮が進んでいる。しかし、情報システムにおいては、言語、知識、環境などによる情報取得の制約—いわゆる「情報的不自由」—への対応が十分とは言えない。本研究では、情報の理解や操作に困難を抱える人々を「情報不自由グループ」と定義し、彼らが情報システムを利用する際に直面する認知的・行動的ギャ [...]