江戸後期における漢詩の日本化についての研究 人文科学府 言語・文学専攻 本研究は、江戸後期の性霊派詩人によって鼓吹された性霊詩風がもたらした、一般的な現象としての「漢詩の日本化」を究明するものである。十八世紀中頃、徂徠学の隆盛に伴い、中国の詩文を模倣する詩風は日本の詩壇を席巻するようになった。性霊派の詩人たちは、徂徠一門の模倣主義を批判しながら、多くの日本的要素がある漢詩を詠じた。本研究では、性霊派の紀行詩・和歌題漢詩・題画詩・田園詩などを検討し、江戸後期における「漢 [...]
土器の専門化、社会組織と国家の誕生: 陶寺文化と二里頭文化の比較研究 地球社会統合科学府 地球社会統合科学専攻 土器の専門化と社会の複雑化には強い結びつきがある。 多くの学者は、土器の専門化の度 合いと社会の発展には正の相関があると考えている。 世界各地の初期文明の研究において、初 期国家の出現は高度な社会的洗練の結果であり、土器の専門化と表裏一体の関係にあると考えら れている。 しかし、一般に欧米の学者によって提唱され、欧米での考古学的実践に基づく研究 モデルの存在は、東アジアの考古学研究 [...]
非推移的サイコロのゲーム設計と効率的学習の条件について システム情報科学府 情報理工学専攻 サイコロゲームは、各プレイヤーがサイコロセットからサイコロを選択し、サイコロを振る確率的なゲームであり、サイコロの目の数が多いプレイヤーが勝利する。ゲームの公平性を確保するためには、サイコロセットが非推移性を持つことが重要ですある。本研究では、非推移的なサイコロセットの設計を考慮する。その後、オンライン学習の観点から効率的に学習できるゲームを設計するために、サイコロゲームに注目し、ゲームの条件を考 [...]
自己嫌悪感における認知バイアスの特徴 人間環境学府 行動システム専攻 自己嫌悪は「客観的事実はどうであれ、否定的な感情や事象が自分自身に由来するとし、自分が自分自身のことをいやだと感じることである」と定義されている。自己嫌悪感は主にうつ病、自殺念慮、摂食問題とダイエット習慣と関連する。感情障害において、ある特定の刺激に対する認知バイアスが指摘されている。特に、注意・記憶バイアスは感情障害の症状を持続させ、さらには悪化させる。 本研究は、高い自己嫌悪感を持つ人の認知バ [...]