機械学習を活用した日本全国に適用可能な災害リスク評価手法の開発 工学府 土木工学専攻 現在までの防災研究は,地震や洪水ごとに発生メカニズムの解明や事後対応の調査等,災害サイクルの発災から応急対応に重点を置いた研究が中心であり,その成果がその後の災害の発生の予知・予測に活用された実績は少ない。災害対応の第一次的な主体である地方自治体では,気象情報である降水量や河川水位,住民からの通報等の情報から防災担当者の知識や経験に基づいた避難判断を行っているのが実情であり,明確な判断基準がないま [...]
意味論に基づく人物再同定手法に関する研究 芸術工学府 芸術工学専攻 ビデオ監視は治安を維持し、犯罪に対応する重要な手段の一つである。ビデオ監視の一般的な応用は容疑者の捜査である。学術的に、人物再同定と呼ばれる。人物再同定とは、複数カメラ間で同じ人物を発見することである。しかし、従来の人手による方法の効率が低い、精度も悪い。そして、コンピュータによる自動的な方法が注目されている。 ディープラーニングベースの方法は、従来の方法に比べて正解率は高い。しかし、大規模なニュ [...]
超低消費電力AIハードウェアのための生体神経回路設計 システム情報科学府 電気電子工学専攻 本研究は、生物の神経回路を模倣したAI演算ハードウェアの開発を目指し、従来のデジタル回路と比べて電力消費を大幅に削減します。特に、神経回路を基盤とした低消費電力ハードウェアをIoTデバイスに応用し、情報処理と学習の両方での省電力化を実現することを目指します。これにより、IoT技術のエネルギー効率と知能化を両立させることができます。さらに、開発したハードウェアは、バイオメディカルエンジニアリング分野 [...]
析出強化に伴う脆性-延性遷移温度上昇量の定量予測の実現 工学府 材料工学専攻 構造材料として広く用いられる鉄鋼材料では,たとえ室温で延性を示していても,低温では脆性的に破壊する「脆性-延性遷移」と呼ばれる現象が発現する.近年,構造材料には更なる高強度化が求められているが,一般に金属材料は強化するほど脆化する温度(遷移温度)が上昇するため,遷移温度上昇量の定量予測は材料設計上の重要課題とされている.しかし,遷移温度予測の殆どは経験則に依存しており,物理モデルに基づく定量的な予 [...]
ミュージアムにおける展⽰照明について-演⾊性、輝度分布の均衡から考える作品ごとの照明の適正化- 人間環境学府 空間システム専攻 温室効果ガスの削減、水銀の規制、原発稼働問題による消費電力削減により、白熱球や蛍光灯などの従来の照明からLED照明への切り替えが行われてきました。 ミュージアムも例外ではなく、新築の施設はもちろん、古い施設においてもLEDの導入が進められている最中です。赤外線の多い白熱球からLEDになることによって、熱による損傷が減ることが知られています。 照明の適正化の検討のために、PCソフトを用いてシュミレー [...]
イオン貯蔵のためのマイエナイト系籠型結晶の開発 工学府 応用化学専攻 C12A7は正に帯電したケージ状の構造を有し、その電荷補償のためにケージ内にアニオンを包接する。通常、包接ケージには水酸化物イオンが入っており、他のアニオンや電子に置換することでさまざまな特性が発現する。当グループではC12A7の単相合成に成功している。また、ケージに包接可能なアニオン数を増やすことを目的として、C12A7を構成するAlサイトの一部を荷電子数の異なるSiで置換することに成功している [...]
沖縄における中大規模木造建築物の生産システム構築に関する建築設計方法論 芸術工学府 芸術工学専攻 「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」は、2021年に「脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用の促進に関する法律」へと発展的に改正され、法律の対象が「公共建築物」から「建築物一般」に拡大された。公共建築物の木造化は、今後の木材利用促進の上で重要性が高まると考えられるが、2012年以降の沖縄県では木造の県整備公共建築物は1棟も存在せず、中大規模木造建築物の生産シス [...]
高齢者の健康づくりを促進する臨床動作法を継続的に提供するシステムづくり 人間環境学府 人間共生システム専攻 令和6年の内閣府の発表によると現在の高齢化率は29.1%と世界で最も高い水準となるなど,高齢者の課題に則した支援の充実が求められている(内閣府,2024)。高齢者支援の実践において、コミュニティの存在と支援の実践の両者を含めた検討において、支援の効果とコミュニティの実態について詳細に検討が困難だとされている。これは、高齢者に対する地域での心理支援の実践例の少なさと、地域性などの測定が困難であること [...]