大脳皮質形成における発生段階依存的な神経幹細胞の運命決定機構の解明 医学系学府 医科学専攻 哺乳類の脳皮質形成において、神経幹細胞の運命は胎生中期にニューロン、後期にアストロサイトなどのグリア細胞へと劇的に転換する。この重要な過程は、細胞内在性のエピジェネティクス機構により厳密に制御され、発生段階ごとの特徴的なエピゲノムにより規定される、転写因子の結合領域制御が細胞運命を決定するが、エピゲノム動態の時間的推移を制御する分子基盤には未解明な点が多い。これまで広く用いられてきたバルクシーケン [...]
歯科矯正用アンカースクリューにおける患者別3次元不均質性骨モデルを用いた有限要素解析の臨床診断への応用 歯学府 歯学専攻 【研究の背景】 歯科矯正用アンカースクリュー (以下、スクリュー)は患者の協力を必要とせず絶対的な固定を実現できるなど多くの利点があり、現代矯正歯科治療の主役の一つであるといっても過言ではない。スクリューの成功率は80%前後との報告があり、脱落因子として患者性質・埋入方法・スクリュー形状など様々な因子が挙げられてはいるが、スクリューの脱落を予測することは未だ困難であるというのが現状である。 [...]
PPATを阻害標的とした小細胞肺がんに対する新規的かつ効果的治療薬の創出 医学系学府 医学専攻 小細胞肺がんに対する標準治療は1985年に認可されたシスプラチンを主体とした化学療法である。それから約30年以上経過した現在に至るまで、小細胞肺がんに対する特異的かつ効果的な治療薬は開発されていない。そのため、小細胞肺がんにおける新規治療法の樹立が待望されている (Koinis et al., Transl. Lung Cancer Res. 2016) 。このような背景から、所属する研究室が次世 [...]