思春期における局所的なスパイン形成とその障害が高次認知機能の獲得に果たす役割
- 医学系学府 医学専攻
ヒトの脳は高次認知機能を有し、これには思春期以降の回路発達が重要であると考えられている。思春期に発症する統合失調症の原因は、思春期の過剰なシナプス刈り込みによるスパイン数の減少であるとされている。しかし、大脳皮質の発達過程での異常が何らかの形で表れると考えられるPTニューロンの尖端樹状突起では、むしろ顕著にスパイン数が増加することがわかった。本研究では「樹状突起の場所特異的なスパイン増加が思春期に [...]
研究キーワード
- 樹状突起スパイン
- 統合失調症
- 大脳新皮質
- 思春期
- 精神疾患