指標成分の同時定量による生薬・漢方製剤の品質評価法の確立 薬学府 創薬科学専攻 現在、日本における漢方エキス剤の標準化は日本薬局方によって定められた方法によって行われており、これによって漢方エキス剤の有効性及び安全性が保証されている。しかしながら、現行の定量法で主に用いられている高速液体クロマトグラフィーは各含有生薬の指標成分に対して個別に試料調製及び定量を行う必要があるため、その手順は多く、複雑である。そこで本研究では、抗生薬指標成分モノクローナル抗体を蛍光標識免疫吸着測定 [...]
培養下における肝細胞脱分化機構の解明 医学系学府 医学専攻 近年、再生医療や創薬等への応用が期待される細胞ソースの開発が盛んに行われており、当研究室においても成熟肝細胞を脱分化させることで長期培養することに成功している。しかしながら、成熟肝細胞が脱分化するメカニズムについては不明であり、根本的な疑問が残されている。そこで本研究では、成熟肝細胞からdedi-Hepへの脱分化過程を詳細に解析し、そのメカニズムの解明を試みる。 成熟肝細胞からdedi-Hepへの [...]
担持貴金属触媒を用いた毒性金属含有排水処理プロセスに関する研究 工学府 化学工学専攻 本研究ではこれまでに廃水中からのヒ素の除去を目的として,亜ヒ酸の水中酸化について研究を行い,固体白金触媒が亜ヒ酸酸化に極めて有効であることを示すとともに,その反応機構を明らかにすることができた.今後は,マンガンの水中酸化ヒセレンの水中還元を二つの柱として取り上げ,固体触媒の有効性を調べ,その反応機構を解明する.マンガン酸化ではヒ素酸化との違いに焦点を当てて,固体触媒の有効性を原理的に明らかにする. [...]
自己嫌悪感における認知バイアスの特徴 人間環境学府 行動システム専攻 自己嫌悪は「客観的事実はどうであれ、否定的な感情や事象が自分自身に由来するとし、自分が自分自身のことをいやだと感じることである」と定義されている。自己嫌悪感は主にうつ病、自殺念慮、摂食問題とダイエット習慣と関連する。感情障害において、ある特定の刺激に対する認知バイアスが指摘されている。特に、注意・記憶バイアスは感情障害の症状を持続させ、さらには悪化させる。 本研究は、高い自己嫌悪感を持つ人の認知バ [...]
暗黒下におけるアサの表層型アレロパシーに関する研究 薬学府 臨床薬学専攻 アレロパシーは、植物から放出される化学物質が、他の生物に、阻害的あるいは促進的な何らかの作用を及ぼす現象である。現在までにアレロパシーによる相互作用を示唆する現象は報告されているものの、アレロパシーの作用機序については未解明である。アサが植栽されている圃場において表層型のアレロパシーを引き起こすことが示唆され、活性本体が化合物Aであることを見出している。化合物A存在下では、シロイヌナズナの表現型に [...]
高齢者の咬合支持域が起立動作能力に与える影響について 歯学府 歯学専攻 高齢者の日常生活における主な事故は転倒である。特にフレイル、サルコペニアの状態では、転倒リスクは高くなると考えられており、この状態からの回復や予防は重要な課題となっている。 近年、咬合支持(歯のかみ合わせ)と運動機能の関連に着目した研究が報告されている。本研究では転倒と関連する運動機能のひとつである「起立動作能力」に着目した。起立動作能力とは、最大努力による座位からの立ち上がり動作において、荷重変 [...]
閉じ込めや障害物を設けたときのバクテリアの分子動力学・流体力学シミュレーション 理学府 物理学専攻 界面の影響が無視できるバルクにおけるバクテリアの集団の性質として, 乱れた渦の不規則な発生が挙げられる. 一方で, バクテリアを特定の領域に閉じ込めたり障害物を設けたりすることでバクテリアの渦を制御し, 渦を規則的に配列させられることが実験的に報告されている. しかし, これらの実験の, 界面が果たしている役割やその理論的背景にはまだ明らかではない部分が多い. 本研究は数値シミュレーションを用いて [...]