一酸化炭素デヒドロゲナーゼモデル錯体を用いた常温常圧下での逆水性ガスシフト反応の構築 工学府 応用化学専攻 カーボンニュートラル実現に向けた取り組みの一つとしてCO2から工業的に有用なCOへの変換反応が研究されている。本研究では、天然の酵素から着想を得ることで、H2の電子を用いてCO2をCOに還元する逆水性ガスシフト反応触媒の開発を目指す。
吸着脱着現象を用いた空調システムに関する研究 総合理工学府 総合理工学専攻 近年,産業の発達と共に大気汚染や地球温暖化といった環境問題が重要な課題となってきた.こういった問題の解決策の一つに,吸着脱着現象を用いた空調システムの普及拡大が注目されている.吸着過程は,吸着剤の固体表面と吸着質分子の相互作用であり,吸着式ヒートポンプは吸着脱着過程での熱移動を利用した冷暖房や冷凍サイクルなどの空調システムである.産業現場から排出される排熱や自然エネルギーなど100度以下の低温エネ [...]
カチオン性多環芳香族分子の集積による高速アニオン伝導材料の創製 工学府 化学システム工学専攻 固体高分子燃料電池 (PEFC) は次世代のクリーンな電源として自動車などでの実用が始まっている。しかし強酸環境の腐食性ゆえに電極触媒として高価な白金を使用しなければならず、低コスト化が困難であった。一方、塩基性で発電する「アニオン交換膜型」燃料電池 (AEMFC) は、鉄やカーボンなどの安価な触媒が使用できるため低コスト化が可能であり、また酸素還元の活性化過電圧が小さく、起電力が大きいことから、 [...]
オリオン座分子雲3(OMC-3)における星なしコアと原始星コアの偏波観測 理学府 地球惑星科学専攻 アタカマ大型ミリ波/サブミリ波干渉計(ALMA)で得られた波長1.1mm連続波観測データを用いて、オリオン分子雲3(OMC-3)における7つの星なしコアと原始星コアのダスト連続波と直線偏波画像を作成しました。これらの画像を用いて、コアの進化に伴う偏光度、偏波率なとを調べることにより、磁場構造と形態を調べることができます。磁場がコアのさまざまな進化段階でどのように変化するかを明らかにすることであり、 [...]
核融合炉周辺プラズマ領域における大角度散乱の利用による熱負荷除去新手法 工学府 量子物理工学専攻 核融合炉は次世代のエネルギー源として世界中で研究が行われている。中でも最も有望と考えられている磁場閉じ込め方式のDT核融合炉では、高温のプラズマをトーラス容器中に磁場で閉じ込め、壁の損傷を防ぐ。一部漏れ出したプラズマを「ダイバータ板」と呼ばれる金属板へと導くが、ダイバータ板に甚大な熱負荷がかかる。ダイバータ板にかかる熱負荷の除去は、核融合炉実現のための最重要課題の一つである。 イオン-中性粒子(分 [...]
重水トレーサーを用いた根から葉までの樹木水移動ネットワークの解明 生物資源環境科学府 環境農学専攻 従来の樹木の組織レベルでの通水経路解析では切断した樹幹からトレーサーが導入されてきた。しかし、樹木は幹切断面ではなく根から水を吸収するため、根から葉までの通水経路を把握必要がある。本研究では、最外年輪のみ接続した当年根に水と同じ挙動を示す重水トレーサーを導入し、最外年輪からより内側への水移動がどのように生じるかを検討した。
市街地風環境評価における確率的予測手法の提案 総合理工学府 総合理工学専攻 都市域風環境は,屋内外での人々の安全性や快適性に深く結びついている.例えば,高層建物群によるビル風,ヒートアイランド現象,COVID-19感染症問題で再注目されている室内換気量など多岐にわたる.環境評価において風速の発生頻度と大きさを定量化することが必要であることから,風洞実験や数値流体力学による基礎研究が行われてきた. 一般的に,風環境評価方法として,風速の時系列データを取得し,時系列処理によっ [...]
Co-NHC錯体を触媒とする水からの水素生成反応に関する電気化学的研究 理学府 化学専攻 太陽光をエネルギー源とした水の完全分解反応に基づく水素製造法は、環境に負荷を与えることなくエネルギー変換が可能な点で重要視されている。当研究室では以前、N-heterocyclic carbeneを配位子に有するCo-NHCが、低い反応駆動力下においても水からの光化学的な水素生成触媒反応を促進することを見出した。本研究では、Co-NHCの活性制御因子を解き明かすことを目的とし、水溶液中におけるCo [...]