担持金属酸化物を触媒とする可視光酸化を経由した硫黄単体が遊離する新規脱硫法の開発 理学府 化学専攻 近年、脱硫コスト低減を目的とした常温・大気圧下で実施可能な脱硫手法の開発が求められている。しかし、これまでの提案手法では高濃度の硫黄化合物を含む燃料では十分に脱硫できないことや、大量の廃液が生じることなどの課題がある。本研究では、担持金属酸化物を触媒とする硫黄酸化物の可視光酸化反応と次ぐ紫外光による分解により、単体硫黄のみを沈殿として除去する新規脱硫法開発を目指す。
ガーナ南西部から復元する古原生代の深海底堆積環境 理学府 地球惑星科学専攻 今から約22億年前に形成された地質体がガーナ南西部に分布する。この地質体は西アフリカに広く分布しBirimian帯と呼ばれる。私がBirimian帯で重要視するのは、約22億年前の海洋島弧火山列がプレートテクトニクスにより複数衝突して形成されたという点と、その過程で当時の火山島から海底までの地層が現在の陸上に表れている点である。さらにもう一つ重要な特徴は22億年前という時代背景であり、これは古原生 [...]
臨海部における地盤高と土壌環境が植栽樹木の生長に及ぼす影響について -博多港・北九州港緑地を事例として- 芸術工学府 芸術工学専攻 臨海部の厳しい自然環境下に形成された緑地は、主に潮風による環境圧や土壌による植栽基盤などによって生育が不十分なものや枯死する樹木が発生し、最適な生育環境とはいえない。そのため、より良い生育環境の整備には多くの知見が必要である。 本研究は、臨海部における植栽樹木の生長要因として地盤高と土壌水分環境に着目し、福岡県の博多港・北九州港の緑地を研究対象地として樹木の植生・土壌調査、分析を行う。また、植栽基 [...]
地下水–地表水連成モデルにおける降雨の斜面安定性への影響 工学府 土木工学専攻 本研究は、降雨による斜面災害の発生メカニズムを解明し、IoT技術とAIを活用した新たな地すべり予測・警報システムを開発することを目的としています。特に、地下水と表面水の連成モデルに基づいて斜面の安定性に与える降雨の影響を評価し、リアルタイムかつ高精度な監視と予測を可能にする枠組みの構築を目指します。 研究は以下構成されます。第一に、防災監視ネットワークとしてLoRa技術を中心としたLPWA(低消費 [...]
環境に優しい食用コーティングおよびフィルム用途向けのバナナ皮ベースの天然製品 生物資源環境科学府 資源生物科学専攻 本研究は、バナナの皮をはじめとする果皮に含まれる多糖類・タンパク質・脂質などの天然成分を活用し、環境にやさしい可食性コーティング材の開発を目指す。食品廃棄物の高付加価値化と資源循環を図り、保存性の向上やプラスチック使用の削減に貢献する。食品・包装企業との連携により、実用的かつ持続可能な製品の社会実装を目指す。
水素燃料電池バスの普及率予測と環境影響評価に関する研究 経済学府 経済システム専攻 世界的なエネルギー需要が増加する中、輸送部門は世界のCO₂排出量の23%を占めており、その脱炭素化は国際的な気候目標の達成に向けて極めて重要となっています。電動バスは多くの地域ですでに広く導入されていますが、充電時間の長さ、走行距離の制限、再生可能エネルギーへの依存といった課題があり、特定の状況下ではその性能に制約が生じる可能性があります。これに対し、水素燃料電池バス(FCB)は、短時間での燃料補 [...]
熱プラズマを用いて金属ドープセラミックナノ粒子の合成 工学府 化学工学専攻 セラミック材料は、優れた熱安定性、高い誘電率、および低い製造コストにより、多くの注目を集めている。したがって、セラミック材料は、水分解触媒、コンデンサ、集積回路の拡散障壁など、多くの分野で広く応用されている。金属をドーピングすると、機械的特性、光学的特性、触媒性能が向上すると報告されている。高周波誘導熱プラズマは、他の方法に比べて一段階合成であり、急冷速度が速いため、理想的な合成方法と認められてい [...]
水素エネルギーを組み込んだ総合エネルギーシステムに対するマルチタイムスケール最適管理手法 人間環境学府 空間システム専攻 現在のエネルギーシステムでは、カーボンニュートラルの実現に向けて大きな変革が発生しています。水素、バイオマス、再生可能エネルギーなど新たなエネルギー源が、従来の化石燃料に代わって導入されます。再生可能エネルギーの高い導入率に伴う変動性に対応するため、エネルギー貯蔵設備の導入が進められ、より安定かつ信頼性の高いエネルギー供給が可能となっています。マイクログリッドに組み込まれたコージェネレーション(C [...]