空間的注意に対するベクションの効果 芸術工学府 芸術工学専攻 ベクションは、静止した観察者によって引き起こされる自己運動の目の錯覚を指します(右図)。視覚空間的注意には、空間内の場所に注意を向けることが含まれる。先行研究が、ベクションを知覚するには注意が必要ということを発見した。その上、注意力によってベクションが変わられることも報告された。ベクションが空間的注意にどのような影響を与えるのかはまた明らかではない。 この研究は、合計4回の実験で、2つの研究を実施 [...]
唾液分泌の量・質的変化が舌苔微生物叢に及ぼす影響の解明 歯学府 歯学専攻 我々が飲み込んでいる大量の口腔微生物の主要な供給源は舌苔微生物叢であり、その細菌構成と呼吸器・消化器の健康状態との関連が指摘されている。一方で舌苔微生物叢の細菌構成の決定要因は未だ不明なままである。舌苔が常時曝露している唾液は口腔の保湿のみならずpHの維持、抗菌作用等の役割を有し、その量的・質的変化は舌苔微生物叢の細菌構成に影響を及ぼすと推察される。そこで本研究では唾液分泌量の減少を認める患者の舌 [...]
生成AIにおける不快感を感じるメカニズムの解明 人間環境学府 行動システム専攻 大規模言語モデルの登場と自然言語処理技術の飛躍的な発展により、高度な言語生成AI(人工知能)サービスが実用化されつつある。このような「人間っぽい」生成AIサービスの学習能力が高く、柔軟性と汎用性に富むため、様々な分野への応用が期待されている。先行研究はこれらのAIが生成するコンテンツの新規性と過剰な感情表現が、ユーザに不気味さや不安感などの不快感を引き起こすことが示唆されている (e.g., Sk [...]
Elucidation of the molecular mechanism of enamel hypoplasia caused by epithelial-specific p130Cas deficiency 歯学府 歯学専攻 Ameloblasts undergo complex morphological changes during differentiation from epithelial stem cells. The p130 Crk-associated substrate (Cas) is a scaffold protein that regulates cellular processes suc [...]
AIによる洪水リスク評価と緊急避難システムの研究 工学府 土木工学専攻 洪水は、高い突発性、高い類度、広い範囲をカバーする一般的な自然災害である。洪水とそれに関連する影響は、人命に大きな損失をもたらすだけでなく、地域の発展を阻害する。洪水を完全に防ぐことは不可能であるが、危険な状況から人々を避難させることは、被害者を減らすための効率的な取り組みである。 避難に関する研究は約50年前にさかのぼり、現在でも重要な安全研究分野の一つである。 緊急避難の場合、計画性のないラ [...]
含酸素動的面不斉分子の設計、合成とDYAISNによる光学活性体の調製 総合理工学府 総合理工学専攻 炭素中心性不斉を有するキラルアルコールやキラルエーテル, キラルケトン, キラルカルボン酸・エステル (以下, 含酸素中心性不斉分子) は生物活性物質や機能性材料, あるいはそれらの素子として重要である. それ故に含酸素中心性不斉分子の光学活性体を得るために従来から膨大な努力が払われてきた. それら従来法は①光学分割法と②不斉合成法に大別される. これに対して,当研究室では③動的不斉誘起法: Dy [...]
miR-1260b による小胞体ストレス応答を標的とした歯周炎抑制効果の検証 歯学府 歯学専攻 間葉系幹細胞(Mesenchymal stem cell:MSC)は、細胞治療の代表的なツールとして知られている。MSCの分泌物であるエクソソーム(Exosome)は microRNA(miRNA)を豊富に含んでいる。miRNAは標的の遺伝子の制御に働き、治療効果を担うことが明らかとなった。私たちのグループは、過去に、採取が容易な歯肉幹細胞 (GMSC)由来エクソソーム内包miR-1260bの歯 [...]
HPV感染から子宮頸がんに至るダイナミクスの数理的解析 システム生命科学府 システム生命科学専攻 ヒトパピローマウイルス(HPV)は環状2本鎖DNA で、子宮頸がんを引き起こすウイルスである。日本国内では子宮頸がんによる死亡者数は増加を続けている。また 年齢分布を考慮すると、HPV感染率は20代にピークを迎えるにも関わらず、子宮頸がんの罹患者数は30代後半から40代前半にピークを迎える。感染からがん化までに約15年のタイムラグが存在する。これにはHPVの特徴である自然治癒と持続感染の成立が関係 [...]