アクティブコレクションとしてのデザイン-触知による知識形成の教育モデルの開発- 芸術工学府 芸術工学専攻 世界の博物館では、コレクションを単なる保存対象ではなく、教育・研究資源として活用する動きが進んでいる。特にデザインは「使用」を伴うため、触知を通じた身体的経験が重要である。本研究では、デザイン資料を「アクティブコレクション」として再定義し、触れる・比較する・対話するといった行為を通じた教育モデルを構築する。理論整理、展示・ワークショップの実践調査、行動分析を通して、触知による知識形成の可能性を検証 [...]
空範疇の言語処理における神経基盤の解明 人文科学府 言語・文学専攻 空範疇とは、意味的特徴を持つが発音されない単語を指す。例えば、以下の質問 “What did John buy Δ? “において、Δは空範疇である。空範疇は言語の計算システムや、意味や音といった他の言語システムとのインターフェースの鍵となる。これまでさまざまなタイプの空範疇が提案され、理論言語学で多くの注目と論争を巻き起こしてきた。理論言語学で空範疇が絶え間なく注目される理 [...]
高次元ゲージ理論から導くインフレーション模型の構築と宇宙論への理論的架橋 理学府 物理学専攻 私は、高次元ゲージ理論を用いてヒルトップ型インフレーションの物理的起源を解明することを目的としている。ヒルトップ型インフレーションは観測と整合する有力な模型であるが、その理論的構築には標準模型を超える理論(BSM)が必要とされ、従来の研究は限定的である。本研究では、5次元U(1)ゲージ理論に基づき、余剰次元に由来するスカラー場が自然にヒルトップ型のポテンシャルを持つ模型を構築し、再加熱過程や暗黒物 [...]
文化の公共性について――ハンナ・アーレントの政治思想から 地球社会統合科学府 地球社会統合科学専攻 本研究のテーマは「〈文化〉の公共性とは何か」である。ここで言われる〈文化〉とはある地域の習慣等を指しているのではなく、芸術作品や建築物など「文化的なもの」に関わる活動を指している。この活動内容を明らかにするために、「文化」に独自の考えを持つ20世紀を代表する政治思想家ハンナ・アーレント (1906-1975)に着目した。本研究はアーレントの文化論を明らかにするを課題として〈文化〉の公共性について考 [...]
教育レコメンダーシステムの説明可能性を向上させるための手法 システム情報科学府 情報理工学専攻 研究背景と目的/Research Background and Purpose 現在の教育レコメンダーシステムは、透明性が十分ではなく、ユーザーの信頼とエンゲージメントの低下を招いています。これらのシステムは精度において進展を遂げた一方で、特定のコースが推奨される理由をユーザーが理解するための「説明可能性」を大きく無視しています。また、十分かつ効果的な説明を提供することができず、ユーザーの信頼を高 [...]
女子中高生のエンパワメントを促すアートベースの英語教育 芸術工学府 芸術工学専攻 In Japanese secondary school settings, English language anxiety often plagues even the most proficient and is shaped by an overly test-oriented system in which behaviorist methods persist, as well as [...]
partition statisticsの生成関数に関する構造的研究 数理学府 数理学専攻 本研究では,partition statistics の組合せ論的構造と,その生成関数に現れるモジュラー構造との関係を調べる。rank, crank, GBG-rank などを比較し,それぞれの特徴が生成関数にどのように反映されるかを分析する。特に q 級数,モジュラー形式,mock modular form との関係に注目し,partition theory とモジュラー形式のつながりを体系的に [...]
20世紀欧米における東欧系ユダヤ移民とアナーキスト:移民史から越境者の交流史へ 人文科学府 歴史空間論専攻 近現代ヨーロッパ・アメリカ史を専門としています。特に移民やアナーキズム運動、社会運動について、国民国家という枠組みに捉われずに研究することに取り組んでいます。具体的には、19世紀末から20世紀前半にかけて活躍したドイツ系アナーキストである、ルドルフ・ロッカー(Rudolf Rocker, 1873-1958)を分析軸として、彼と東欧系ユダヤ移民や、地域社会の労働者との交流について考察しています。こ [...]