中小規模オフィスにおける利用者の行動とエネルギー消費の関係分析に基づく省エネ診断及びフィードバックシステムの設計とその省エネ効果 人間環境学府 空間システム専攻 本研究では、中小規模オフィスに焦点を当て、利用者の行動とエネルギー消費の関連性を分析し、行動変容による省エネ効果を追求するためのフィードバックおよび省エネ診断システムを設計することを目的とする。機械学習の手法を用いて電力消費量の用途分類や推測を実現する。さらに、EnergyPlusを活用してデータベースを構築し、機械学習を通じて利用者の行動におけるエネルギー消費モデルを構築し、快適性と省エネ効果を [...]
人工衛星データを用いた斜面崩壊に伴う地表変化箇所の定量的な抽出と斜面変動状況の観測 工学府 土木工学専攻 斜面崩壊は,地球物理学的,気象学的要因によって引き起こされる地形変化のプロセスであり,その原因として,豪雨や地震などの災害が挙げられる。現在,航空写真や光学衛星画像に基づく目視判読により,被災箇所を抽出しているが,天候による制限や時間と人力がかかるという欠点を有する。本研究では,天候に左右されない人工衛星データを用いて,斜面崩壊に伴う地表面変化箇所を定量的に抽出する方法を提案し,人工衛星を用いて地 [...]
気候変動に関する国家政策と株式市場の機関化が企業価値に与える影響:国際データを用いた実証研究 経済学府 経済工学専攻 ネットゼロ目標および関連する規制は、企業に低排出生産およびマーケティング実践を採用するよう圧力をかけている。企業がこれらの新しい基準を満たすために低排出技術に投資しなければならないため、このようなグリーン投資は短期的には企業の財務パフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性がある(移行リスクの視点)。一方で、機関投資家は個人投資家より成熟した判断力を持つため、環境に優しい行動の価値を認識することができる。 [...]
使用実践から生成される衣服設計構造 ― 人間の能力を拡張するインターフェースとしての衣服 芸術工学府 芸術工学専攻 日本の建設現場では猛暑の常態化により、作業者の安全確保と施工継続の両立が重要課題となっている。本研究は、空調服など既存冷却作業着の限界を踏まえ、建設現場の実際の使用環境とニーズを起点に、持続的な快適性を支える次世代冷却作業着の設計手法を探る。現場調査、プロトタイプ制作、着用実践を反復し、衣服を人間の能力を拡張するインターフェースとして捉えた、実践的かつ応用可能な設計フレームワークの構築を目指す。
Laser ionization mass spectrometry for analysis of environmental pollutants 芸術工学府 芸術工学専攻 There are many persistent organic pollutants in the environment and it is necessary to develop an analytical method for measuring these substances. In my dissertation, I develop a new technique for tr [...]
擬似全球温暖化気候に対する東アジア太平洋地域の夏季の台風活動および関連降水の応答 理学府 地球惑星科学専攻 この研究は、東アジア・太平洋地域における夏季の熱帯低気圧(TC)および関連する豪雨に対する地球温暖化の潜在的影響を明らかにすることを目的としています。本研究は、過去の気候データおよび数値シミュレーションモデルを用いて、過去のTCの傾向を分析し、様々な気候シナリオ下での将来の挙動を予測します。革新的な試みとして、東アジア全域にわたる気候モデルシミュレーションの結果を改善し、TCの挙動を正確に描写する [...]
固体酸化物電解セル(SOEC)の共電解における化学反応を伴う電気化学反応の原理解明およ数値解析手法の構築 工学府 水素エネルギーシステム専攻 カーボンニュートラル社会の実現には、水素の製造および二酸化炭素の有効利用技術が不可欠である。近年、固体酸化物電解セル(SOEC)による水蒸気とCO₂の共電解が注目されている。しかし、共電解時には電気化学反応に加えて複数の化学反応が同時に発生し、セル内部は吸熱反応と発熱反応が混在する複雑な反応場となる。その結果、局所的な過熱によってセルが劣化する可能性がある。現時点では、このような内部の詳細な共電解 [...]
CFRP―金属直接接合界面の温度とひずみ速度依存破壊挙動の研究 工学府 航空宇宙工学専攻 CFRPと金属の直接接合は軽量化に有効だが、熱膨張差による残留応力や、温度・荷重速度の複合効果下での破壊機構は未解明である。本研究はCFRP/アルミニウム直接接合界面の破壊靭性を−70〜100℃・準静的から衝撃まで体系的に評価する。開口・せん断モードの試験から結合力領域モデル(CZM)を構築・有限要素法に実装し、eVTOL等次世代モビリティの信頼性設計に資する破壊予測手法の確立を目指す。